過去ログ#41〜#50


昔はあんなに面白かった
少し前までのボクにとっては、娘。やハローのメンバーの新曲リリースが近づいてくるにつれ、無性に気になり出し、早く始まらないものかと、いても立ってもいられなくなってしまうほど楽しみだったのが、他でもない「うたばん」という番組であって、その当時のボクと言えば、1週間以上前から絶対に見忘れないようにと固く心に誓うほどであった。実際この当時のうたばんはことごとく面白いもので、常に期待を裏切らない笑いを提供してくれていたし、娘。が何よりも一番輝いている番組でもあったのだと思う。

ところが残念な事に、今のボクにとってみたら、このうたばんという番組、実にどうでもいい番組となってしまっている。

先日、後浦なつみがデビューシングル発売にあわせ、同番組に出演していたのだけれど、うたばんのことなど今となっては全く気にも留めていないボクの事。当然、事前に番組出演者をリサーチするなんて事は全く無かったのが、「今週のうたばんに後浦なつみが出演」という情報を偶然3日ほど前に入手したのであった。

それこそ少し前のボクであったら、「後浦なつみがうたばんに出るのか!」などと幾らかテンションも上がり、後々何度も繰り返し観賞をして楽しむために確実に録画捕獲をし、もし見逃してしまうなんて事があった時には、自分自身のバカさ加減に、思いっきり地団太を踏んで悔しがったりしたものなのだけど、今回は出演が分かっていながら録画捕獲はスルー、なんと番組の観賞自体も分かっていながらスルーするに至った。もちろんそれは、「どうせつまらない」という事がすでに予想ついてしまっているからに他ならない。

結局番組自体は、なんとなく先ほど落として見てみたのだけど、観賞してみてなんだかえらくショックを受けてしまった。番組の内容は、まあ予想通りというか何と言うか、実につまらないトークが8分ほど続いてあっさりと終わっていた。ただ、これは別段驚く事でもないし、ショックを受けるなんてことも今となってはあるはずがない。もう随分と前からうたばんはつまらない番組に成り下がってしまっていたわけだし、そうと分かっていたからこそ、ボクは敢えて一度は番組観賞をスルーしたのだから。

そうなのではなくって、ボクがショックだったのは、結果的に予想通りだったにせよ、「番組内容がつまらなかった」という事実に対し、ボク自身何も感じる事がなかったという事。ちょっと前までは、口では「つまらない」などと言いつつも、「何とか昔の様な面白さは戻ってこないものか」といった心の葛藤と漠然とした期待感は確かにあったのだ。それが、今となってはそんな感情などは全く存在していない。この番組に対し一切何も期待していない自分に、ボク自身が初めて気がつかされてしまい、そんな状態の自分自身にショックを受けてしまったのだ。

保田さんを欲する石橋氏うたばんが一向に面白さを取り戻さない理由のうちの一つとして、石橋貴明のワンパターンなイジリがあることは明白で、彼のイジリというのは昔から飴と鞭そのもの。一方を弾圧または譲歩することによって二者間の落差を演出し、そのあからさまな落差の大きさから笑いを誘うというものであり、残念ながらこれは今も昔も変わっていないようである。その証拠として、今回番組内でその「落差の表現」には無くてはならない存在であった保田さんのことを、今でも取り上げるという始末。しかし、いつまでも同じパターンが通用するほど世の中は甘くはない。十年近くも同じパターンを繰り返して来たという事を改めて考えてみたら、これは実に異常な事態であると思う。

結局のところ、MCとして番組側から期待され、それを全うするだけのスキルが、現在の石橋貴明には最早無いのだと考えざるを得ない。彼が笑いを提供できなければ、番組自体の面白さなど期待できるはずも無いのだ。言ってみればこれは、番組がつまらなくなるのは当然であり必然であったという事。良くも悪くも、うたばんは石橋貴明のワンマンショーであったのだから。

「昔はあんなに面白かったのになあ。」
こんな気持ちで見る番組ほど正直言ってつまらないものは無い。今までの「うたばんは面白い!」というボクの強い気持ちが、過剰な期待をさせてしまい、結果的に同番組がつまらないと思ってしまっているだけなのだろうか。いずれにせよ、自分の大好きだった番組が、今となってはつまらなくなってしまっているという事実は、ボクにとってはつらく、実に物悲しい気持ちになってしまうのである。
(41)

潜在意識調査
えらく今更な感じではあるのだけれど、実は「女子かしまし物語」って曲を、ボクはこれまでに傾聴したことはただの一度も無いのです。それゆえに、この歌の歌詞も全く頭に入っていないというのが正直なところなのですが、そうは言ってもこの歌、歌詞が各メンバーの特徴を語っている部分が多々あるため、そのメンバーの特長さえ掴んでいれば、つまり歴としたヲタでありさえすれば、容易く頭に入ってくるであろう事は想像に難しくありません。

何が言いたいのかというと、要するに歌詞カードなどは見なくとも、各メンバーの特徴を思い浮かべながら何度か聴きこめば、敢えて歌詞を覚えようとしなくたって、自然と覚えてしまうって事を言いたいわけですよ。特に興味のあるメンバーについての歌詞などは、何ら覚えこもうといった意思などは無くとも、自ずと頭に入って来るはずなのです。逆に、残念ながら、あまり興味の無いメンバーの歌詞については、もしかしたら分からないということもあるかもしれませんが、これは極々稀なパターン。これまでに少なくとも10回程度は聴いているわけですし、何よりもモーニング娘。が大好きだというボクの事、それはもうスラスラと出てくるはずなのです。

ところでこれ、考えようによっては「本当は自分は誰に興味があるのか」といった自己の潜在意識調査には打って付けだとは思いませんか。

そこでボクは、実は潜在的に自分は誰に興味があって、そして誰に興味が無いのか、その一つの目安とするべく、この歌の歌詞を、思い出せる分だけここに書き記す事にしてみたのでした。ちょー冴えてる!ちょー画期的な企画!これ、頭で考えている「好き」と、潜在意識的な「好き」は必ずしも合致はしないってことですよね。本当、ボクってとっても冴えている上に、実に抜け目無い爽やかさですよね!爽やか貴族ですよね!

