過去ログ 2003年8月前半


2003.8.1(Fri) / つんく♂擁護論
先日のハロコンの途中に突如流れ出した、つんく♂氏による「安倍なつみ卒業報告」のVTRが、理解不能なほどのハイテンションぶりと、彼特有のいやらしいにやけ笑いとが織り交ざった非常に不謹慎なものだったために、各地で「あれはどうなんだ?」と言った怒りの感想も少なからずあるようですね。

しかしこれってどうもおかしいと思いませんか。何だか釈然としない。

この報告をコンサートの途中でやると決めた時点で、明らかにその後の会場の雰囲気などは予測できたはずです。それに付け加えて、あのハイテンション。正に火に油を注ぐような行為。
誰がどう考えても、この彼のハイテンションぶりは不可解極まりないものです。

そもそも、コンサートの途中で報告する事自体がおかしいと言ってしまえばそれまでですが、ここでは敢えてそのことには触れない事にして、彼のこのハイテンションぶりの不自然さについて考えたいと思います。

気になることは、このハイテンションともう一つ、セリフ丸出しの棒読みコメント。曲がりなりにも彼はドラマにも出演を果たし、俳優業の経験だってあるわけですから、例え渡されたコメントだったにせよ、もうすこしナチュラルな喋りはいくらでも出来たはずです。
つまりこの場合、「出来るのだけども、敢えてそうしなかった」と考える事の方が妥当です。

ハイテンションもまた然り。
これは棒読みのコメントで、まるで感情移入していないことをさらに強調するためにとった行動とすら思えます。事実、「イェイ!」なんていう喜び表現は、わざとらしく喜んでいる様子を強調したいときによく使う表現であり、心の底から喜びが湧き上がってきたときに、とっさに「イェイ!」なんていう喜び方をする人間などは、この世には存在しません。いたとしたらその人はきっとおかしいです。

ここで、つんく♂氏がいたって正常な人間であると仮定すると、やはりこの一連の不可解な行動は「わざとやった結果」であると断定できます。

では何故、彼はわざとこのような行動を取ったのか。

恐らくこれは、彼自身の事務所に対する精一杯の抵抗だったのではないでしょうか。
我々ヲタにとって、安倍なつみがモーニング娘。には重要な存在だったのと同様に、彼自身にとっても安倍なつみという存在は大きかった。一際大きな存在であり、プロデュースを続けていく上で、失う事は考えられない存在だった。もしかしたら、我々ヲタよりも、彼のほうがこの気持ちは強かったのかもしれません。

ハロプロにおける人事采配の決定権は、恐らくつんく♂ではなく事務所にあるとボクは考えます。
そうなると、これは彼自身も望んでいなかった卒業だということにもなり得るのです。
安倍なつみのいないモーニング娘。などモーニング娘。ではない!という彼の心の葛藤。

しかし、そんな心の葛藤がありつつも、所詮は一所属タレントに過ぎない彼に、事務所に真っ向から反対するだけの力などはありません。残念ながら。
そんな状況下で、彼が取った最大限の抵抗が、そして同士とも言える会場のヲタ達に訴えかけた心の叫びこそが、全てこの「イェイ!」に集約されていた。

皆さんはこう考える事は出来ませんか?出来ませんか。そうですか。

しかし、同じ映像を見ても、それをどう捉えるかで見え方は変わってくるもの。
ここでボクが述べた事を心の片隅に置きつつ、好意的にあの映像を見たら、つんく♂の心の叫びみたいなものも、少なからず感じ取る事が出来る気がします。

つんく♂までが敵だなんて思っていたら、ハロプロヲタなんてやってられませんよ。実際。

2003.8.2(Sat) / 保田いじりという技
うたばん話とかスルーしているので、またこいつ見忘れたのか。と思ってしまう早とちり君がいるかもしれませんが、見たっつーの。ちゃんと見たっつーの。

