過去ログ#61〜#70


殺傷力100%のベストアルバム
ちょいと遅い情報なのだけど、3月24日にあゃゃのベストアルバムが発売になるらしい。
その収録曲は、なんと、リンク先のフォームから投票された結果で決まるらしく、言うなればこれは、ファンによるオーダーメイドのアルバムとなるらしいのだ。すっげー!超画期的な企画だー!って、驚いた振りをしてみたのだけれど、冷静に考えてまあ割とよく聞く企画だと思う。とは言っても、単なるシングルコレクションベストになるよりかは、よっぽどこっちの方がボクとしても嬉しいし、是非ともここはボクも投票をしてみようと思うのだ。

ただ、ここに来て大きな問題なのは、投票できるのが1人3曲までということ。これまでにリリースされた15枚のシングルと、3枚のアルバムから、「好きな曲を3曲だけ選んでね♪」だなんて、そんなの無理に決まっているじゃないか。何を言っているんだお前達は。3曲も選べるかってんだコンチキショー!
って、逆。当然その逆。たったの3曲に絞るという事がどうやら出来そうもない。

とりあえず、せっかく単なるシングルコレクションのベストアルバムではなく、もっと違った形のベストアルバムが出来上がる可能性のある企画なわけだし、これを利用しない手はない ということで、シングル曲は選曲対象外とする事にした。これで随分と候補曲を削減する事が出来る。実に漢らしい決断だ。

後は、どういった基準で選曲するのかということなのだけど、ただ単に「好きな曲」というだけでは、先ほどから述べている通り、たったの3曲に絞り込むという事は不可能である。そのため、それ以外に選曲の基準を設けようと思うのだけど、この場合、何よりもこのアルバムが、どういった層をターゲットにしているのか といったことを考えてみたいと思う。

所詮ヲタの人達に関しては、どの曲も聴いたことがあって当然だと思うし、わざわざベストアルバムという形でリリースされる事に、特にお得感みたいなものは感じないもの。となればやはり、ベストアルバムをリリースする上で一番のターゲットとなるべくは、あゃゃ(ハロプロ)ヲタ予備軍の人達であり、「何となくあゃゃの歌とかに興味はあるんだけど、アルバムとかシングルとかを購入するまでには至らないんだよなー。」などと言っては、いまいち踏ん切りのつかない、実にもどかしい人達である。4年程前のボクのような存在だ。

そう。ボクが、今のような見るも無残な姿になってしまったのは、ギャグで「モーニング娘。ベスト1」を購入してしまった事が全ての元凶であり、あの時あの瞬間に、一世一代のギャグをぶっかましてやろう!などと言った、ボクの中に宿るエンターテイナーとしての要素さえ発動しなければ、渋谷のハロー!プロジェクトショップなどという、オタクが沢山群がるようなキモチのわるい場所とは無縁の漢になっていたはずなのだ!なんてこったい!一体いつからボクの人生が狂ってしまったのだ!人生の神様は時に無慈悲だ!

なんてことを今更嘆いてみたところで何にもならないのだけど、まあ要は、ベストアルバムというものは、このようなヲタ予備軍のような人たちには、とてつもないほどの殺傷力を有する、かなり効果的なマテリアルであることは事実。

となればやはり、ボクのように人生を大きく踏み外す人達を増殖させてしまおう!といった事からも、この企画におけるボクの選曲は、是非とも一回聴いただけで否が応でもガッツリとはまってしまうような曲にしたいと思う。しかも、こういった「はまってしまう曲」というのは、初めて聴いた時の印象でおよそ決まってしまう事であるため、未だあまり世間に浸透していない曲、つまりはシングル曲ではなくてアルバム曲から選んだ方が強烈なインパクトを与え、より効果的であろう。結果的に、先程述べた「シングルからではなくアルバムから選ぼうと思う。」といった漢らしい決断と、見事に合致する形となってしまった。なんとも周到かつ計算高い漢だと思う。我ながら恐れ入る。

ということでボクの選曲はズバリ!

1.笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜
2.可能性の道
3.オシャレ!


としたい。

とまあ、計算高いだとかなんとか偉そうに言ってはいたけれど、最終的には「思いっきりベタな選曲」って言うのが今日のオチってことで。

……てか、オチてる?
(61)

てじな〜にゃはおかしいだろ
山上兄弟というお子様マジシャンの、必要以上に愛嬌を振り撒く一挙手一投足が、「いや〜かわいい〜!いや〜ちょっとかわいい〜!」などといった婦女子からの黄色い声援をゲットしてやろうという魂胆が見え見えで、ボク的には妙に気に入らなかった今週のハロモニ。この兄弟は、唐突に「てじな〜にゃ」などという言葉を発したのだけど、なんだよその満面の笑みで「てじな〜にゃ」って。「てじにゃ」ならまだ分かるけれども、「てじな」と言い切ってしまった後に、語尾に「〜にゃ」を持ってくるのはどう考えてもおかしいだろ。その「〜にゃ」はどっから来たんだよ。そんなのおかしいだろ。君らそれ、絶対「かわいい!」って言われたいだけだろ。そんなのおかしいだろ。