あ、ちなみにこれ、本当に歌詞カードは見ていないし、この日記の為だけに何度も聴き込んだということもありませんよ。

ではさっそく行ってみましょうか。
まずは石川梨華
自分じゃその気は無いらしい
それでもかなり優等生
本気で可愛いあの子に女はジェラシー
「エヘ」

藤本美貴
末っ子だからか知らないが
生意気に映る女
上司と上手におしゃべり一種の才能かも
「美味しいケーキ屋さんを見つけたんで、今度連れて行ってください」
さすがにここは歌いだしの部分ですからに、多分あってると思いますよ。んじゃ、次!
「次!」とか張りきって言っちゃってるけど、実は次が誰の番なのか、最早ボクはさわやかに分からなかったりするんですけどね。
高橋愛カモン
………
……………
………
「でてへんざ」

道重さゆみ
………
スッピンで電車に乗った
スッピンでプリクラ撮った
「いいなあ〜若いって」「はい!」
記憶が確かならば、高橋さんは唯一の特長とも言える「訛り」に関する歌詞だったはずです。まあ、その訛りも、今となっては田中さんに完全に持ってかれちゃったんですけどね!肝心の歌詞の方は全く思い出せませんでした。次が道重さんで良いのかどうか、皆目見当がつきませんが、道重さんは「スッピン」がキーワードだった気が。
よっしゃ〜辻希美
合コン日時が決まった日
人数溢れて呼べない
………

加護亜依
前髪が決まらないだけで
分かりやすいほどへこむ
ショートケーキとか出てくりゃ 分かりやすくは〜い
「やった!」
辻ちゃんが合コンに関する歌詞だったのは、この歌が発表された時に、ヲタクな人たちが本気で怒っていたのがとても気持ち悪かったので、よく覚えています!ただ「合コンに関する歌詞」だって事はわかっても、肝心の歌詞の方は出てこないもんですね。加護ちゃんに関してはあってるんじゃないかなあ。PVで一瞬だけ「加護ちゃんです」のポーズをするところがあまりにも可愛かったから、ここだけは何度も繰り返し見た記憶があるし。

まだ半分か。なんか若干めんどくさくなって来たけど、次。
小川麻琴
………
……………
………

新垣里沙
………
……………
………
小川さんに関しては、歌詞だけでなく、どんな内容だったのかすら覚えてません。新垣さんは髪の毛の話題だったような。まあ、どうでもいいんですけど。
紺野あさ美
くせ毛を伸ばすの命懸け
日々の絶え間ない努力
みんなより早く起きだして ヘアーアイロン命
「くせ毛じゃないです!」

矢口真里
20歳になったはいいけれど
……………
本当のセクシービームは いつ頃出るんだ
「えぇ!出てなかったの!?」
すでに思いついたメンバーからただ書いているだけです。あーめんどくせー。こんな事やめればよかった。ちょー後悔。
飯田圭織
昔の仲間も続々と
結婚していく現状
おつぼね係を見事に引き継ぎましたね
「30歳までには決めてやる!」

田中れいな
地元じゃ随分悪だった
そんな風にあんたは見える
ダボダボヤンキーファッション 一番似合うかも
30歳までには結婚を決めてやるって、随分先の事で、ちょいと飯田さんに失礼な歌詞の様な気もするのですが、つんくオスのことなのでこれぐらいは言わせている気も。あい、次。
吉澤ひとみ
天才的に可愛い子が
ボーイッシュスタイルで売ってるよ
……………
「へ〜女って変わるんだ」「うるへ〜」

ラスト亀井絵里
随分ここにも慣れてきて
……………
………
「こっち!う〜ん、こっち!」
やっべ!マジでやっべ!亀井ちゃんのところオデしらねーよ!やっべ!「こっち!う〜ん、こっち!」ってところの可愛らしさにばっかり気をとられて、亀井ちゃんの部分の歌詞、オデ実はしらねーよ!ちょーやっべ!マジでやっべ!

これはきっと、ラストにえりりんを持ってきたつんくオスのヤロウの失態が原因なわけですよ。以前にも書きましたが、この歌を最後までまともに聴く事が出来ない症候群のボクにとってみたら、ラストのえりりんまでしっかりとこの歌を聴き入るという事自体、土台無理な話なわけですよね。一番最初にえりりんをもってこいっつー話ですよ。だから、ボクの失態というよりも、これはむしろつんくオス氏の失態と考える事が出来るのではなくて?そうは思わなくて?皆さんはそうは思わなくて?

とまあ、ダラダラと書きましたけど、ボクが思い出す事の出来るこの歌の歌詞はこれが限界。意外と覚えていると思うんだけど、どうなんでしょうね。モームスだいっすきですからね。

ところで、これを書いた後に実際に歌詞カードで調べたりとか、そういうことは一切していませんし、今後もそんなことをするつもりはさらっさら無いんですけど、「そういうところが実に漢らしいよなあ、俺って。」って、さっき強く心に思いました。

あと、ボクって潜在意識的には紺野さんが好きみたいです。
(42)

深刻なエネルギー不足
なんとも微笑ましいその仕草。見ているだけで心が和むその笑顔。とびっきり愛くるしいそのキャラクター。今のボクにとっての亀井絵里とは、まさにこのように心の大部分を支配してしまうような重要な存在であり、ボクのモーニング娘。を見ることの目的の大部分も、つまりは、亀井絵里を見ることなわけであって、言ってみればこれは、ボクにとってのハロモニも、つまりは亀井絵里観察番組そのものに違いないのである。

