▲ [column] 「Do it!Now」に託された最後の希望 / 2002.7.29
ハロープロジェクトキッズなどという完全にふざけきった不愉快プロジェクトが発動して1ヶ月程が経とうとしている。

私はこのハロープロジェクトキッズなるものは断じて許せないし、受け入れることなど絶対に出来ないので、この話題をテレビで目にするたびに不愉快な思いで満たされるわけだが、人によってはこのことに関しては特になんとも思っていないものも多いようだ。「別に特に変わることは無いんじゃないの?」などと思っているやつらもいるらしいのだが、こいつらは本気か?誰がどう見たってわかりきった事実がここにある。

このガキどもの参入は、まさしくハロプロ全体の幼児化を助長する要因。それ以外の何ものでもない。

残念ながら、ハロプロ幼児化へのプロジェクトは着実に進行している。もうサイは投げられてしまったのだ。

私は「ティンティンタウン」という番組を見て、この事実を確信した。この番組のあまりの不毛ぶりは、私を発狂しそうにさせ、もともと子供好きではない私をさらなる子供嫌いにさせ、最終的には出演している娘。達をもを憎らしくさせてしまうほどだった。もちろんそれは筋違いであることは分かっているが、そんな冷静な判断も狂わせてしまうほどの酷さだったのだ。
番組内容については特に触れない。自らの目で確認してもらいたい。

しかし、どういうことだ。短期間でのこのあまりの変わり様は。

最も大きな問題はこのプロジェクトは「子供も視野に入れた」というものではなく、「完全に子供だけにターゲットを絞った」プロジェクトであるということだ。

これはまさしくヲタどもに対する決別宣言である。せっせと貯めこんだなけなしのお金を貢ぐように吐き出し、娘。達の為ならばと身を削ってきたヲタどもに対する決別宣言なのだ。まるでつんくが「もう、お前らはいらねーよ。お前らみたいなイタイやつらは、娘。にとって逆にマイナスなんだよ。」とでも言っているかのようだ。いや、恐らく奴はそう思っているに違いない。

このような事実をヲタどもはどう思っているのか。頭にこないのか?

私は、ハロプロに対しては大して売り上げに貢献していないし、私が言える様なことではないのは十分承知だが、そんな私でさえ頭に来るようなことなのである。ヲタならさらに頭にくるのが自然だろう。

私にとってさらに許されなかったのが、上述のこの腐った番組に松浦亜弥までもが出演していたということである。すでに面子からして以前から徐々に幼児化が見え始めてきていた娘。に関しては、まだ何とか許せた。娘。の場合、「卒業」さえしてしまえば、この様なおふざけプロジェクトから手を引くことが出来るのだから。

しかしソロ活動である松浦亜弥に卒業はない。それはつまり、これから先もこのままいくということか?断じて許されない。幼児向けと化した松浦亜弥を見るくらいなら、完全にテレビから消えてもらってくれた方がまだ諦めがつくというものだ。

もう実際に進行してしまい、完結すら目前と迫っているこの許しがたいプロジェクトを打ち砕く術は無いのか。

実は最後の希望の光が今回の新曲「Do it! Now」なのである。何故突然今までの流れから考えると明らかに不自然である曲調の歌がリリースされたのか?それはまさしく、今回の曲がつんくの最後の見極めの曲だからだ。

つまり、こういった曲調で果たしてどこまでいけるのか、どういった反応を示すのかということを、プロジェクトを完結する前に最後にもう一度だけ見ておこうということなのである。これは、今までのようなアップテンポな曲調だとダメだった。子供の喰い付きを出来る限り抑えるということが必要だったから。だから今回のような曲調で仕上げてきた。言ってみれば最後の見切りだ。つんくの「今回の歌はある意味賭けである。」という言葉がその信憑性に拍車を掛けている。

これが今まで以上の売り上げを見せれば、この腐れプロジェクトに歯止めをかけることが出来るかもしれない。すでにかなり進行してしまっているだけに正直それでも厳しいとは思うが、わずかなる希望を託すことは出来る。かなり儚い希望ではあるのだが、これには全てを委ねるほどの価値はあると私は見た。

しかし逆に言うと、この曲が思った以上の売り上げを見せなければ、恐ろしいことに幼児化プロジェクトが完結することとなるのだ。曲がいい、悪いなどは二の次として、この歌は絶対に売れなければならない。今まで以上の売れ行きを見せなければならない。今後の活動方向の全てがこの一曲にかかっているのだから。

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