▲ [column] モーヲタあってのメロン人気 / 2002.3.8
メロン記念日が最近勢いに乗りつつある。私にとっては、中途半端なルックスとキャラクターしかない、とてつもなく中途半端なアイドルグループにしか見えない。しかし、実際にメロンはモーヲタの間でもかなりの人気を持っている。

どうやらヲタの中には、現在のような爆発的な人気を得る前の昔の娘。にメロンをシンクロさせているやつが多いようだ。

人気を得る前の娘。を知っているということが、娘。とともに自分は成長してきたんだという証となり、精神的な部分で他のヲタよりも優位に立てる。そして、娘。が人気を得てからファンとなったやつらと差別化を図ることができる。そもそもヲタは、自分のヲタ度が他人よりも高いことを何よりも誇りに思っている生き物だ。
メロンが勢いに乗ることが、モーヲタの間でこれほどまでに話題となっているのはまさにここにある。

自分は人気が出る前からメロンを応援していた、注目していたというつまるところ自己満足が、自分をヲタとしてより高いものへと押上げると錯覚をする。そして、メロンが今よりももっと大きな人気を得た時、他人よりも優れた自分のヲタぶりに陶酔することができるのだ。

しかしここには大きな落とし穴がある。
娘。の人気は娘。自身で築き上げたものであるのに対し、メロンの人気は娘。の人気に便乗して得た人気だ。つまり、娘。以上に人気が出ることはありえないし、娘。の終わりとともにそのまま消えていく運命なのだ。これは、小室ファミリーの全てが安室の衰退とともに消えていったことで実証済み。そして、このことはプロデューサーのつんく♂にも言える事であり、つんく♂にとってもメロンにとってもやはり娘。が全てなのだ。

結局のところ私が言いたいことは、メロンなんか応援したってヲタの間でしか人気でないだろうし、無駄だよってこと。なぜならば、妄想で侵されていない正常な人間にとって、メロン記念日はただのブサイクな4人グループにしか見えないからだ。
悲しいことだが、今のメロン人気はこうしたモーヲタの、みっともない見栄によって作られた、いわゆる幻想的な人気に過ぎないのである。

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