久しぶりにうたばんとしては笑える内容であったため、すでに3度ほど見直したりもしてしまっている訳ですが、それ故に途中の中島美嘉とかZEEBRAとかがどうしようもなく邪魔です。1時間まるまる娘。でいいと思うんですけどね。

ところで、保田さんが抜けたことでうたばんは面白くなくなるのでは、といった懸念を抱いている人も少なからずいたようですが、ボクとしては保田いじりがなくなったからこそうたばんが面白くなると思っていますし、実際にこうして面白くなったんだと思いますよ。そもそも保田さんを弄る事だけで笑いをとろうなんて、石橋氏は手を抜きすぎている訳であり、芸人としてもっと真剣に笑いを取りに行く必要があるわけですよ。彼には。

ボクとしては彼が番組で保田さんに対して「帰って来い」的な発言をしたのは、手軽に笑いを取りにいける存在を欲しているだけであり、ただ単に自分の都合によるものであるとしか思えませんでした。
彼は一度味を占めると、何度も同じネタを使いたがる癖があり、ボクとしてはこれは芸人としてのただの堕落としか思えない訳ですが、今回はかなり苦労している感は伝わったものの、「保田いじり」という使い古した技に頼らなくとも、しっかりと笑いを取ることは出来ていました。

なーんだ。やればできるじゃないか。石橋貴明。

2003.8.3(Sun) / Let's DO 大発見!
今日のハロモニは「モーニング娘。へ100の質問」と題して、100人の人に娘。についての街頭インタビューをし、正にマシンガンの如く質問攻めに合うにもかかわらず、その実100個の質問のうちの10個も拾わないというおそまつ内容でして、垂れ流し感満載の素敵な60分だった訳ですが、なんだかどうもボクは番組を普通に見れていない訳ですよ。

それは、『島田珠代の質問は放置かよ!』だとか、『梨元さん真昼間から気持ち悪いです、あなたのにやけ面は気持ち悪いです。』といったことのせいでもなければ、もちろん、『にぃにぃはキン肉マンマリポーサに似ている(褒め言葉)!大発見!』といった新たな発見のせいでもない訳ですな。

それは結局、約半年後のなっちのいないハロモニでも十分楽しめるようにと、今から違った角度からハロモニを見ようとしている自分がいる事が原因な訳です。素直に見ようとしていない。
言わば卒業卒業卒業卒業。意識していなくても何故か頭に浮かんでくるのはこの2文字な訳ですよ。

その証拠に、番組の途中でなっちがサインを春に変えた(今までのNacciというローマ字サインからアベナツミというカタカナサインに変えた)というのを聞いたときに、「あ〜。春には卒業後のこととか、そういう話もちらほら出ていたのかなあ、やっぱり。」だとか「そうするとこれは、“モーニング娘。のなっち”から“ソロシンガー安倍なつみ”への精神的な成長の現われなのかなあ。」だとか、そんなことを考えてばかり。番組がとてもつまらない。

もっと言うと、「ソロとしてMステとかに出たら、自分のことを“なっち”とは言わずに“私”とかって言っちゃったりするのかしら。そんななっちを俺は見たかないね。」だとか「やっぱりにぃにぃはマリポーサに似ているにゃー(褒め言葉)。突然マッスルリベンジャーとかやってくれないかしら。小川あたりに。」だとか、そんなこと考えてばっかり!番組がちょーつまらない。

しかし、安倍なつみ卒業後のボクの娘。に対する心のよりどころは、もはや藤本美貴ティに託すしかないので、これからは彼女びいきの視点で番組を見るつもりです。
よって、彼女にはこれからはもっともっとキャラクターに磨きをかけて、洗練された物腰のよさを見せてもらいたいですよね。モーニング娘。の顔として、決してこれが「横柄な」という捉え方をされないようなね。

実は今日のハロモニは、随所に意味深な編集の仕方がされていたりしたのですが、敢えてそれについては触れません。触れたところで何にもならないし、それ以上にこんな見方をしていたら、番組がとてもつまらなくなるというのを身をもって体験したので。

それにしてもにぃにぃはマリポーサに似ているなあ(褒め言葉)!Let's DO 大発見!