そんなボクはもちろん、いつもいつでも亀井絵里その人の、そのきょとんとした表情や、はたまた憎らしいほどにまで可愛らしいその笑顔に内包する、とてつもない萌えオーラをビンビコビンに感じてしまうわけであり、たとえ画面の隅っこの方にそんな表情が、ピンぼけの状態でちょこんと映し出されただけであったとしても、十分すぎるほどの萌えオーラをすぐさま敏感に感知し、瞬く間に「萌えの飽和状態」、危うくその膨大なる萌えエネルギーの前に、そのまま命を落としてしまうのではないのか?と、自身不安になってしまうほど、精神的にかなり危険な状態になってしまっている。

そんな折、上述のハロモニという名の亀井絵里観察番組において、同番組ボンクラスタッフ人は、ある時はきゃわいらしいレポーターとして新鮮な情報をきゃわいらしく提供し、そしてまたある時は美少女戦隊キャメレンジャーとしてきゃわいらしく地球の平和を守り続ける、そんなミラクルキュートなエリザベスキャメイを休ませ、あろう事か違う人間を宛がうなどといった失態をしでかした。

こ、こ、こ、これはマズイ!マズすぎる!

言うなれば今のボクは、一週間に一度お目にかかることの出来るエリザベスキャメイから発せられている萌えオーラを受け取ることで、なんとか一週間を凌いでいるという状態であり、これはつまり、そこから受け取る萌えオーラを体内でエネルギーに変換することで、生きていくために必要な全ての行動を起こしているわけであるから、「主食はエリザベスキャメイなんです!」と言っているのと最早同じ事。これはすなわち、君たちが、ここ二週間近く米を一切食う事が出来ないというのと、全く同じ状況に今のボクは立たされてしまっているわけである。

この場合、「こ、こ、こ、こ、米を喰いてぇぇ!!」という君らの情けない叫びと、「キャ、キャ、キャ、キャメイを喰いてぇぇ!!」というボクの悲痛の叫びは、全く同じ事を意味している。これ、勘違いしてもらっては困るのだが、決して卑猥な言葉ではない。爽やかなボクはそんな卑猥な言葉は使わないのだ!「ここまで窮地に立たされていて、ポックンだって命懸けなんだい!」といった、純粋なる心の叫びである。あ〜キャメイを喰いてえなあ。

いやはやしかし、まだ火曜日なのか。
一週間を乗り切る自信など今のボクには全く無い。もしかしたらこのまま死んでしまうのかもしれない。エリザベスキャメイが出演しなかった事で、一人の爽やかな漢が死に逝くとは、ハロモニスタッフ陣どもは考えもしていないのであろう。しかし、実際に今にも死んでしまいそうな人間がここにいるのだ。奴らの罪は重すぎる。

このままでは、「あ!そうだ!部屋にいながら、いつでもエリザベスキャメイちゃんの、そのきゃわいらしさを拝めるようにし〜ちゃおう!」なんて感じの素敵なコメントとともに、ボクの部屋の壁という壁が、全て亀井絵里で埋め尽くされてしまう日も、そう遠くは無いのかもしれない。こんなの、こんなの本気で死んじゃうゾ!
(43)

歴史は繰り返される
求める人材はエース。
誰が見ても無謀としか思えない今回の「ラッキー7オーディション」のこのキーワードが、ただの冗談なのではなくて、実はかなり本気であるらしい事は、毎回のように番組上でこのキーワードが出てくる事からも恐らくは間違いないことなのだろうけれど、この「エースを求む」という彼らの言葉が真剣なものであるならば、その瞬間にこの「ラッキー7オーディション」が完全なる出来レースになる事は火を見るよりも明らか。そもそも、まともに「素人」の中から娘。のエースとなり得るような人材を見つけるなど、あまりにも非効率的であるわけだし、単なる時間と労力の浪費という結果にだってなりかねない。

これはボク自身以前から何度も言っていたことだし、むしろこの出来レースをボクはかなり支持をしていたのだけれど、ここに来て、この出来レースが良いのか、悪いのか、その気持ちが大変微妙なものになってきてしまった。

それは今週のハロモニにて。大阪会場での2次審査合格者7名が映し出された際、その中に、前回の6期メンバーオーディション国民投票で得票数一位でありながら、何故か最終的にはかすりもしなかった2436番こと嶋田歩さんが含まれていたことが全ての原因である。これ、どう考えたってつんく♂ならびに事務所の人間が、この娘が前回の2436番だって事を知らないはずは無く、わかっていながら2次審査を合格させたということになる。

つんく♂、事務所の人間が認知しているという事実とともに、もし今回のオーディションが完全なる出来レースであるならば、それは結局2436番こと嶋田歩さんは、この出来レースに送り込まれた刺客であることを意味するわけで、純粋な気持ちで「娘。になりたい!」と思いオーディション会場に足を運んだその他大勢の素人娘たちなどとは比較にならないくらい、彼女の合格する可能性は高いときた。

ここで、個人的に大きな問題となってくるのは、今回のオーディション合格者は、「どひゃー!こんな娘、どっから連れてきたんだよー!今までどこに隠れてたんだよー!」なんて、誰もが度肝を抜かれるほど驚いてしまうくらいのハイレベルな娘が入ってくるのだと、かなり先走って勝手に想像してしまっていただけに、たかが2436番程度のレベルで、娘。のエースとして迎え入れられるだなんて絶対に許されないという事。6期メンオーディションで一度は「落選」しているはずの人間が合格するオーディションであるならば、それは暗に前回よりもレベルが下がっている事を意味しているわけで、この時点で、確実に6期よりもレベルの低い「エース」しか期待できない事になってしまうのだ。