マジック自体のレベルとかテクニックとかは、正直言って高いものではなかった。ギネス公認とは言っていたけれど、これはただ単に「小学校低学年」で本格的にマジックをやっているという事に対する記録なのかもしれない。そのため、どのマジックも見ただけですぐにタネが分かってしまうもののオンパレードだったし、まあ子供のマジックらしいといえばそうだったのだけど、そんな単純なマジックにもかかわらず、「あ!わかったっちゃ!」てな感じで張りきって回答をして、勝ち誇ったように喜ぶ田中さんとか、そんな田中さんの隣で「全然わかんな〜い」ってな感じで不思議そうにしている道重さんとか、マジックの方よりも「てじな〜にゃ」をバッチリとタイミングよく合わせることしか最早頭に無い亀井さんとか、見ていてとても微笑ましい光景に思わず恍惚としてしまった。やっぱり6期は素敵だなあ。

ところで、小川さんがベットの上に寝転んで宙に浮いてしまうというマジックの本当の狙いは、宙に浮き上がってしまうだなんて不思議ぃ〜といったところにあるのではなくて、宙に浮き上がった後に起き上がった小川さんが、より一層太ってしまっただなんて不思議ぃ〜というところにあるのだとボクは思ったのだけど、もしかしたら違ったのだろうか。ただ、矢口さんもボクと同じような事を感じたらしく、起き上がった小川さんに対し「歯医者さんの後の人みたい」と言ったのは、小川さんのあのふくよかなほっぺを見て虫歯の治療を連想したに違いないのだ。あいかわらず矢口さんはさりげなく酷いことを言う。なっちがいないハロモニにて、さりげなく毒を吐く役は、今や矢口さんの特権だ。まあ、そんな矢口さんは、いつでも素敵だなあとは思う。

しかし、マジックの前に「折れないですかこれ?」と発した小川さんのフリに対し、「大丈夫です!」などと言いつつも、実際にベットに腰をかけてみたら、メキメキ…バキッなんて感じでベットの足が折れ、「はれ〜!」てな具合に小川さんが豪快に横転。無残にも破壊されてしまったマジック道具と、状況が判断できずにポカ〜ンと口をあけながらぶっ倒れている小川さんを見つめ、「耐荷重は200kgだったんですけどねぇ。」というセリフで決める といったハイテクニックなマジックが出来るようになれば、山上兄弟は、もっともっと立派なマジシャンになれるとボクは思うけどなあ。マジックのタネは、実は小川さんの体重にありました!みたいな。

いや、言うまでもなく、そんな小川さんだって、6期、矢口さんに負けじといつだって素敵なのだ。なんてったってここは、小川麻琴さんファンサイトなんです!
(62)

横アリで見たミラクル
横アリで行われた、ハロー!プロジェクトのメンバー四十数名が、ワー!ってな具合に一堂に集結して、ドンチャカドンチャカワーって大騒ぎする、毎年恒例のハロー!プロジェクトコンサートに行ってきた。ボクは生まれて初めてハロコンに参加したのだけど、このごちゃ混ぜっぷりというのは、個々メンバーに対する焦点がどうしても散漫してしまうため、ボクのような数名の人たちだけがお目当てな人には、あまり楽しめない構成になっているんだなあ といったような感想を抱いてしまった。

そんなごちゃ混ぜの状況ではありながらも、まあ、いつものことながらボクは、主に亀井えりりんその人を目で追うことを開演前から目的としていたのだけど、コンサが始まって暫くはどうしてもえりりんが見つからなかったのだ。おかしい。開演前に欠席をするというインフォメーションはなかったはずなのに。

今回のようにステージから少しばかり離れた席で、各メンバーの顔がはっきりと判別することはできない場合は、ボクは顔ではなく髪型で各メンバーを判別することの方が多いのだけど、以前に行った娘。コンでこの方法を使って、ず〜っとえりりんだと思って必死になって目で追っていた人が、実はえりりんではなく、よりにもよって新垣さんだった! という即死級の苦い経験をしたことがあるだけに、髪型で各メンバーを判別するということにはかなり抵抗があったのだけど、いつまでたっても見つかりゃしないし、このままじゃ埒が明かない。ボクは意を決して、禁断の大技「髪型で判別」を繰り出したのだった。

………いない。

それでもいないよ。えりりんいないよ。どーなってんだよこれ。どーなってんだよこのコンサ。何でいないんだよ。一人似ている髪形の人はいるけれど、あれはトラップの方じゃねーか。えりりんじゃねーよ。もう騙されねーよ。もう二度と騙されねーよ。

ボクが、実に漢らしくそんな不平不満を心に抱いていたところ、ほどなくして究極的にかわいらしい子が突如モニターに映ったのだった。

ショートカットにしてしまったえりりん。
ショートカットのえりりん
※画像はハロモニ

ピッピィ――――ッ!!!!(ホイッスルの音)
はい、イエローカード。そのかわいらしさは反則。絶対反則。イエローカード。かわいすぎるイエローカード。

ばっさりと髪を短く切り落としたえりりんをみて、ボクは思わず興奮してしまって、「やっべ!やっべ!」って心の中で十数回ほど呪文のように唱えていたのだけれど、これ本当にやばい。いつものごとく、「やばい」以外の表現方法が見つからない。しかも髪型が変わったおかげで、ガキさんトラップからも脱却できてるし。最高だよ!言うことないよ!いいことずくめだよヒャッホ――――イ!!