2003.8.4(Mon) / 握手会フィーバー
最近のハロプロはどうやら握手会フィーバーらしく、思い起こせば6期メンの3人の握手会からはじまり、先日のカントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)の握手会。果てには後藤真希さんの握手会やら、安倍なつみさんの握手会やらが控えているようですね。

まあ、女子高生に黄色い声援を送られてしまうほどのクールなおしゃれ小僧(通称KOZOU←ローマ字表記なところがおしゃれのポイント)として名高いボクとしては、握手会だなんてそんなヲタキッショいイベントなんぞはハナクソ級に興味が湧かない。「握手会に参加したら、真っ当な人生は送れない」といった格言すら自身に掲げるほどの硬派なボクは、「あくしゅか〜い?しらな〜い。」といった感じに、一瞥出来るほどの精神力もかねそろえている訳です。

それゆえ、

いいよな、お前らは!なっちと握手できてよ!マジで羨ましい!ケッ!クソが!

……なんていう感情だって当然湧いてこないわけですよ…。

確かに握手会といえば、夢と希望に溢れるファンタジーなイベント。合法的にタレントさんに「おさわり」する事が出来る、それはもう卒倒モノのイベントな訳です。それが大好きなタレントさんだったら喜びも感慨も一入。数ヶ月前から心躍ってしまうのも、ファンの心理としては当然なのかもしれません。

そんなファンの性が、「ボク握手会に行ってくるよ!ぐへへ!」といったような、ボクから言わせてみれば、それはもう気持ちが悪く、人生をかけた一大カミングアウトのような行為ですらも、軽々しく自サイト上で行わせてしまっている訳ですよね。
しかしこれは、それ程握手会というものが人心を惑わせ、正気を失わせる程の力を持ったイベントであるということも同時に意味している訳です。

あのー。それは分かるんですよー。それは分かるんですけどー。
だからこそ逆に不思議なのがー、この握手会イベントに関しては、すでに終わってしまった後の情報しか入ってこなかったのはこれいかに?って事なんですよー。
いやいやいや!間違いなくボクが事前に情報をゲットすることを怠っていただけだと思うんですけどね!握手会って夢溢れるファンタジーですもんね!ファンの間で事前に沸かない訳がないですもんね!

いやしかしどうにもこうにもボクは腑に落ちない。

▲ [TEXT] 2003.8.5(Tue) / さくらとおとめは企画モノ?
なんかさくら組とおとめ組が9月にそれぞれシングルをリリースするみたいですけど、どちらも18日で同日発売じゃないですか。でもこれっておかしいとは思いませんか?一体どこに同日発売にする必要性があると言うのでしょう。

そもそもさくら組、おとめ組の分割は、もちろん増えすぎてしまった事への対策というのも考えられますが、それ以上に「モーニング娘。」という冠をつけたグループを単純に2つに増やす事によって、少しでも売上げを伸ばそうという考えのもとに取られた措置だとボクは認識していた訳で、そうなると同日発売ではなく、それぞれリリース日を変えた方がよっぽど賢い戦略だと思うのですが、はて?

