過去ログ#81〜#90


さわやか日記
℃-uteとかって人達のおかげで非常に気分の悪くなった週末だったのだけど、同日に放送されていたハロモニの出来があまりにも良かった、というか、亀井えりりんと道重さゆみんのコスプレが超絶的に可愛らしかったので、このうれしはずかし萌え萌え気分をいつまでも忘れることのないよう、ここは是非ともこのスペシャルさわやか〜ナなサイト上に書き記しておくことにしたい。

えりりんのちょ〜かわいい「ふざけんじゃね〜よ〜」この、まるでアニメの世界から本当に現れたかのような激萌ゑえりりんの勇姿を、目ん玉を見開いてよく見ていただきたい。先週のハロモニの次回予告でもチラッと映った、このえりりんのセーラームーンコスは、その可愛らしさ、その愛くるしさともに、完全にアニメセーラームーンのそれを超えている。上戸彩だなんて、劇画タッチな「アタックNo.1」ですら全く超えることが出来ていなかったというのに、えりりんってばアニメセーラームーンなんかぴょ〜んって軽〜く飛び越えてしまっている。ぴょ〜んって軽〜く。そしてかわいらし〜く。

そんなえりりんは、まるで同日に行われた「安倍なつみ 歌とトークのふれあいコンサート 」の℃-uteに対して言っているのではないかと思わせる、「ふざけんじゃね〜よ〜」なんてセリフを可愛らしく口にするのだけど、そんな憎まれ口ですら萌ゑに変換してしまうだなんて、「も〜!ふざけんじゃね〜よ〜!」と、思わずこっちがそのセリフを言いたくなってしまう。「あんた一体どこまで可愛らしくなれば気が済むんだよ!ふざけんじゃね〜よ〜!」と、顔面オール激萌ゑスマイルでもってゴロンゴロンと萌ゑ転がりながら、ボクってば言いたくなってしまう。ゴロンゴロンゴロンゴロン萌ゑ転がりながら。あなたもきっと言いたくなってしまう。

えりりんのちょ〜かわいい「月に代わってオシオキよ」そしてその後えりりんは、「月に代わってオシオキよ(はーと)」などという、超ミラクルエレガンスな一言をこれ見よがしに発するのだけれど、こんなもの、こんなもの、誰だってオシオキされたいに決まっているじゃないか!むしろ積極的にオシオキされに行っちゃうじゃないか!この「月に代わってオシオキよ(はーと)」というテロップをこの場面に入れたスタッフなんて、絶対に「オシオキしてくりー!ポックンにオシオキしてくりー!」とか叫びながら編集していたに決まっているんだ。だって、ボクが編集者だったら絶対にそう言っているもの。ちきしょー!コノヤロー!おまえー!楽しそうな仕事をしやがりやがってー!

ただ残念なことに、この後、大胆不敵にもこのえりりんの「月に代わってオシオキよ(はーと)」というスペシャル萌ゑキューティーなセリフに、「まゆ毛ビーム」とかっていうわけのわかんねーコメントをかぶせて来た新垣さんは、本当、マジで、いい加減にしていただきたい。一体いつまでおぬしはこのくそ面白くもないコメントをぶっかまし続けるつもりなのか。そもそもが寒いコメントの上に、何ゆえにおぬしはこのタイミングでかぶせてくるのか。本当、マジで、いい加減にしていただきたい。

久しぶりに新垣さんに殺意を抱いた瞬間だった。

とにかく、今週のハロモニを見て、「もう、こうなったら、℃-uteのことだって許しちゃうもんっ!」と、ボクがとても大らかで温かい気持ちになれたのは、全てこのえりりんの超ウルトラミラクルスペシャルベリーキュートな御姿のおかげ。新垣さんのあるまじき失態も、えりりんの超ウルトラミラクルスペシャルベリープリチーな御姿に免じて許してあげる。 許してあげるもんっ!

ちなみに、さゆみん扮するプリティーナースの破壊力は計り知れなかった。
ナースコスのさゆみん
これにはもう、エッチなことしか思い浮かばなかい。思い浮かばないもんっ!(えへっ ってはにかみながら)
(81)

やぐたんは要ヲチ 〜Respect for Windows 017
「行列のできる法律相談所」という番組に、ボクのだいっすきな矢口さんが出演していたので、ボクは思わずチャンネルを換えてしまいました!矢口さんごめんなさい!