とまあ、コンサートの見所の大部分が、ショートカットになってますますキュートになってしまったえりりんが歌う「恋のテレフォン GOAL」に集約されていました。 というのが今回のコンサの感想の全て。30日の夜公演は出ていないので、飯田さん卒業セレモニーについては知らないのだけど。

とにかく、人数が多すぎて、誰が誰だかよくわからないといった状況と、自分たちの持ち歌を歌わないカラオケコンサといった状況では、ボクはやっぱり心から楽しめないみたいだ。「えりりんのショートカットヘアーをこの目で見れてよかった!」といったことだけがコンサの感想だなんて、そんなのどう考えてもおかしい。ハロコンはやっぱりボクには向いていないのだな。そう結論付けられた今回のコンサだった。

ちなみに、紺野さんと夏焼さんが歌う「桃色片想い」は、ボク的には究極的にありえなかった。是非とも記憶の中から抹消したい。
(63)

モーニング娘。って一体何なんだろう
「飯田圭織卒業記念 サプライズSP」と称し、先月30日の横浜アリーナのハロコンにて卒業していった最後のモーニング娘。オリジナルメンバー飯田圭織さんとのお別れ企画だった今日のハロモニ。メンバー全員で作った手作りの掛け時計のプレゼントと、涙涙のお別れコメント。見ているこちらも思わず涙ぐんでしまうような番組内容だったのだけど、ハロモニがこんなにまで湿っぽくなってしまうのは、個人的には非常に困る。「日曜のま昼間から、アイドルが出演しているTV番組を見ながら、目頭を熱くしている漢」だなんて、どう考えてもやばいだろ。そもそもどんな漢だよ。こんなの漢じゃなくって変態だろ。やばいだろ。

番組内では、メンバー一人一人が飯田さんにメッセージを伝えるシーンがあったのだけど、実はボクはこういったシーンにはとことん弱い。恥ずかしながら涙なしで見ることは出来ないのだ。確かに、涙ぐみながら小川さんがメッセージを発しているその声が、激闘後にインタビューに受け答えする力士の声にそっくりだったところは、個人的にはかなりのツボで可笑しかったのだけれど、実際、他のどのシーンも悲しさと感動とが織り交ざった、涙もののシーンばかりであった。

むせび泣きながら、一生懸命飯田さんへ感謝の気持ちを伝えようとするえりりん。涙声になりながらも、涙は見せまいと必死にこらえながら、飯田さんに最後のメッセージを送る美貴ティ。悲しさのあまり言葉に詰まってしまう石川さん。そして、この涙涙のお別れシーンに参加することが出来ず、ただただ傍らで傍観するのみの、娘。オリジナルメンバー中澤さん。え?…オリメンだよ?みたいな。こちとら一緒に手売りで5万枚売った人間だよ?みたいな。

悲しい。あまりにも悲しいと思う。

てか、モーニング娘。って一体何なんだろう。この飯田さんの卒業をもって、全てのオリジナルメンバーがモーニング娘。から卒業していった。自分たちの夢の実現のために、モーニング娘。というグループを結成しようと必死になって全国を駆けずり回ったオリジナルのメンバーがいなくなった。現状のメンバーは全て、自分たちの力で娘。というグループを結成したメンバーなのではなく、ただただ既成の枠に後から入り込んできただけのメンバー。これらメンバー間には、何年間娘。に在籍しているのかといった、経験数の違いしか存在していない。矢口さんも、そして現在一番の新面子である6期メンバーも、これまでのモーニング娘。の数々の活躍の大本である「結成」という場面に携わっていない。

しかしながら、それでも今は、他でもないそのメンバー達こそがモーニング娘。なのであって、卒業者はただの「元モーニング娘。」に過ぎないのだ。オリジナルメンバーだろうと、そうではないメンバーであろうと、一旦娘。から卒業してしまえば、肩書きは全て「元モーニング娘。」。こういった、血も涙もない厳然たる事実をまざまざと見せ付けられたのが、今回のハロモニにおける中澤裕子さんの傍観者としての立場であった。

モーニング娘。って一体何なんだろう。

最後のオリメンである飯田さんの卒業の後も、何も変わらずに活動を続けていくモーニング娘。。オリジナルメンバーが在籍しないモーニング娘。という存在が、このオリジナルメンバーという特別な領域すらをも無いものにしてしまった。これから先も卒業加入が繰り返される中で、そのうち、誰がオリジナルメンバーなのかも知らない、モーニング娘。が結成されたその経緯すら知らない、そんなメンバーだけでモーニング娘。が構成されてしまう日が来るのかもしれない。