他の合格者の中にも数名、すでに芸能活動をしている人間が含まれていたみたいなのだけれど、どれもこれもど素人に毛が生えたようなレベル。長谷川里紗という娘に対し、つんくオスときたら、「松浦も最初これくらいやった」などという完全にトチ狂った発言をしだしたわけだけど、彼がこれを本気で言っているのだとしたら、かなり本格的に何とかして欲しい。このオッサンにオーディションの合格者を任せていたら、いつぞやのオーディションの二の舞になりかねない。

タレントとして活動をしていれば、そのうち垢抜けをして、どんな人間であれある程度は可愛くなるもの。ただ、元々の素材の良し悪しによってそこには大きな差が出てくるし、そもそも素材が悪ければ、当然かわいくなるのにも限度が出てくる。えりりんは、488番でエントリーされたあの一次オーディションのデジカメ映像の時から、すでにとびきり上等の素材だったからこそ、今現在もこんなにまで可愛らしいのだ。今回の大阪会場合格者の7名は、えりりんの足元にも到底及ばないレベルであった。そんな娘が「エース」だなんて、これ、笑いたくっても笑えやしない。

歴史は繰り返される。
4期メンバーという世間に届くアイドル性を有したメンバーが加入し、大成功を収めたオーディションの後に、5期メンバーのオーディションがあった事を考えると、6期という素晴らしい人材がそろったオーディションの後である、このラッキー7オーディションは、まさに山の狭間に位置するのかもしれない。個人的にはかなり期待していただけに、今のボクはなんとも虚しい気持ちでいっぱいだ。

モーニング娘。。もしかしたらもう駄目なのかもしれない。
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壮大なボケとツッコミ
「涙が止まらない放課後」を聴いた後に思わず出て来るのであろう感想の多くは、ほとんどの人が恐らくは「確かに涙が止まりませんよ!」てことなのだと思うし、ボク自身実際このような感想を書いているのを多々目にしたのだけれど、これってどうも出来すぎているような気がして、個人的には大いに違和感を感じてしまう。「涙が止まらない放課後」というタイトルと、この歌のイメージ・構成と、そして実際に多くの人が抱いた「涙が止まりません!」という感想。振り・ボケ・ツッコミに分けて考えると、この三つが絶妙に釣り合っているし、あまりにもうまく出来すぎている。

本来一つの楽曲に対して抱く感想は、十人いれば十通りの感想があると言っても言いすぎではないと思うし、今回のように右へならえ的に、皆が皆口をそろえて「確かに涙が止まりません」という感想を抱いてしまうというのは、考えてみたら実に異常なことである。何故このようなことになったのだろうか。

結果的にこうなってしまった理由として唯一考えられるのは、「つんく♂が、わざとこういった感想を抱くようにと、あらかじめ仕組んだから」ということ。とどのつまり、これは全て、「つんく♂自身の狙いであった」ということになる。

この場合、楽曲制作過程ではまだ、今回のメインを誰にするのか、パート割をどうするのかといった事は全く決まっていなかった。とりあえず歌詞とメロディーが先行して出来上がり、その後につけたタイトルが「涙が止まらない放課後」。当然歌詞の中にも「涙止まらないわ」というフレーズは何度も出てくるわけだし、これがこの歌におけるキーフレーズとなることは、この時点で決まっている。それからつんく♂は考えた。「さて、今回は誰に歌わそうか。」

この歌におけるキーフレーズ「涙止まらない」に対し、彼自身が真っ先に思い立ったツッコミが、実は「ホンマに涙が止まらんわ!」であった。「あれ?もしかしてこれって、めっちゃおもろいんちゃう?こういう感想が自然に出てきたらめっちゃおもろいんちゃう?」。彼がこのように激しく勘違いをした瞬間、いつもの如く彼の脳機能はめまぐるしく回転しだす。

「リスナーに「涙が止まらんわ!」って思わせるのに重要なのは人選や!パート割りや!そうなったらメインの一人は道重や!ほんでもってもう一人は紺野で決定やな!それ以外にもう考えられへん!よっしゃ駄目押しで石川も入れておこか!
よーし、こうなったらメイン以外の人間は全員バックダンサーや!全員後ろで躍らせたろ!あははは!こんなもん見せ付けられたら、ワシかてホンマに涙が止まらんわ!あははは!!
こんなん絶対、テレビで見た瞬間に誰もが「涙が止まらん!」ってツッコミするやん!絶対するやん!てことはオレ、最高のボケやん!全国のヲタどもと、ボケツッコミのコラボやーん!うわー、めっちゃテンション上がって来たわー!!もう決定や!これはもう決定や!大決定やー!!」

紺野さんと道重さんが今回メインとして扱われたのは、ただただつんく♂自身がボケたかったからというだけ。そして、つんく♂がボクらに、「本当に涙が止まらないよ!」というツッコミをさせたかったからなだけ。全ては単なる彼自身のわがままのため。そうとでも考えなければ、一つの楽曲でこうも見事に「振り、ボケ、ツッコミ」の三つが成立するなどとは到底考えられない。

結局のところ、この歌を聴いて「涙が止まりません!」って感想を抱いてしまった時点で、完全につんく♂の術中にはまってしまっている事になるわけであり、これは知らず知らずのうちにつんく♂菌に体内が蝕まれてしまっているという動かし難い証拠である。これは非常に恐ろしい病気だと思うし、なによりもとても恥ずかしい病気なのだとボクは思う。

ボクがこの歌の感想として、「涙が止まらない」という言葉を使わずに、「笑いが止まらない」などと、それとはまるっきり逆の感想を書いたのは、実はここに全ての理由があるのだった。
ボクは、このようなつんく♂の単純かつ幼稚な戦略などには決してはまる事などはない、とってもとってもおりこうさんなのデ―――ス!
(45)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

リニューアルで見た目は変わりましたが、やってる内容は何も変わりません。iswebは上下のバナーが邪魔だったので、長年お世話になっていたのですが移転しました。移転に伴って訪問者の方も激減すると思いますが、この後も付き合ってあげるよ!という心優しいあなた、これからもよろしくお願いできたらよろしくっていうことで、どうだい?とりあえず、えりりんのあの素敵な眼光に、みんなやられてしまえー!

