▲ [column] 市井再デビューが面白くない人物 / 2002.4.10
市井紗耶香がたいせーと新ユニットで4・24デビューするという。ユニット名は「市井紗耶香 in CUBIC-CROSS」だそうだ。

シンガー・ソングライターをめざして娘。を卒業した市井の再デビュー。しかし、彼女のデビューに関して面白くないと思う人間はメンバーの中にはいないのか?「シンガー・ソングライターになってもいないのに、ちゃっかりデビューしてんじゃねーよ!」って思う奴はいないのか?少なくとも私はそう思ったが。

おそらく、飯田、保田あたりはそう思っているのではないだろうか。というのも、この二人はいつ自分が「戦力外通告」をされてしまうのかと、毎日脅えながら仕事をしている。大きなツアーが始まる前は不安でしょうがないだろう。誰かが卒業する際は、ツアーの最終日に「卒業します宣言」をするのが習わしになっているからだ。

しかし、今まで「卒業」していった4人のメンバーのうち、中澤だけは卒業ではなく「クビ」だった。この二人は、中澤のクビを目の当たりにしてきた人間の一人だ。つまり、娘。の卒業には、自分自身の意思によるものと、そうでないものがあるということを知っている。

二人は、現メンバーを考えて次にクビにされるのは自分達だと思っている。特に最近、保田が番組で「私は絶対にやめません」といった発言をするのが目立つ。以前にもこう発言してやめていった人間がいた。そう、中澤だ。どうも私には、保田が中澤の後を追っているように思えてならない。

だが、中澤はまだよかった。中澤は娘。にいるときからソロで活動をしていたからだ。しかし、飯田、保田はソロでの活動などほとんどない。ソロデビューの展望が見えてこないこの二人にとっては、「娘。卒業」は芸能生活を続けていく上での死活問題だ。

自分自身がこんな危機にさらされている中で、自分の意思で「卒業」していった市井の再デビューなぞ面白いわけがない。「応援している」なんてのは上っ面だけ。本心では「失敗しちまえ!」って思っているのは当然だろう。
たとえ友人だろうが、知人だろうが、先輩だろうが、後輩だろうが、元メンバーだろうが、自分以外の人間の成功を祝福する気持ちなど芸能人にとっては無用の長物。そんなものがあるやつは芸能界では成功しないだろうし、紛いなりにも娘。の一員としてある程度の成功を収めたこの二人であるなら、そんな気持ちがあるはずがないということは想像に難しくない。
そうやって思うことが自然であるし、そう思っている飯田、保田は性格が悪いということではない。人の不幸から自分の成功が始まるというのは決して言い過ぎでた事ではないのだ。

おそらくこういった理由から、この二人のほうが世の中のアンチ市井以上に、市井再デビューなんか失敗してしまえと強く思っているのではないだろうか。

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