モーニング娘って一体何なんだろう。考えれば考えるほど、こういった思いばかりが強くなる。

ところで、勘違いしてほしくないのだけど、ボクが「昔の方がよかったなあ。」といった懐古主義者なのかといったら、それは全くの逆。モーニング娘。というグループを世に誕生させたオリジナルメンバーの頑張りと努力には感謝するけれど、オリジナルメンバーより100倍以上かわいい今のモーニング娘。の方がボクは好きデス。アイドルグループ、かわいくなけりゃ意味がない。オリジナルメンバーが、あのエリック亀造のかわいらしさを模倣できるのかといったら絶対に無理な話なわけで。もとより、どちらが良かったと比べること自体が愚行だとは思うし、昔の娘。には昔の娘。としての、今の娘。には今の娘。としての良さが間違いなく存在している。ただ単にボクの場合、今の娘。の良さの方に、多くの魅力を感じるというだけなのだと思うけど。

ただ、モーニング娘。というグループが、どうしてこれまで数々の活躍が出来たのか。そのきっかけだけは、娘。の一員として直接オリジナルメンバーと触れ合うことのない、これから先娘。入りする未来のメンバーにも、決して忘れて欲しくはないと思う。

今思えばダサくてパッとしなかったけれど、やっぱりすごかったんだよ。あの5人のモーニング娘。達は。
(64)

ハロプロにおける真の「EROS」
ポップジャムよりメロン記念日の14枚目のシングル「肉体は正直なEROS」がちょっとした物議を醸している。その理由は、「エロス」をキーワードとしたこの曲全体のテーマに関係しているようなのだけれど、実は今回のこの新曲に限らず、2005年のメロン記念日のテーマ自体が、この「エロス」ということとなっており、これはつんく♂自身がオフィシャルサイトでも明確に発言していることである。


2005年のメロン記念日のテーマといたしましては 「究極のエロス」と題しまして、彼女達の大人な部分を 思いっきり演出していきたい!と思っています。 SEXYと言う形容動詞ではなく、エロスという芸術作品そのものをメロン記念日に演じ、そして、唄ってもらいたい!と考えています。
その結果が、今回の新曲「肉体は正直なEROS」らしいのだけど、個人的にこの楽曲には大いに問題があると思う。この曲と振り付けが、彼の自信たっぷりなコメントで言っているところの「エロス」であるならば、正直に言って耳と目を疑いたくなってしまうし、さらにその上、この曲が彼にとっての「芸術」であると言うのであれば、耳や目を疑うどころか、最早この世の存在自体までをも疑いたくなってしまうほど。これはとても「エロス」や「芸術」といった言葉で形容できるような代物ではなく、ただ単に歌番組上で、恥ずかしげもなく「下品」な行為を見せているに過ぎないのだ。

ポップジャムより実際、ポップジャムにおいて、この「肉体は正直なEROS」を歌うメロン記念日の雰囲気や踊りというものは、これまでのメロン記念日には似つかわしくない、かなり違和感のあるものだった。その一つの良い例が彼女達の「大開脚」であって、こういった振り付けで歌を歌うことは、メロン記念日はもちろんのこと、ハロプロという全体の枠組みにおいてでさえも、完全に異例の出来事。そしてこれは、ハロプロという枠組み内で、初めて「下品」な行為をテレビ上で行ったのがメロン記念日だ ということにもなるのだと思う。

この、つんく♂の言うところのエロスを体現したものが、今回のこの大開脚であるならば、エロスをテーマにされたメロン記念日にとって、2005年は最低にして最悪の年になるに違いない。と言うのも、間違いなく彼女達は、つんく♂なり、事務所なりの方針に従い、言われたとおりのことを一生懸命に覚え、それを真面目に精一杯表現し、立派に自分達の仕事を全うしているだけにも拘らず、それを見ている視聴者の評価というのは「テレビ番組で下品なことを平然とやっている最低のグループ」となるのだから。このテーマを与えられたメロン記念日にとって、プラスとなることなんてまるで無い。つんく♂は一体何を考えているのだろうか。

結局のところ、エロスというキーワードを、そのまま「大開脚」という行為に単純に結び付けてしまっている時点で、つんく♂には「エロス」をテーマとしたプロデュースなどはそもそも出来やしないということを、ただただ露呈したに過ぎないわけで、これは、普段から中学生や小学生ばかりに関心を持ってはニンマリとしてしまっている、大の大人の成れの果てなのだと思う。

つんく♂は、出来もしないエロスの演出などは頑張らなくてよろしいのだ。彼の中学生の女の子に対する千里眼は世界一であることは間違いなく事実だと思うし、今後もその特技に、より一層磨きをかけるよう邁進していけばいいのだと思う。そして、それ以上に、彼がこの様な不毛な活動に精を出さなくとも、どうやら我々の眼前に、近々真の「EROS」が姿を見せることになっているらしいのだ。ちょいと想像しただけで、そのあまりの「EROS」っぷりに気が狂いそうになってしまうほど、えげつない「EROS」をふんだんに盛り込んだ究極の真のEROS、写真集『小川麻琴』という名の、ファイナル・エロティック・ウェポン。その破壊力たるや、すでに人知の及ばぬところまで来ているという。