隠れテーマは環境保護
あゃゃが、新型スクーター「レッツ4」(スズキ)のイメージキャラクターに起用されたらしいのだけれど、なんと今回はCMのアイデアを一般募集しているらしいのだ。「採用者にはCM撮影現場にご招待」といったような特典まで付いてくるらしく、ヲタとして更なるステップアップをするためには、「あゃゃCM撮影現場に突撃訪問経験あり」という肩書きは是非とも欲しいところ。そこでボクもこのCMを少しばかり考えてみる事にした。

まず、CMにおいて最も重要な事は、「十数秒というわずかな間に、商品のセールスポイントを的確に視聴者に伝えることのできる構成であるかどうか」ということ。スズキサイドにしてみたら、あゃゃの可愛らしさだけが伝わってしまい、肝心の商品の印象が全く伝わらないようなCMであっても困ってしまうわけである。もちろん、そのセールスポイントを的確に伝えるためには、CM自体の強烈なインパクトも必要となる。

現在のスクーター界全体のイメージ戦略とは、「環境に優しく経済的であり、手軽に乗れて、なおかつオシャレである」なんて感じのところなのだろうけど、今回のCMでも、そのイメージそのままをセールスポイントとして取り扱ったところで、他社のスクーターとの違いを演出するのは非常に難しく、それではやはり絶対的にインパクトにはかけてしまう。そもそもこれらは、スクーター全般に対するイメージとしてすでに定着しつつあるわけだし、今更ながらそれを強調する必要は無いわけで、「さらにその上こんなところがすごいんです!」という新たな特徴を強調する事こそが、インパクトあるCMのためには必要になってくるのだと、ボクは考えた。

とにかく十数秒というわずかな時間であるため、そういった商品の特徴は、なるべく簡素である事の方が望ましい。そこで、これらの事をふまえて、今回のCMは、消費者として誰もがどんな商品に対してでも望むことである「丈夫で壊れない」という事をテーマとしてみたい。

タイトル「ストロング!レッツ4」

ぽかぽか陽気に誘われて、鼻歌交じりにレッツ4にまたっがったあゃゃが颯爽と登場。そこに一人のキモチわる〜いヲタが、OADを打ちながらレッツ4に乗るあゃゃにキモチわる〜く近づいてくる。
あゃゃは鼻歌を止めもせずに、何の気兼ねも無くそのキモチわる〜いヲタにレッツ4をヒット!ガツ〜ンと跳ね飛ばすことに成功する。

さらに上機嫌にあゃゃがレッツ4を走らせていると、前方から一人のキモチわる〜いヲタが、今度はロマンスをしながらキモチわる〜く近づいてくる。
またしてもあゃゃは、そんなキモチわる〜いヲタなどは気に留めることもなくアクセルスロットルを目一杯ひねり、レッツ4の前方先端の部分をそのキモチのわる〜い胴体めがけて豪快にヒット!!キモチわる〜いヲタをドカ〜ンと跳ね飛ばすことに成功する。

あゃゃはそのままレッツ4を走らせ、カメラ目線で一言「二人のキモチわる〜いヲタを跳ね飛ばしたのに、ぜ〜んぜん大丈夫。傷一つついてない!とっても丈夫なレッツ4!」という台詞をビシッとかっこ良く決める。

どうだろうか、このCMは。スズキのレッツ4がバカ売れする事間違いなしだと、ボクは真剣にそう思うのだけれど、皆さんはどう思うだろうか。ちなみにこのCMのすごいところは、「このレッツ4で、キモチわる〜いヲタを一掃したら、環境にだってすっごく優しいよね!」といったような、さすがのエコモニ。も真っ青になってしまうくらい環境を考えたテーマが、メタファーとして存在しているところにある。

うふふ、うふふふ。まいったなあ。これはあゃゃのCM現場を間近で拝見する事が出来る日も、そう遠くは無いのかもしれないなあ。うふふふふ。
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素敵笑顔脱力系
「こ、こんなに、こんなにえりりんに見つめられてしまうと、オダ…、オダ…、何も手につかなくなっちまうずらー!」といった悲痛の叫びがメルフォにて20通ほど送られてきたので、あのえりりんのキュートなお顔ドアップバージョンのトップ絵を、少し引きぎみのモノに差し替えてみたのだけれど、どうだろか。これで少しは他の事にも集中できるだろうか。とまあ、そのメルフォを送ったのは、他でもないボク自身なのだけど。ふふん?

いやはやしかし、この実に慎ましやかに女神のごとく微笑むえりりんには、世の救世主・現代のメシアとしての資質をボクは甚く感じてしまうのだけど、皆さんもそうは思わないだろうか。とってもあどけなくって、目にした人間全てを和ませてしまう、不思議パワーがたっぷり詰まったこの笑顔は、まさに世界平和のシンボルだとボクは思う。

その笑顔と、この両手を胸のあたりで組む「お願いポーズ」とのコンビネーションがあれば、まさに「鬼に金棒」、現代風に言えば「ロリっ子にメガネ」。もしこのポーズで、「お願い…。争い事なんかもうやめて…。」なんてキャワいらしくお願いされちゃったりでもしたら、すぐさま争い事など止めざるを得ない。もしこのポーズで、「お願い…。このベンツ買って…。」なんて実にキャワいらしく、しかも上目遣いでお願いされちゃったりしたら、それはもう、すぐさまそのベンツを買ってあげざるを得ない!いや、そんな金持って無いけど!でも買ってあげるしかない!いや、そんな金全然持って無いんだけど!