同日発売だとグループ間の売上げの差が明確に表れてしまうわけで、不幸にも売上げが劣ってしまった方の組には、「モーニング娘。の負け組」のようなイメージが定着してしまう恐れもあり、どちらの組にも売上げを期待したいのであれば、この様なイメージを持たせない事がとりわけ重要である事は明らかです。2つに分割してしまった事で、何をしなくても確実に「比較」されてしまうのですから。
にもかかわらず、なぜ己から比較しやすいような状況を作るのでしょうか。同日発売にすることによる利点が全く見つかりません。

しかしこれらからも、どうも今回の「さくら組」「おとめ組」は1回きりで、今後の活動は見合わせになったといった感じが強くします。

安倍なつみの卒業がはっきりと決定してしまった今、このさくら組とおとめ組という2分割の措置には、正直言って違和感がありまくり。藤本美貴と安倍なつみという人間がいるからこそ、この2分割は成り立つとボクは思っているので、その一方の安倍なつみが卒業するとなると、2分割する事で当初期待していた効果などは望めるはずもありません。

もしかしたら安倍なつみの卒業は、予定していたのよりも早まったのかもしれません。そしてこれが全ての原因なのではないかと。

本来ならば、一年ぐらいはさくら組、おとめ組で活動し、その後安倍なつみが卒業。これを期にさくら組、おとめ組も一回解体し、組み換えなどの措置を取るつもりだったのが、何らかの理由で予定よりも早く安倍なつみの卒業が決まってしまった。しかし、さくら組おとめ組を公表してしまった以上、一度は活動をしなければ示しがつかない。だからとりあえず1回だけシングルでも出して、適当にコンサートでもやっとこか。みたいな。

更に不可解なのが、その後すぐにモーニング娘。本体でもニューシングルをリリースする事が決まっているようで、これはさくら組・おとめ組に本腰を入れるつもりは全くない事を暗に示しているとしか思えません。

さくら組のリーダーに指名されたはずの安倍なつみが、そのさくら組の活動前に卒業を表明するなど、あまりにもおかしな事態ばかりなのも確か。
どちらにせよ、「同日発売」という時点で、さくら組・おとめ組には長期的な展望などはされていないと考える方が妥当で、なんだか一発企画モノの匂いがにわかに強くなってきた訳ですが、まったく何がやりたいんでしょうかね。この事務所は。

しかし、さくら組・おとめ組に本腰を入れない理由が、「安倍なつみの卒業により、2分割する事での売上げ自体が見込めなくなったから」というのが上述のボクの意見な訳で、これはもちろん冒頭でも述べた、分割当初の目的である「2つに分けて単純に売上げを伸ばす」という事に対する断念でもあるわけです。

でももう一つ考えられうる可能性があるわけでして、それはもちろん分割する際のもう一つの理由であった「人数が増えすぎたから」というものに対して。
もしこれが解決される事に見込みがついたゆえに、さくら組・おとめ組に本腰を入れないのだとしたら…。
これって怖いですよね。これ以上はもう言いませんけど。

2003.8.6(Wed) / まだ飽きてない
ボクは以前に、曲さえ良ければこれから先、例えどんなメンバーになろうとも、モーニング娘。の曲は聴き続けると言ったことがあるのですが、実はこの気持ちが非常に微妙なものになってきました。
それもこれも、「行くZYX! FLY HIGH」」という曲が原因なんですけど。

この曲、いいと思いました。かなりいいと思いました。ZYXというユニットに歌わせるのは勿体無いとすら思いました。だけどやっぱりあまり進んで聴こうという気持ちは起こらない。それはもちろん、このグループのビジュアル的な問題が大半を占めているわけです。

ただ、当然これは映像を含めて曲を聴こうとした場合に限ります。音のみで聴けば、例えどんなにイケテないビジュアルレベルを誇るユニットが歌おうと、見えないわけですから関係ないわけですよ。あたりまえ。
そう思っていたんです。今まではそう思っていたんですよ。だから、メンツが変わっても良曲ならば聴き続けるという気持ちを持っていた訳です。

でもやっぱりそれは違うかもと思ったのは、例え音のみで聴いていても、一度映像で歌っている姿を見てしまった以上、人間やはり自然と歌っている姿を想像するもの。また厄介な事に、視覚の脳に及ぼす影響力は絶大であり、「うへぇ〜!」と思ってしまうようなワンカットが、見事に旋律に乗せて脳裏に蘇っては、トラウマになりかけたという経験は誰にでもあることでしょう。
今回はその典型とも言え、音源だけで聴いていても、ビジュアルの問題がいつまでも尾を引いている訳ですな。