と言う書き出しで始まったのが、何を隠そう今日で2回目なんだな、これが。で、結果的にどちらもバッチリと見ちゃっているんだな、これが。何だかんだ言って、ボクはやっぱりやぐたんのことが好きなんだな、これが。

しかし、行列のできる法律相談所といえば、視聴率20%前後を誇る日テレの超人気番組。数多くの芸能タレントがいる中、そんな番組にゲスト出演ができるだなんて、矢口さんのソロスタートは予想以上の順風満帆振りで、まるで「モーニング娘。にいつまでもしがみついていたら損をする。」という、いつだったかのつんく♂の言葉をそのまま体現しているかのよう。しかも、同番組において発した矢口さんの言葉は、全て小栗たんとののろけ話という見事なオチ付き。ソロ活動スタートと同時に、ここまで自由奔放に振舞われてしまうと、そんなにモーニング娘。って窮屈な居場所だったのだろうか などと少々考え込んでしまう。

そんな中、今年のシャッフルユニットと言えば、思ったとおりと言うか、どれもこれもたいした面白みのないものばかり。今週のハロモニにて、シャッフルユニットを指し、「各グループの枠を超えて結成されるドリームチームのこと。」などと表現されていたけれども、今となってシャッフルユニットをドリームチームなどと表現するのにはいささか無理がありすぎる。コンセプトの不鮮明さは回を追う毎にひどくなる一方で、小学生のお子様が表現するセクシーさなどは、まさに滑稽そのもの。どれもこれもこんな出来ならば、シャッフルのメンバーに選ばれてしまったことの方が、メンバーにとってはむしろ不幸なんじゃないかとすら思えてしまう。

ところがその中で、意外と乗り気で頑張っていて、今回のシャッフルのメンバーの中では唯一幸せなのかもしれないと思わせるのが、ハロプロの年配組で構成されているプリプリピンクで、ここ最近はあまり日の目を見ることがない彼女達なだけに、真剣にプリプリピンクを演じているところは、かなり好感が持てるのというのは事実。ただ、そんなプリプリピンクでさえも、恋の話に明け暮れ、何の規制もなく自らの思うがままに振舞っている現在の矢口さんと比較をした場合、果たしてこれは幸せなことだと言えるのだろうか。

さっさとアイドルを辞めていった矢口さんが、大好きな彼との幸せな生活をネタに、各局のテレビ番組にて縦横無尽の活躍をする一方、プリプリピンクの方々は、よもやさくら組の衣装の使いまわしなんじゃないのか?と思わせる衣装を身にまとい、久しぶりのメインユニットとは言っても、年甲斐もなくプリプリピンクなどというお寒い名前のユニットに組み込まれ、大した恋話もないまま、未だ現役アイドルを演じている。早々に脱アイドル宣言をした矢口さんとは比較にならないくらい、この年になっても臆することなくアイドルを演じるという徹底したプロ魂を持っているのは、間違いなくプリプリピンクの方々なのだろうけど、果たしてこれって、どちらが幸せと言えるのだろうか?

もとより、彼女達の恋愛話は、矢口さんのように表沙汰にはなっていないだけであり、ボクら一般人の目には届かぬところで、素敵な彼としっかりと確かに愛を育んでいる可能性はもちろんあるわけだし、表面的な状況だけで全てを判断してしまうのは、もちろん間違っているのはわかっているけれども、現在の矢口さんと、このプリプリピンクの方々とを対比してみたら、ボクは実に複雑な感情になると同時に、甚く物悲しい気持ちになってしまったのだった。

とにかく、現在の矢口さんの自由奔放な振る舞いと、つい数ヶ月前まではそうであったはずの、アイドル、モーニング娘。矢口真里の忘れっぷりようを、こうもまざまざと見せ付けられてしまうのは、バリバリのモーヲタであるボクにしてみたら、精神衛生上非常によろしくない。矢口さんが出演している番組は、しばらくの間目にしない方が賢明な判断と言えるのかもしれない。

などと言いつつも、やっぱりやぐたんがテレビに出ていたら、ボクってばついついその番組を見てしまうのだ。無性に気になって、ついついその番組を見てしまうのだ。
それはきっと、やっぱりボクが、やぐたんのことが大っ好きだからなのだろう、ふふん?