殺す気?もしかして殺す気?
(65)

カラオケコンサ再び!?
美勇伝のファーストコンサートツアーが発表されたり、Berryz工房の単独ライブツアーが発表されたりと、最早ボクのようなレベルでは、若干ついていけなくなりつつある昨今のハロプロ。そういった真新しい情報が飛び交う中、最も気がかりなのは、「美勇伝ってシングル2枚しかリリースしていないのに、どうやってコンサートを成立させるつもりなのかしら?」ってことなのだと思う。

ツアーそのものは、5月の終わりから6月初旬に予定されていて、まだまだ3ヶ月の期間があるのだから、この間にアルバムを一枚リリースしてツアーのセットリストに備えるのだろう と考えるのが、この場合はもっともで、実際多くの人がそう考えているのだと思う。ボク自身も、年が明ける前であったら、何の疑問もなくそのように思っていたのかもしれない。ただ、以前とは違い、年明け早々ハロープロジェクトカラオケコンサートが執り行われた現在の状況下において、同様にアルバムリリースを期待してしまうことは、非常に危険なことなのだとボクは思うのだ。つんく♂というおっさんに、「裏切られてしまう」ということにおいて。

つまり、この美勇伝のツアーは、ツアーに先駆けてアルバムがリリースされることはなく、セットリストはハロプロの他のグループの曲で構成。今年の正月に行われたハロコンと同様に、カラオケコンサートツアーになるのではないだろうか というのが、ボクの意見ということである。

彼らがハロコンでカラオケコンサートを行ったその狙いは、表向きには、「マンネリ化したハロコンに変化をつける」ということなのだと思うのだけど、それ以上に、「カラオケコンサに対するファンの反応を見る」ことが恐らくはあったのだとボクは思う。実際、カラオケコンサートが許されるのであるならば、製作者サイドとしてこんなに楽なことはないのだ。新たに楽曲を作り出すための労力も、その楽曲をリリースするためのプロモーション費も、全て不必要となるのだから。

彼らはこういった自分たちにとってお得な状況が現実的であるのかどうか、そのリサーチのためにハロコンでカラオケコンサを敢行した。結果的に彼らとしては「手応えあり」と受け取ったのだろう。今後もカラオケコンサートを続けることにゴーサインが出てしまったのだ。ファンの予想以上の好反応に驚きつつも、彼らはニンマリとほくそ笑んだに違いない。

これまでに幾度となくあったのだけど、彼らの突然の奇行は、全てその後に起こる事象に対して伏線を敷いている。ハロコンがカラオケコンサートになったのには、確実に意味があることで狙いがあること。問題なのは、これまでの経験上、彼らが突如としてこういった奇行に走った時、その後に起こった事のほぼ全てが、「良くないこと」のオンパレードだったということ。美勇伝のツアーのみならず、今後予定されているツアーの大半がカラオケコンサートに成り下がったら。正直言って、こんな地獄絵図は想像もしたくないし、さすがにこれは言いすぎだろと思っている自分がいるのも確かなのだけれど、ここにきてやたらと色々な種類のツアーが組まれだしたということが、一抹の不安を抱かせるのも事実。

ボクは美勇伝に対して、特に思い入れなんてものはないから、もし仮にこの記念すべき美勇伝のファーストコンサートがカラオケコンサートとなったとしても、事務所ならびにつんく♂に対し怒りをあらわにするということは無いのかもしれない。ただ、本当に彼らがこんなことを実行しようと思っているのであるならば、その構想は確実に間違えていると思うし、それ以上に彼らの脳みそは、本格的に何とかしないといけないレベルにまで達してしまっているのだと思う。

先日行われたなっちのレビューでも、実際に「涙が止まらない放課後」がなっちによって歌われたというし、状況は悪い方へ悪い方へ向かっていっている気がしてならない。これらが、単なるボクの杞憂であればいいのだけど。

カラオケコンサ疑惑を払拭するためにも、ボクとしては、美勇伝のファーストアルバムリリースを切に望む。つんく♂さん、是非ともガンバっておくれよ!
(66)

イメージ戦略の主役
「娘。ドキュメント2005」という番組を、ボクはこれまで自信を持ってスルーしていたのだけれど、なにやら聞くところによると、この番組では現在「5・6期討論会」などというものが繰り広げられており、とてつもなく情熱的な番組だということらしいので、それじゃあしょうがないとばかりにあまり期待せずに見てみたところ、番組側のあるまじき誤植のオンパレードに、むしろ番組を視聴しているボクの方が情熱的になってしまった。一体どうなっているんだこの番組は。

