▲ [column] 新・新生プッチモニ論 / 2003.6.1
ここ最近の、そして数ヶ月先のハロプロ関連リリース情報を見ていると、何故かプッチモニだけ未だに表立って活動していないという事実に誰もが気がつくことだろう。
あの7・31構造改革から、もう10ヶ月も経ったというのに、シングル発売は延期のまま依然未定状態。新生タンポポも新生ミニモニ。もすでに活動を始めていると言うのに、何故プッチモニだけ?と思ってしまうのも、現状を考えると無理もない話である。
そんな事を考えていたら、あることがふと私の脳裏をよぎった。

「藤本美貴がプッチモニのセンターなら面白いなあ」

プッチモニというユニットは、ハロプロにおいて唯一娘。以外でミリオンを達成した、言うなれば伝説的なユニット。現段階で、以前と同じ勢いを期待するのは酷な話ではあるが、つんく♂、事務所の構想上、少なからずタンポポやミニモニ。よりは上にいなければならないユニットである事は想像に難しくない。
腐ってもミリオン。そのブランドにそう簡単に傷をつけるわけにはいかないのである。

しかし、現プッチモニメンバーを考えてみて欲しい。吉澤ひとみ、小川麻琴、アヤカ。
「このメンバーで活動しても果たして売れるのか?成功するのか?」と問われたら、特定の誰かを盲目的に崇拝している人間以外の、正常な感覚を持っている者ならば、はっきりとノーと答えるであろう。

恐らくプッチモニ再編の際、吉澤を中核として、伸び盛りの小川を添え売り出すという、正に理想的な事務所の構想があったものの、突然の吉澤誇大化。挙句には、完全に開き直ったかのような最近のバカキャラぶり。
私はこのバカキャラぶりは自虐的すぎて正直好きにはなれないが、なるほど確かにある意味においては面白いと言えるのかもしれない。ただ、事務所がこういったキャラクターを吉澤に求めていたのかというと正直疑問の余地がある。

しかし、この様な吉澤の目にあまる行動、つまり事務所が求めていなかったキャラを自身で開拓してしまっているという事態に、特に歯止めをかけようとしていないことから考えても、これは吉澤が完全に事務所に見限られてしまった証拠である。
そういったことからも結果的に中心となる軸がなくなってしまった新生プッチモニは空中分解。売出しを予定していたニューシングルも延期という事になったのではないだろうか。

しかし、プッチモニ自体をこのまま終わらせる訳にはいかない。そこで、センターとして売り出すに相応しい人物として、藤本美貴に白羽の矢が立ったという訳だ。
今現在はどのタイミングで吉澤・藤本の入れ替えを発表するのか、そのきっかけを事務所が計っている段階。ただ単に藤本だけを加入させて4人で活動というのが、ヲタを煽らずに一番円滑に事を運ぶことの出来る手段のような気もするが、事務所がこう言っても、恐らくつんく♂が4人のプッチモニという構造を否定しそうなので、これは少し困難であると言わざるを得ない。

シングルリリース延期未定という事実と、藤本美貴という存在、そして吉澤ひとみの堕落ぶりから、私はどうもこのように邪推してしまう訳である。
ただ、私としては、これこそが藤本自身と藤本ヲタとも納得させ、尚且つプッチモニと言うブランドに傷をつけずにすむ最良の手段だと思うわけで、プッチモニに対するつんく♂の思い入れも考慮すると、もしかしたらこれらは単なる邪推ではないのかもしれないとも思うのだ。

「プッチモニの藤本美貴」。
これを想像しただけで、いい意味でとてもワクワクするのは私だけなのだろうか。

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