また、仮にそういった部分をクリアできたとしても、あの子供丸出しの声なのがやっぱり拒否反応を起こします。いや例え子供声でも、歌がうまければ問題ないのかもしれません。SPEEDの歌が普通に聴けたのは、子供声であっても歌がうまかったからなのでしょう。
このZYXの場合、恐らくほぼ全編にわたって矢口がユニゾンで支えているとは思うのですが、ちょっと酷すぎ。純粋にサウンドだけで評価しても不愉快な気持ちになる訳です。また良曲であることがさらにこの気持ちに拍車をかける。もったいない。

この「行くZYX! FLY HIGH」により、曲を聴くうえで、曲の良さもさることながら、「歌が上手」ということと「誰が歌っているのか」というファクターは、とりわけ重要であるという事を思い知らされました。これはまずいなあ。
しかし、こうして人は次第にヲタをやめていくのかもしれませんね。いつか突然ぱったりと。

ただボクはまだ飽きていない。まだまだ飽きていないよ。

2003.8.8(Fri) / モーニング娘。が好きな理由
前回の日記を少し長めにtopに置いておくことで、ボクがロリータという怪しげな性癖などは持っていない、極めて素敵な好青年であることを、実にさりげなくアピールしていた訳ですが、まあそんなことは今更アピールせずとも、皆さんはもちろんお見通しでしたよネ!

さて、今日は一つ、とてもキショイ日記でもしたためてみようと思います。
「モーニング娘。が何故好きなのか?」と言った自問をした場合、皆さんは果たしてどんな答えが出るでしょうか。

恐らく人それぞれ違うと思いますし、様々な理由が存在すると思います。「かわいいから」「頑張っている姿が励みになるから」「夢が溢れているから」「萌えられるから」。
でもこれらって、結局は後付けの理由に過ぎないんですよね。
実は以前にも触れたことがあるのですが(そのときの日記は手違いで消してしまったので、ネタを再利用しています)、本来人間が、ある対象を「好きになる」のに理由は存在しない。それはもちろん、多くの場合、理由を頭で考える以前に「好き」という感情の方がすでに優先されてしまっているからです。

上述の理由は、あくまでも好きになった後に頭で考えた結果出てきた答えであり、「好きになった」理由にはなり得ないんですよね。もちろん、だからと言ってこの理由がウソであるという訳ではなく、要は感情が理屈を優先するという事。元来人間はそういう生き物ですから、当然なのかもしれませんが。

でも、実は「嫌いになる」のには明確な理由が存在するんですよ。嫌いという感情を抱く前に、嫌いになる理由が存在し、その結果として嫌いという感情が芽生える。
「ZYXは子供ばかりで嫌いだ!」
これは、後付けの理由でもなんでもなく、「嫌いになった」理由そのものなんです。

こう考えると、人間には他人を「好き」になる事が自然であり、「嫌い」になる事は特別な事なのかもしれません。だからこそ「生理的な嫌悪感」といった、理屈からではなく、感覚的・本能的に嫌悪するという言葉が存在するのにも確かに頷けます。人類愛という要素は誰の胸のうちにも秘められたものなんですよ。きっと。

だからボクは、「モーニング娘。のことが何故好きなのか」という問いに対し、あれこれ理由を考えてしまった時点で、もうそれは本質的には「好き」ではないのだと思います。「好きになろう」としているだけ。
ボクは、何故モーニング娘。が好きかと問われたら、「わからない。なんとなく。」としか答えられません。「好き」という感情に理由なんて存在しないし、そもそも存在する必要も無いんです。