6期 紺野あさ美の課題 ボイストーレーニングで歌唱力アップ3年半も娘。として活動している紺野さんのことを、「6期メンバー」としてしまうのは、まあ確かにひどい誤植であるとは思うけれど、今の世の中モーニング娘。の5期メンバーが誰で、6期メンバーが誰なのかを知っているなんてのはヲタぐらいなものだし、編集スタッフ全員モーヲタだ なんてことは絶対にありえないことなのだから、「これはある意味しょうがないのかなあ。」などと、無理やり自分自身を納得させることも出来る。だけど、ちょっと待てよ君ら、「ボイストレーニング」のことを「ボイストーレーニング」って間違えているのは、どう考えてもおかしいだろ、それ。人としておかしいだろ、それ。

こんなの、「ラーメン」のことを「ラーメーン」って言っているようなものじゃないか。どんな食い物だよ、それ。そんなことしていたら、「ラーメンマン」が「ラーメーンマン」になっちゃうじゃないか。絶対に違う超人だろ、そんなの。たとえ君らが、「ラーメーンマンとラーメンマンは同じなんです。」だなんて主張したところで、そんなの絶対に認めねーよ。オデ絶対に認めねーよ。額に「中」の文字が打刻されているのは、ラーメンマンだけなんだよ。これは世の中の常識なんだよ。

とまあ、先程述べたとおりの情熱ぶりを、ボクってばついつい「ラーメンマン」を例にとって見せてしまったのだけれど、そんなくだらないことはさておき、肝心の番組の内容の方と言えば、「討論会」なんてことを大げさに謳っておきながら、実際「討論会」と言えるような立派なものではなくて、正直なところ、5期、6期のメンバーが、何となく漠然と抱いている不安をさらけ出し、「私、こんなに悩んでいるんです!」といった素直かつひたむきな姿勢を視聴者に見せつけることで好感度を上げようとしているのと同時に、「ちょっと視聴者に感情移入でもさせちゃおうか?」といったような、これら、とてつもなくチンケなことを番組側が目論んでいるというだけ。

そもそも、「この悩みを解決するために、私はこうしようと思う!」といったような主張などは一つもなく、誰もがただただ「こうなれば良いなあと思う。」「こうなりたいなあと思う。」といった個々の「希望」を述べているに過ぎず、それらを聞いている他のメンバーにいたっても、そのコメントに対して何ら意見するわけでもない。これであれば残念ながら討論会ではないし、「好感度アップ大作戦」だと思われてしまってもしょうがない。

後輩思いの素敵な矢口さんただ面白いことに、その好感度アップ大作戦における主役は、実は5期メンバー、6期メンバーの7人なのではなくって、その5期メンバー、6期メンバーの不安を親身になって受け止めてあげている絵を視聴者に見せつけ、この実にわざとらしい演出で、「リーダー矢口は後輩の面倒見がいい!」といった偽りを思う存分アピールしている矢口真里さんその人なのであった。この「娘。ドキュメント2005」という番組は、「矢口さんイメージ戦略番組」と考えて、この場合は間違いないのだと思う。

こんな捏造された場面を真剣に演ずる矢口さんは、なかなかのやり手女優で素敵だ。ただ一つ残念なことは、これらが偽りの演出であるってことが、視聴者にはモロバレであるということ。

矢口さん、まっことに残念!
(67)

鮮烈なワンショット
食べてすぐに横になったら太るよ。

幼少の頃に親から言われた言葉と言うのは、いくつになっても覚えているものである。この、「食べてすぐに横になったら太る」という言葉もそう。ひどく疲れているときは、晩御飯を食べ終わった直後によく眠気に襲われる。そんな時、必ず頭の中に浮かぶ言葉がこの言葉なのだ。あ〜太っちゃうかもなあ〜。なんて思いながら、結局は眠気に耐え切れず、そのまま寝てしまうというのがたいていのパターン。

しかし、こんなによく思い出す言葉でありながら、肝心の言葉の信憑性がまるで無いところが面白い。現代医学でどう解明されているのかは知らないけれど、食べた直後に眠ることと体重とに、密接な関係があるとは到底思えない。実際、「食べた直後に寝てたから太っちゃった。」という人を見たことだって無いのだ。人間が太ってしまうのには、こんなことではなく、明らかに違うことろに原因があると考える方がよっぽど妥当である。

ところで、似たような言葉に「食べてすぐに寝ると牛になる」という言葉がある。

冒頭の言葉とこの言葉とが同義であるならば、すなわち「太る=牛になる」ということであり、この場合、太っている動物として牛が挙げられていることになる。って、おいおいちょっと待って欲しい。さすがにそれはおかしいだろ。

いや、何がおかしいって、「人間が牛になるわけがないじゃないか!バカヤロウ!」ってことも、まあ確かにあるのだけれど、それとは別に、「太っている動物の代表がなんで牛なんだよ!」ってこと。これはどう考えたっておかしい。

世の中、牛以上に太っている動物はたくさんいるわけであり、「太っている動物と言われて連想する動物ってな〜に?」って聞かれたときに、真っ先に「牛!」って答える人なんていやしない。牛は太っているのではなくて、ただ単にデカイだけなのだ。太っている動物と言えば、「豚」であったり「カバ」であったり、牛以上にこの言葉にふさわしい動物はまだまだたくさんいる。にも拘らずなにゆえに牛なのか。