というわけで、やぐたんは要ヲチ。
(82)

センチメンタル南向きでマリンスポーツ!
ボクは、色々なサイトで目にする「Musical Baton」という文字列を目にするたびに、「貴様らパンピーの音楽趣味など、ハナクソほども興味がわかぬわ!」と一蹴し、それ以上に、「このモーヲタ界のプリンスが、俗人どもの戯れごとなどに一緒になって乗っかるわけには行かない!」と固い決意を抱き、この企画自体を完全に他人事として捉えていた。言ってみれば、モーヲタ界のプリンスという肩書きにふさわしい、実に慎ましやかな態度をボクは取り続けてきて、それはもう立派な態度だったとは思うのだけど、なんと、あろうことか、そんなモーヲタ界のプリンスをあざ笑い、まるで挑発するかのごとく、このバトンを回してきたものがいるのだ。先日のイベントで、久住小春さんとにぎにぎなどという不埒な行為を満喫してきた生粋のアイドルヲタクななぷるたんその人である。

ボクは、自分の趣味や日常生活をサイト上で書くことには、あまり気が進まないたちなので、こういった企画に積極的に参加することはしたくないのだけど、さゆみんとにぎにぎしてポワワなどという超絶的にキモイ言葉を平然と自サイトで書きなぐるななぷるたんに敬意を表して、今回は書いてみることにした。

・コンピューターに入っている音楽ファイルの容量
6.28MB(3.85MB+2.43MB)

ちなみにこの2ファイルとは、

センチメンタル南向き(3.85MB)/矢口真里
マリンスポーツ!(2.43MB)/矢口真里

のこと。

・今聴いている曲
センチメンタル南向き(3.85MB)/矢口真里
マリンスポーツ!(2.43MB)/矢口真里

・よく聞く、または特別な思い入れのある5曲(2曲)
センチメンタル南向き(3.85MB)/矢口真里
マリンスポーツ!(2.43MB)/矢口真里

今のボクはやぐたんソロの曲しか興味がないし、もはや他のものを聴く気にもなれない。ていうか、他の曲なんて雑音と同程度であり、聴く価値がないと思う。世の中の曲という曲が、ぜーんぶやぐたんのソロ曲になってしまえー。どどーん!

というわけで、やぐたんは要ヲチ。

・バトンを渡す5人
いいか。これは俺のバトンだ。俺のバトンは誰にも渡さん。

以上
(83)

逆襲のくすみん
2年ぶりの企画にも拘らず、大した面白みもないシャッフルユニットといい、最近はとんと話題の少ないハロプロといった感じはするのだけれど、そんな中とてつもなく熱い話題が提供された。それは、ミラクルこと久住小春さんの教育係に道重さゆみさんが選ばれたというどっきりトピックのこと。これが、リニューアルされた娘DOKYU!という番組内限定のことなのか、それとも正式に任命されたことなのか定かではないのだけど、これはめちゃくちゃホットな話題だと思う。

よりにもよってミラクル久住さんの教育を道重さんに委ねるだなんて、久住さんにどれだけ付加価値をつければ気が済むんだって話。もし仮に普通のうさちゃんピースのみならず、折り曲げうさちゃんピースという高度な技まで体得してしまったら、名実ともに久住さんがミラクルな存在となることは間違いない。

耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、久住小春さんに自身のうさちゃんピースを伝授するさゆみん。そのうさちゃんピースを難なくものにし、最終的には、折り曲げうさちゃんピースの最終形態、片折り曲げうさちゃんピース(※1)という、さゆみんですら未だ成しえることが出来ないミラクル・ハイテクニックな技まで身につけ、教育係のさゆみんを難なく飛び越えていく久住さん。

しかしさゆみんだって、このまま引き下がるわけには行かない。「繰り出すうさちゃんピースの差が、極上の萌えを提供出来る決定的差ではないことを教えてあげるんだから!」気合一声とともに、オーソドックスなうさちゃんピースを、最高にキュートな笑顔で繰り出すさゆみん。だけれども、そんなさゆみんをもってしても、片折り曲げうさちゃんピースという最高級の技による久住さんの萌え波動にはかないっこなかった。苦渋の表情でうなだれるさゆみん。

次第にさゆみんからうさちゃんピースが消えていくこととなる。

そんな折、ひょんなことから、さゆみんは萌えフレームを手に入れることとなる。萌えフレームとは、自身に潜在する萌え脳波を増幅して発信させる萌えコミュ(萌え・コミュニケーター)の機能を金属粒子内に鋳込んだものであり、これにより、萌え脳波を直接駆動系にフィードバックし、萌え能力を最大限に引き出すことが可能となる。萌えフレームを手にしたさゆみんは、瞬く間に片折り曲げうさちゃんピースを自身のものとし、とうとうミラクル久住さんと肩を並べることに成功する。「同等の技術さえ手に入れば、小春ちゃんなんかに負けるはずはない!片折り曲げうさちゃんピース!!片折り曲げうさちゃんピース!!」