戦場の第一線にて、この「お願いポーズ」をしながら「みんな〜絵里のお願いを聞いてよ〜。絵里は、戦争なんてもう止めて欲しいの〜!ぷに〜。」なんてお願いをするえりりんのビデオレターが流れた瞬間、両軍の兵士達は皆が皆、手に持っていた銃器を投げ出すのだ。「オ〜!ノ〜!我々ハ今マデ、ナンテ馬鹿ナ事ヲシテキタノデスカ!コンナニ醜イ争イゴトナドハ、一刻モ早クヤメルベキネ〜!!」彼らはこう言って、きっと争い事を止めるに違いない。そしてその後に、間違いなくこう言いだすのだと思う。「トコロデ、アノキャワイラシイ女神ハ誰ダッタノデスカ?ン…?エリ…?ソウデス!タシカニ「エリ」ってイッテマシタ!オ〜、ジャパニーズガールネ〜。シーイズジャパニーズガールダッタノネ〜。」

そんな彼らは、一体どこで調べたというのか「エ〜リリン WOI! エ〜リリン WOI!」などという掛け声を、気でも触れたかのように連発しながら来日。時折、「コッチ!ウゥ〜ン…コッチ!」という「女子かしまし物語」のえりりんのモノマネまで入れながら、渋谷のハロショに隊列をなして来店する。そして亀井えりりんの写真を大量に購入し、満面の笑みで故郷に帰っていくのである。まさに平和そのもの!ちょっと想像しただけで、これは嫌というほど平和そのものだ!あまりにも平和すぎて死にそうだ!亀井絵里、世界を救う。えりりんの笑顔には、それだけの秘めたるパワーが宿っているのだとボクは思う。

ということで、亀井絵里さんには是非ともノーベル平和賞を。
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大空振りのH.P.オールスターズ
H.P.オールスターズ(「ポップジャム」より)H.P.オールスターズなどと称し、ハロープロジェクトのアイドルさんたちが、みんなごっちゃ混ぜになって、ワーって踊っちゃったりするからめっちゃ華やかでっせー と、シャッフルユニット以上に超大雑把な企画が発動し、来週あたりからちょこちょこテレビにも出演するようなのだけど、「こんなしょうもないことを、今更やりだすその狙いは一体なんなんだろう?」などと、この無駄に大人数のハロプロメンバーを目の当たりにして、ボクはとても不思議に思ってしまった。

視聴者が「は?」と疑問を抱いてしまう場合は、たいてい何かしらの「狙い」があるがために、突然おかしな行動をとる というのがハローでは通例になっているのだから、今回のパターンも当然、ある狙いがあるが故にH.P.オールスターズを立ち上げたと考える事の方が自然である。

恐らく考えられる狙いは二つ。

まず一つは、一度に全員をステージの上に立たせることで、ハロープロジェクトという組織の意外な大きさを世間に対してアピールするということ。これだけ多くの人間がワイワイと歌い踊っていれば、「ハロープロジェクトってよく耳にするけど、こんなに大勢で構成されていたんんだ。すっげー!」なんて思ってしまう一般人がもし仮にいたとしても、これはもうしょうがないような気もする。ボク自身、「こんなにいっぱいいるのかYO!」とお茶目におどけて見せたくらいだし、そう考えればきっと、改めてハロプロという組織の大きさを世間に向けてアピールするというのは、狙いの内の一つにはあるのだと思う。

そしてもう一つの狙い。年末が近いこの時期に、一年の中でも特に忙しくなるであろうこの時期に、なぜわざわざこの様な、不毛なお祭りドンチャン騒ぎをやろうと思ったのか。この疑問について考えてみると、ボクにはその答えとして、どうしても「紅白対策」という答えしか浮かんでこないし、間違いなくこれが、もう一つの狙いそのものなのだと思う。

ソロで活動をするメンバーが増えすぎた事で、完全に足りなくなってしまったハロプロの紅白出場枠。その出場枠数を増やさずとも、より多くのメンバーが紅白に出場出来るようにするには、「全員で一つのユニットを作る」という手段以外に手はなく、まさに今回のH.P.オールスターズがこれに当たる。年功、売上、人気度、知名度。これらのことを考えると、限られた枠の中で誰を出場させるべきかというのは、実に難しい問題であり、誰もがナーバスになってしまうような問題。そんなしちめんどくさい問題をいっぺんに解決してしまい、誰もがハッピーエンドとなるための最良の手段が、このH.P.オールスターズの結成に他ならない。

ただ、これで万事オッケーなのかと言ったらそうではなく、当然問題はある。あくまでもこの狙いはハロプロメンバー内での極小さな問題を解決することのみを念頭に入れたものであって、外側に対しては全く目を向けられてはいなく、ボクとしては、これが一番の問題なのだと思う。つまり、全員でユニットを組むことでハロプロ内の問題は解決できたものの、「一年に一回の歴史ある歌の祭典である紅白に、わけのわからない46人がごちゃ混ぜでワーワー騒いでいるだけの一時的なユニットが出場する事を、他のアーティストが良いと言うはずは無い」という、ハロプロ外が絡んでくる大きな問題が新たに生まれてしまったのだ。もちろん視聴者の中にだって、そう思う人はたくさんいるに決まっている。

結論を言うと、ハロプロ内部の問題解決だけのために、NHKがこのごっちゃまぜユニットの出場に対して首を縦に振るとは到底考えられず、このH.P.オールスターズの紅白出場は残念ながら実現しない事になる。このH.Pオールスターズというユニットは、結成の真の狙いを無残にも打ち砕かれ、外向きにはロマンスやあぁ!と同様、単なる一発企画モノのド派手なユニットといった認識のまま、静かに終わりを告げるのだ。悲しい。とても悲しくて虚しい。

しかし、これはどう考えても、このまま終わらせてしまうのはあんまりだ。こんなに派手なパフォーマンスなのに、結果的にかすりもしない大空振りだなんて、見るに堪えない。何とかならないものか。ヲタとして何とか活用できないものか。そう考えたボクにはある名案が浮かんだ。