さすがに幼少の頃の自分も、これにはおかしいと思ったのだろう。食べてすぐに眠気に襲われた状況でも、この言葉の方は全く思い浮かばない。人間が牛になるわけがないし、牛は太っているのではなくただ単にデカイだけ。そんなもの、子供にだって簡単に見抜くことが出来る。ただそうであれば、なぜこの様な言葉が出来たのか。それを考えるとまことに不可解であり、これはすぐに答えが出るような問題ではない。実に難しい問題であると思う。

と、そんなことを思っている最中、ボクはふと、ある一枚の写真を思い出したのだった。それは、この難問を解く上での、最大のヒントとなりそうな、いや、むしろこの言葉をそのまま実践した、最早ヒントなどではなく、この難問に対する解答そのものとも取れるような衝撃の一枚。そのあまりの衝撃に、軽い脳震盪すら起こしかねない程の鮮烈な一枚。

それがこれ。
横になって牛になっている小川さん
まさに、。見事に。思いっきり横になって。ありえないくらい。これでもかってくらいに

目から鱗が落ちるとはまさにこのこと。なんだかよくわからないけど、ボクはこの写真を目にした途端、感謝の気持ちでいっぱいになった。ありがとう!小川さん!本当にありがとう!小川さん!
ボクはとてもすがすがしい気持ちで、「もう絶対に食べた直後に横になるのは止めよう!絶対に止めよう!」と固く心に誓ったのだった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ちなみに、「食べてすぐに横になると牛になる」という言葉は、太ってしまうということに対する戒めの言葉なのではなくて、子供たちの行儀をよくするための戒めの言葉のようです。
(68)

世の中意外とモーヲタばかり
ボクらのアイドルモーニング娘。さん達が、ビジネス上仕方がなく応援しているふりをしている楽天イーグルス。3月26日開幕第二試合のロッテ戦において、26対0という歴史的大敗、打線にいたってもわずか一安打、その上その貴重な一安打で出塁した走者も、ダブルプレーであえなく消え去るという特大のおまけつき、実に破天荒な試合っぷりを見せ付けてくれ、ボクらを最高にワクワクさせてくれていたはずの彼らが、ここ数試合は非常に調子がいいようなのだ。昨日の勝利に続き、今日も西武ライオンズに勝利で2連勝。まったくもってつまらない結果だと思う。

その彼らを調子付けてしまった原因というのは、なにを隠そう、ボクらのアイドルモーニング娘。さんたちであって、日本プロ野球70年の歴史を根底から覆すような、プロ野球応援歌には似つかわしくない音楽と、破廉恥極まりない踊りでもって、大の大人の男達を誘惑し、奮い立たせてしまったらしい。さすがは娘。さんたちだ。

楽天イーグルスっていうのは、皆さんご承知のとおり、去年のパ・リーグで5位と6位、6チーム中唯一負け越しを喫しているウンコのような2チームから、「お前らはウンコだからいらない!」とお墨付きのウンコレッテルを貼られてしまった人たちの集団で、まさにウンコの中のウンコ集団。そんな人たちが寄り集まったチームが、まともに野球をやって勝てるはずはないのだから、26対0という結果はむしろ妥当なわけで、2連勝してしまったことの方がよっぽど奇怪な出来事である。

そんな奇怪な出来事を誘発したのが、何度も言うように、ボクらのアイドルモーニング娘。さんたちの、えりりんを代表とする、とびっきりのかわいらしさそのものであって、仕事上仕方がなく応援しているだけのチームを本気で奮い立たせてしまうなんて、いやはやさすがにモーニング娘さん達であると思う。

楽天イーグルスは開幕前に、「優勝したらモーニング娘。と合コンがしたい!」などといった、冗談なのか本気なのか良くわからないコメントを、選手一同口をそろえて言っていた厚顔無恥な集団で、モーニング娘。さん達が応援に駆けつけたその日の試合から調子付いたということは、すなわち合コン話は本気だったというのがわかってしまったのだけど、それ以上に彼らがモーヲタだったってこともわかってしまった。まさか田尾監督までもがモーヲタだったとは。

結局のところ、今回のモーニング娘。の応援がきっかけで楽天イーグルスが好調になった という出来事は、日本人成人男性のほとんどが、若い女の子好きのロリコンであることを暗に言っているに過ぎないわけで、これは楽天イーグルスの選手のみに限らず、「楽天イーグルス最高!」といった矢口さんの心にもないウソ声援と、モーニング娘。が楽天の方を応援しているという事実を試合前に見せ付けられたことで落胆し、本来の力が全く出せずに2連敗を喫した西武ライオンズの選手一同にも同様に言える事である。

ロリータ大国日本の猪突猛進ぶりはとどまるところを知らず、それは日本プロ野球界にも確実に影響を及ぼしている。「楽天イーグルス最高!」などという、一秒でウソと見抜けるようなコメントを真に受けてしまうだなんて、意外とプロ野球選手は純真なんだということがわかった出来事でもあった。