そしてこれこそが、本当に「好き」であることの確固たる証なんだと思います。



ね。キショイでしょ☆

2003.8.9(Sat) / 肝酢とチョゲロ
昨日のMステで、ZYXの子が自己紹介する際に発した言葉、「好きなマークは非常口のマークです!」に思わず吹き出してしまいました。おぉ、何たる不覚。

いやしかし、これはなかなかハイレベルな笑いではないでしょうか。狙ってきたのだとしたら、この歳にしては「笑い」というものにいくらか精通しているようですね。是非ともこの子は、今後はお笑いの道に進むべきだと思いますよ。そう言えば、心なしかうっすらと覚えているそのルックスも、正に「お笑い系」だったような気もしますし。

他に、「好きな食べ物はアイスクリームです」みたいな発言をしている子もいましたが、これはあまりにもいただけません。確かに子供らしさをアピールするにはこれでいいかもしれませんが、せっかくスマッシュなボケを一発目にかましてくれたのですから、この流れを断ち切るような発言などは許されるはずも無いのです。
ここで子供らしさをアピールする必要は全く無い。誰が見たって子供なのは分かるのですから。

この場合オーソドックスな笑いとしては、その明らかなる見た目の子供っぷりを逆に利用して「子供らしからぬ」という面を存分にアピールする事にあるわけですから、ここは、

「好きな食べ物は肝酢です♪」

という発言と共にカメラ目線でスマイル。これこそが模範解答です。ベタベタですけどね。

矢口さんはさすがにその辺は多少なりとも抑えていたようで、一人だけ成人かよ!というツッコミどころを、ある程度はアピール出来てはいました。ただ、「初めて芋焼酎を飲んだ」という発言の「初めて」の部分はどう考えても不要です。
この場合オーソドックスな笑いとしては、小学生の中で自分一人だけ20歳という状況を利用して、その年齢差を存分にアピールにする事にあるわけですから、

「最近の楽しみは、風呂上りの缶ビールいっき後のチョゲロです☆」

というのがベストな答え。チョゲロのジェスチャーとか入れたら完璧ですよ。
「毎日当然飲んだくれ」を惜しみなくアピールするにとどまらず、その後の事後処理こそが楽しみと言い切ってしまうのが、この場合は模範解答であり、そしてこれこそが真のお笑いスターへの第一歩だと思います。

これらをしっかりと抑える事が出来れば、彼女たちには、ZYX(絶対夢を倍に)というユニット名の如く、お笑いスターへの道も着実に開けてくると、ボクは思うんですけどねー。ははー。(どうでもいい感じ)

2003.8.10(Sun) / 急激なる老化現象
今日のハロモニは、なっち裁判と題して安倍さんの恥かしい日常を皆で暴露するという内容だったわけですが、恐らく美貴ティの手持ちのフリップは両面とも有罪だったんだろうなーだとか、そういうことはこの際ボクとしてはどうでもいいのです。無罪の方があろうがなかろうが、問答無用で有罪の方を挙げるのは分かりきっていますからねー。(もちTV的にね)

そんな事よりも驚いたのは安倍さんその人な訳ですが、何ですか!あの安倍さんの貫禄は!ベテランのようなオーラは!
ボクは「22歳の私」を実際に安倍さんが歌っているのを今回初めて見た訳ですが、ソロ「デビュー」のはずなのに新鮮さとかそういうのが全然感じられませんでした。むしろ、もうソロデビューして10年ぐらい経ったベテランシンガーのようでしたよ。あれれのれー?