皆さん、是非ともこのH.P.オールスターズが歌っている映像を、知人・友人・親戚・近所のおばちゃんなど、なりふり構わず色々な人に見せてあげよう。その後、その映像を見た人間は、必ずこのような感想を述べる。「何なんだ、この大人数は。誰が誰だか全然わからないじゃないか。」皆さんはその言葉を聞いた後、見計らったかのように、渋く一言こう言ってしまえばそれでオッケーだ。

「オレ、この46人の名前、全員言えちゃうんだよね。ふふん?」

無論その後に返ってくる言葉はこれである。「すっげーーー!!マジですっげーーー!!」
一般人にとって、こんなわけの分からない集団の名前を全て言えるだなんて、まさに曲芸モノ。賞賛の嵐、リスペクトの眼差し。君は、今までモーヲタ、延いてはハロプロヲタであった自分を誇りに思うに違いない。そして自分のこれまでのちっぽけな人生を振り返り、今まで特にな〜んにもしてきてないけど、オデ、オデ、マジでモーヲタでいがったなー!と泣いて喜ぶに違いない。

結成そのものが完全に無意味に終わってしまったH.P.オールスターズだけど、皆さんでこういう活用の仕方をしてあげて欲しい。少しでもこのユニットの結成に意味を持たせてあげて欲しい。そして是非とも、ボクの分まで頑張って欲しい!
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スーパー・ポジティブシンキングマシーン
亀井ちゃんとバーチャルデートハロー!プロジェクト on フレッツというフレッツ・スクエェアの動画配信サービスに、「ビデオ日記」というのがあるのだけれど、その内の一つ「亀井絵里&小川麻琴、上野動物園に参上の巻」みたいな内容のビデオ日記が、ちょいとシャレにならないくらい出来が良いものだから、これはもうちょいとシャレにならない。

何と言ってもその構成が素晴らしく、それは、亀井&小川によってハンディのデジカメで無造作に取られた新鮮な映像を、鮮度を落とすことなくそのままお届けするという、要はそのまんま投げっぱなしの構成。だけどそれが逆に功を奏し、単なる上野動物園ロケという何の変哲も無い映像のはずが、この構成のおかげで、かなり肯定的に全てを捉えれば「上野動物園で亀井ちゃんとデート」といった感じの、バーチャルデート風映像に仕上がるのだ。見方によっては、これは凄まじいほどの究極マテリアルということになる。

アイドルとデートなど、妄想には打って付けのシチュエーション。
その影響か、ちょっと社会的に負い目を感じているアイドルオタクさん達に対して、アイドルとのバーチャルデートをモロに意識したような、いやらしい番組はたくさんあると思う。だけどそのどれもが、あまりにも狙いすぎなため、ボクの場合、見ていて妙な違和感を抱いた後、次第にイライラしてきてしまい、最終的にはディスプレイをヘルズフラッシュで木っ端微塵にするという流れにいつも行き着いてしまい、非常によろしくない。しかし今回の場合は、狙って作られたバーチャルデートではなく、出来上がった結果が「バーチャルデート風」だったというパターンなのだから、ヘルズフラッシュを炸裂する理由もなく、むしろ「繰り返し見てみよう!何回も見てみよう!」という非常にポジティブな考えを持つ事が出来る。

亀井ちゃんとバーチャルデート内容自体は全くもってくだらない。亀井ちゃんが動物達を見て「かわいい!」と、実にありきたりな感想を述べているだけなのだ。しかし亀井ちゃんのすごいところは、寝ている鶴にすら「かわいい!」なんて感想をさらっと言ってのけてしまうところにある。亀井ちゃん、本当にそれかわいいと思っているのかよ!立ちながら寝ている鶴なんてどこがかわいいんだよ!ただこの状況を見逃す手はなく、ここですかさず「寝ている鶴もかわいいのか〜?」などとやさしくツッコミを入れてみたところ、バーチャルデートのリアリティは抜群だった!す、すごい!全てをプラスの状況に持っていってしまう。バーチャルデートにおいて最も必要なことはポジティブシンキングなのさ!

亀井ちゃんは途中から、何故かニッコニコの笑顔で「どうにかして土曜日ぃ〜どうにかして土曜日ぃ〜」を狂ったように連呼しだす。色々な意味で多少なりとも不安になるシチュエーションではあるのだけれど、どうやらFC限定のプロモーションビデオ集ベスト・ショットにて、今回は亀井&小川が「どうにかして土曜日」を歌うらしく、そのロケの後に撮影したのがこのバーチャルデートであるらしい。その辺も踏まえながらボクは、ポジティブシンキングでもって、ちょいと大人風に「絵里、ロケの方は順調に終わったのかい?」なんて言ってみちゃったわけだけど、これ、すっげーバーチャルデート満喫感に満たされる!こんなに幸せな気分になれるとは思ってもいなかった!「絵里」なんて言っちゃったりもして!「絵里」なんて呼び捨てにしちゃったりもして!わひゃー!とまあ、非常に素晴らしい。非常に素晴らしい映像だと思う。

ただ唯一の問題は、やはりオマケとして、この素敵なバーチャルデートに、もれなく小川麻琴さんがついてくるという事だろうか。

小川さんともバーチャルデート!?いらない。正直言って小川さんはいらない。亀井ちゃんと二人というシチュエーションの方が絶対楽しいに決まっているのだ。あんなにおもしろい小川さんの顔がアップで映し出されたら、せっかくのバーチャルデート風映像が台無しじゃないか。世界ビックリ面白人間とかじゃないんだからさ!途中に映ったアザラシと小川さんが親子みたいに見えたとか、そういう笑いはいらないんだからさ!