やぐたんはまだまだいける。
(69)
純真無垢な23歳
モーニング娘。の魅力の一つとして、「いくつになっても純真無垢である事」を挙げるのは、恐らく多くの人が持つ共通認識なのだと思う。決して明るいとは言えない日本の未来に、とかく暗くなりがちな現代の日本の若者達。熱狂すること、熱くなることをダサいと突き放し、何事に対しても大した感情を見せることはなく、冷めていることこそがかっこいいと認識する。実にすさんだ心を持つ、そういった同世代の一般人と比較した場合、モーニング娘。のメンバーは、圧倒的なる熱い情熱と、何事にも力一杯取り組む純粋な姿勢を有し、その姿を見るたびに、ボクはいつもの如く驚かされると同時に、とても和んだ気持ちになってしまう。

これはもちろん彼女たちの一つの魅力であり、最大の武器でもある。様々な環境で育ってきたはずのメンバーが、モーニング娘。という枠に組み込まれた瞬間、誰もが同様にこの純真無垢振りを発揮するのは、間違いなく娘。を取り巻く周りの環境によるものであり、そういった意味で、テレビ番組スタッフ、コンサートスタッフ、アップフロントのスタッフ、そしてプロデューサのつんく♂には心から感謝をしたい。もちろん、それを素直に受け入れる心を持つ娘。たち本人にも。

かつては娘。の顔であり、娘。そのものであったとも言えるであろう、なっちこと安倍なつみ。その彼女の魅力の一つとして挙げられるのが、この娘。の魅力と同様、いくつになっても純真無垢であるという事に違いない。

そんななっちも出演した今週のハロモニは、5周年記念SPと題し、出演者全員が3チームに分かれてバスツアーをするというロケ企画であった。なっちは、亀井えりりん率いる亀井ツアーズの一員として、保田圭、吉澤ひとみ、高橋愛とともに横浜八景島シーパラダイスへと向かうことになる。

思った通りというか、予想通りというか、なっちは絶叫マシーンは大の苦手。にも拘らず、ロケ一発目の絶叫マシーンである「サーフコースター」に搭乗する際、その席決めのくじ引きで、絶叫マシーンで最も怖い席とされる最後尾を見事引き当ててしまう。まだアトラクションに搭乗する前の座席決めの段階だというのにも拘らず、なっちは一人「後」と書かれたくじを手に、とんでもない驚きの表情で絶叫をする。

座席決定だけで絶叫するなっち
こんな表情を見せてくれる23歳なんて、なかなかいるもんじゃない。

その後亀井ツアーズ一行は、シーパラ名物「ブルーフォール」へと向かう。107mの高さから自由落下するシーパラ随一の絶叫マシンである。実際に搭乗するのは、ツアーガイド役であるえりりんを含めた5名のうち、くじ引きでハズレを引いてしまった2名のみ。結果的にハズレを引いてしまったのは、高橋さんと保田さんの2名。

ところが、見事搭乗を免れたなっちだったにも拘らず、実際の搭乗者となったこの高橋さんと保田さんの「大丈夫だよ」という一言で、あろうことか「ちょっと乗ってみようかなぁ〜」などという、予想だにもしない発言をすることになる。そんなバカな!なっち、あんたこのフリーフォールは絶対乗れないだろ!絶対後悔するに決まっているよ!

視聴者の誰もがそう思っている状況で、結局なっちは先ほどの発言がきっかけとなり、このブルーフォールへ搭乗することになってしまう。

ブルーフォールに乗ったことを超後悔するなっち
案の定、落下する前の上昇段階から、思いっきり情けない半べその表情を露呈するなっち。

これら一連の行動を、ただ単に安倍なつみと言う人物が、年甲斐もなくバカなだけ。と言ってしまえばそれまでだけど、こういった誰もが結果を予測できるような状況で、その期待を裏切らないリアクションと表情を見せてくれるのは、ひとえになっちが23歳の成人女性でありながら、いつまでもすれることなく、純真な気持ちを持っていることの証であり、これは、多くの人間がなっちに魅了されてしまう一つの要素なのだと思う。

この純真さがあるからこそ、一度は「過ちを犯した身」でありながら、再びこうして番組上で、その濁りない笑顔と豊かな表情をボクらに見せてくれるのだ。なっちは、こうした和みと癒しを提供してくれる、数少ないタレントのうちの一人なのだとボクは思う。いつまでもこのままのなっちでいて欲しい。今週のハロモニを見て、ボクは心からそう思ったのだった。

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ところで、そんななっち以上の癒しを、嫌と言うほど見せ付けてくれたのは、絶叫マシンに乗るたびにアホみたいにパニくってしまう亀井えりりんその人なのであった。さすがのなっちもえりりんのあの超絶的なかわいらしさにはかないっこない。

要は、なっちよりもやっぱりえりりんの方がキャワだったし、えりりんってマジさいこーだよね!って言うのが、今週のハロモニを見た上での最終的なボクの感想なのでした。
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