これはもしかしたら、モーニング娘。にあまり長く身を置く事は良くない事なのかも知れません。ここまでグループが低年齢化すると、年輩組の人間は否が応でもしつけ役、まとめ役となってしまうがため、精神的な部分で大人になれるかもしれませんが、その代償として何よりもその若さを奪われてしまう訳ですな。
考えてみたら18歳になったら「おばちゃん」と呼ばれてしまうという環境が普通な訳がありません。そんな環境にいて、年相応の若さなどそもそも保てる訳がないのです。

これらの事実が、もしかしたら今後の卒業の順番や時期などにも、ある程度影響を与えているのかもしれませんが(この辺はもう深入りしない)、安倍さんが抜け、飯田さん、矢口さんも抜けた後のモーニング娘。のしつけ役には、石川さんあたりが恐らくなるであろうことはキャリア的にも、年齢的にも予測できる事な訳ですが、そうなると石川さんは、ものすごい勢いで老化してしまいそうで、今からボクはとても恐ろしい思いをしています。
しかも、精神的に完全老化してしまっている石川さんの未来の姿が、何故だか容易に想像できるというのはどういうことでしょうか!違和感が全くない!

まあとは言っても、今回の安倍さんに限って言えば、曲がしっとり大人系でしたから、少なからずこの影響もあったとは思いますが、芸能生活6年目、22歳の安倍さんに最早初々しさを求める事自体が大きな間違いなのでしょうか。だとしたらボクは何だかとても物悲しい気分です。
でもボクは、「娘。に長くい過ぎた」という言い方は絶対にしたくないですよ。安倍さんにとっても、娘。にとっても。

あ、そうそう。8月10日と言えば安倍さんの誕生日でしたね。
安倍さん、22歳の誕生日おめでとうございます。(もう日付過ぎちゃいましたけどね。)ソロになって是非とも若さを取り戻してくださいな。

2003.8.11(Mon) / 宝の持ち腐れ
ラジオドラマというのは一体何なのでしょうか。
まあ当然、名前から察するところ、ラジオで行うドラマを指しているのでしょうが、ボクらのアイドル松浦亜弥さんがそのラジオドラマというものに出演するそうではないですか。何でも、ニッポン放送のラジオドラマ「星砂の島 私の島〜アイランド・ドリーミン〜」に出演するんだそうですよ。

あゃゃはすごいなあー。声だけの出演なのにこんなにも絶賛されてしまうんだなあー。って、ちょっと待て。
おいこらちょっと待て。

声だけの出演?何をおっしゃっているのですか?アナタガタハナニヲオッシャッテイルノデスカ?
つまるところそれは、ボクにあゃゃの声だけで萌ゑろと言っているのですか?そんな無理難題をボクに押し付けているのですか?
いや、まあ〜、その〜、あゃゃは声も可愛いしぃ〜、そりゃ〜その気になればぁ〜声だけでもぉ〜確かに萌えられるけどぉ〜…ゴニョゴニョ。って、そういう問題じゃないじゃないですか!何を言わせるんですか!

ボクが言いたいのはね、声だけの出演だなんてそんな贅沢が許されるのかっつー話ですよ。世界には未だに貧困にあえぐ国も存在するという現状、ボクらは松浦亜弥嬢という大天使の御姿を拝見できているだけでもありがたく思うべきなのに、それを声だけでお腹いっぱいにしてネ♪だなんて、そんな贅沢な起用法が許されるとでも思っているのかっつー話ですよ。

これはもうアレだ!正ゴールキーパーに若林君を起用し、若島津君を補欠に回してしまう全日本Jrユースぐらいに贅沢だ!って言ってはみたものの、にわかにこの例えはいらないんじゃないかという気がしてきました。

とにかくこの状況を打破するためには、このラジオ放送をテレビを使って放送するしかもはや術はないわけで、そうと決まれば、これは何とかならぬものなのかなあとあれこれ思考を巡らしてみた訳ですが、そんなものあれこれ思考を巡らせたところで、何とかなる訳がないのです。そしてこれは、声だけを聴いて大天使の御姿を妄想する以外に、この窮地を生き抜く術はないということなのです。残念ながら。

しかし、ボクは声だけじゃなくて、あゃゃのかわいらしいお顔も同時に拝見しなければ、「死ぬ」という仕様になっておりますゆえ、恐らくこのラジオは聴きません。ボクには妄想だけで生き抜く自信がありません。