だけど、バーチャルデートにおいて重要なのはポジティブシンキング。何事も肯定的に捉える事。さっきも言ったとおり、ポジティブシンキングがあったからこそ、上野動物園ロケ映像が魅惑の上野動物園バーチャルデート映像にレベルアップされたのだ。重要なのはポジティブシンキング!妄想に必要なのはポジティブシンキング!そんなスーパー・ポジティブシンキングマシーンと化したボクが苦渋の思いで取った行動は、恐らく多くの人が度肝を抜かれるであろう、「小川さんともバーチャルデート」。こうなりゃ命を削って小川さんともバーチャルデートだ!意を決して清水の舞台から飛び降りたような気持ちで小川さんともバーチャルデートだ!

今ならいける!今のオレなら何でもいける!スーパー・ポジティブシンキングマシーンと化した今のオレなら何も怖くは無い!ふはは!ふははは!ふはははは!世界よ滅びよ!
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開き直っちゃう
割と色々なサイトで、「H.P.オールスターズが出演した回のうたばんは、久しぶりに面白かった」という感想を目にし、例によって例の如く見逃してしまっていたボクは、先ほど何とか観賞にこぎつけたのだけれど、これ、えりりんが全然映っていないじゃないか。そんなの全然面白くなんか無いじゃないか。うぬらは、一体これのどこが面白いというのだ。うぬらは、えりりんがほとんど映らないうたばんに対して、何故こうもいけしゃあしゃあと「面白い」などという戯言を抜かすことができるのだ。いい加減に目を覚ましたまえ。

久しぶりに保田さんがいじられているのが面白いと感じたのかもしれないのだけど、以前から何度も言っている通り、ボクはこの光景には最早見飽きてしまっているので、特別今回が面白かったとは感じなかったし、当然石川さんの「おもしろい話」なんか、あまりにも面白すぎて、ちょっと画面から視線を外してしまいたくなるくらい、見ていて恥ずかしくなってしまったし、ここぞとばかりにはしゃぎ回る斎藤さんの空回り全開の御姿に、彼女の体内に宿る漢としての要素を垣間見た気がして、えらく気が滅入ってしまったりもした。

番組で唯一の見所といえば、「500円玉を貯める」といった実にアカデミックな財テク法を披露した高橋さんのトーク(およそ3秒)の部分だけで、この一切無駄の無いトークっぷりにボクは感心してしまって、一瞬スタジオ全体が静まり返ったその様子を目にし、思わず舌を巻いてしまったのだった。すごい。すごすぎる。最早ここまでトークが出来ないとなれば、これは一つの個性であり才能だ。高橋さんはいっそのこと「一言もしゃべらないキャラ」にでもなればいいのになあと、ボクは割と本気にそう思ってしまった。

他にも鼻を小さくすぼめるあゃゃはプチ萌えポイントだったりと、ポイント、ポイントで見所はあったのは事実だけど、全体を通じてやはり「面白い」という感想を抱けるまでには至らなかった。まあ、えりりんが「その他大勢のうちの一人」といった扱いを受けてしまっている時点で、「面白い」という感想を抱く事自体土台無理な話なのだけど。

亀井さん唯一の出演シーンただ、えりりんの可愛らしさというのは、最早尋常なレベルではなくて、そのキュートなお顔がちょこんと画面の端の方に映し出されただけでも、その画面全体を完全に支配してしまう程。だから、たとえトークのメインとして扱われなくたって、画面を見ていれば嫌というほど「亀井オーラ」は伝わってはくるし、実際小川さんメインですすんでいた写真集くだりのトークの時だって、ひときわ画面の左端だけが燦燦と光り輝いていたのだ。

もしかしたらこれは、この辺のことをえりりん自身が配慮した結果が、今回のうたばんだったのかもしれない。ここで自分がトークまでメインで話してしまった場合、番組終了後確実に視聴者の脳裏に残る事と言えば、「亀井絵里って子がメッチャかわいい」って事のみ。ほとんどの面子があまりパッとしないとは言え、せっかく40名近くのハローメンバーが一堂に集結しているわけだし、自分オンリーのプロモーションになってしまっても、それはそれで具合が悪い。そうなれば、何となく他のメンバーに見せ場を譲り、自分は画面の隅で、自然と発してしまう「亀井オーラ」でもって世間に対しアピールするという、一歩引いたアピール方法を取り、他のメンバーと比較して自分一人だけが目立ちすぎないようにと、実に心憎い気配りをしているわけである。

えりりんは素晴らしい心の持ち主だと思う。この心遣いには頭が下がる。皆さんもそうは思わないだろうか。って、思わないのか。そうなのか。

いやしかし、一体えりりんは、どこまでかわいくなれば気が済むのだろうか。時折ボクは、「何でこんなに可愛らしいのだろう?う〜ん…」と、真剣に思い悩んでしまうくらいだ。この可愛らしさはすでに人知の及ばぬところまできてしまっている。一体どこまでかわいくなれば気が済むというのだ。一体何をするつもりなんだ、えりりん。そんなにかわいくなって、そんなにかわいくなって、一体何をするつもりなんだえりりん!

ちなみに、今週のハロモニにて、お絵かきに挑戦した亀井画伯が自信満々に描いた、実にスペクタクルかつミステリアスな3頭身の宇宙人画を見て、ボクはすかさず「そりはスパイダーマンだあー!」などと、日曜の真昼間からちょいと興奮気味に叫んでしまったのだけど、ピンポーン!!見事に正解なのであった。

半年前であれば確実に分からなかったであろうこの亀井画伯のとんでもイラストを見て、すぐさま答えが出てきてしまった自分の確実なる成長を考えると、「人間頑張れば何でもできるんだなあ」といった自信とは裏腹に、なんだか妙な不安感でいっぱいになってしまった。しかし、そんな細かいことなどは気にせずに、ここは是非とも開き直って生きていこうと思う。座右の銘は「開き直り」。アナーキスト風なイメージで。
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