てかラジオって、映像がない分、体育座りをしながらジーッとして聴き入らなければ、結局何を言っているのかがいまいち理解できないという状況になってしまいますし、じゃあそのようにじっと聴き入るという事にボク自身が耐えられるのかといったら、恐らくきっとボクには耐えられませんので、そういったことからも、そもそもラジオ自体ボクはあまり好きではないんですよね。

まあ結局、あゃゃのお顔が拝見できないラジオというのは、まさに宝の持ち腐れだよなあとボクは思ったのでした。

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

8日付の日記「モーニング娘。が好きな理由」に反応してくれた方がおりましたので、ここで紹介させてもらいます。

私には難しすぎて、「?」が飛び交っていました。
うーん。あれこれ考えなくても、モーニング娘。が好きだというその気持ちが、何よりも正直な気持ちだ。ってことかな?これでもわからないですかね。確かに難しいですね。

「なぜ辻ちゃんやモーニング娘。を愛しているのか?」という理由が見つかりません。
きっかけは確かに必要でしょうね。それがなければ、好きという感情を抱く事すら出来ない訳ですから。
理由が見つからないのは、本当に好きだという証拠だと思いますよ。

なんか、(モ)ヲタニュース3みたいですね。

2003.8.13(Wed) / 抜かりはない
安倍さんが出演した堂本兄弟を、それはもう順調に見逃してしまっているボクですが、これはいつもの事であり、最早驚きも何もありません。うろたえる事も動じる事もない。
どうでしょうか、この強靭なる精神力。果たしてどう思われるでしょうか。

ついにボクはこの境地にまで達したようです。今まで行ってきた数々の失態により、ボクには強靭なる精神力が備わったのです。ヒャッホ―――イ!!無我の境地だイィィヤッホ―――イ!!

と空威張りをしたところで、この心に出来た深い傷などすぐに癒される訳はないのです。ただただむなしさが残るだけ。しかし、いつまでも過去を振り返っていてはいけないんだ。常に前を見て生き続けなければならないんだ。過去の過ちを、再び繰り返す訳には行かないんだ!

ということで、今日のマシューは絶対に見る。オダ絶対に見てみせる!オダ、マシューすんげー見る!

そんな感じで、並々ならぬ気合の更新をしてみました。
あ、そうだ。念には念を入れてプルでも貼っておくか。

絶対に見る――!!
あたしマシュー絶対に見るんだから―――――!!

もう完璧。

2003.8.15(Fri) / 手抜き日記脱力系
ボクらのアイドルZYXさん。
そんな彼女達がうたばんに出演していた訳ですから、ここはやはりそれについて触れねばなるまいてと思ったのですが、絶望的につまらなかったので、「ぐは!つまんねー!」という感想以外に何も出てきません。
つまるところ、ZYXはボクらのアイドルではない。断じてない。という結論に至りました。

さて、ボクは昨日、生まれて初めてモーヲタと呼ばれている人たちを間近で見てきたわけですが(要するにオフ会)、どうやらオフ会が終わったらオフレポを書くのが一般的らしく、ボクはそんなしち面倒くさい事はなるべくならやりたくないなあ、とは思うものの、自分の行動、言動に対する言い訳をするという意味でもレポはやっぱり重要だなあと考えを改めたのでした。

まあ、それはもうオフレポではないような気もしますが、いいのです。そんな細かい事は気にしません。
まだ書き出してすらいないわけですが近々公開予定です。

なんと、今日の日記はこれだけで終わってしまおうと思っている訳ですが、これは決して手を抜いているという訳ではなく、全てはZYXのうたばんがつまらなかった事に原因がある訳でして、とどのつまり、ZYXはボクらのアイドルではないということになります。

ていうか、そもそもZYXはアイドルじゃない。これ常識ってことで。

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