しかし、あろうことか、そんな意気込むさゆみんのもとに届けられた萌えフレームは、久住さんが独自に有していた技術を、故意にさゆみんに与えた結果手に入ったものだった。久住さんが萌えフレームの技術を故意に流出したその理由は、同等な技術でさゆみんと萌えの決着をつけなければ意味がないという極私的感情によるものだったのだ。

久住小春「敗北が惜しければ、最初からあなたに萌えフレームの情報を与えたりなんかしないわ!」
道重さゆみ「!?それって、どういうこと!?」
久住小春「情けない技術と戦って、あなたに勝つ意味なんてない!」
道重さゆみ「バカにして!そうやってあなたは永遠に他人を見下すことしかしないんだから!!」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

とまあ、この後萌えフレームが共鳴して、地球を救ったかどうかまでは定かではないけれど、たかだか「久住小春さんの教育係は道重さゆみさん」という情報だけで、ここまで妄想させてくれるこの二人って、とっても素敵だと思う。これには大いに期待できそう。
※1 片折り曲げうさちゃんピース
右手でかたどるうさちゃんのお耳の方だけ、絶妙な角度で美しく折り曲げられることで、情緒あふれる和を表現するうさちゃんピース。ちなみに突き上げられた左手のお耳の方は、躍動する生を表現している。
「真・ハロプロ大百科 第12章 『うさちゃんピース』」より抜粋
(84)

超優等生な回答
シャッフルユニットが出演したうたばんは、うっかり完全にスルーしてしまったというのに、やぐたんが番組のほんの一部だけVTR出演した「「ダウンタウンDXDX クイズ!芸能界の国語・算数・理科・社会〜芸能人なら分かって当然芸能通No.1決定戦〜」」という番組の方はしっかり鑑賞、しかもやぐたんが出演する5分前から狙ったように鑑賞するという、またしても生粋のやぐたん好きをものの見事に見せ付ける形となってしまった。

やぐたんが出演したのは、与えられた五十音から、やぐたんがどういう言葉を発想するのかを、番組出演者が当てるというクイズ形式の「スター脳内図鑑」というコーナー。やぐたんに与えられたお題は「か」で、「やぐたんが発想する「か」から始まる言葉は何でしょう?」という問題だったのだけど、ボクはすぐさま「蚊取り線香!」と答えたのである。するとどうだろうか、やぐたんは「え〜、「か」?う〜ん?」だなんて感じで可愛らしく悩んでいる演技をはさんだ後、最高にキュートなやぐたんスマイルでもって、「蚊取り線香!」と答えたのである。ピンポン!ピンポン!ピンポーン!大正解!やぐたんの発想が全てわかってしまっている自分の潜在的能力に少々恐ろしくもなり、やっぱりボクはやぐたんが大好きなんだなあ、と改めて思ったのだった。

実は出題の前に、「やぐたんの発想の傾向と対策」という形で、いくつか与えられた五十音にやぐたんが答え、やぐたんがどういった発想をする傾向があるのかを事前に見せてくれるVTRがあったのだけど、そこで与えられたお題の中には、なんと「も」という文字が。番組スタッフがあえて狙って仕込んだお題なのか、たまたまランダムに選んだ結果チョイスされたお題なのか定かではないけれど、やぐたんが「も」という言葉に対してどう答えるのかは、ヲタであればものすごく気になるところ。恐らくは誰もが「モーニング娘。」と答えるのだろうと思うはずだし、そう願うはず。

しかしながらボクは、もうこのお題を聞いた瞬間に、やぐたんのことだからここは、あのスペシャルキューティーなやぐたんスマイルとともに「燃えるような愛!」とか答えて、完全にモーニング娘。なんてアウトオブ眼中でーす という上から目線のアピールを存分に見せつけてくれるのだろう!それこそもう、やぐたんにべた惚れ間違い無しだね!だなんて大いに期待していたというのに、やぐたんが出したのは、面白みも何もない「モーニング娘。」というなんのひねりも無い答え。実に無難な回答を示す超優等生なやぐたんなのであった。

というわけで、やぐたんは要ヲチ。
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久住小春と道重さゆみ
『モームスの人たちってぇ〜、実際に近くで見てみたらぁ〜思ったよりもかわいくないしぃ〜、歌とかもプロの歌手としては全然上手じゃないしぃ〜、すでに今の時点で私がナンバーワンだってことは間違いないと思います!なんてったって私は、つんくオスとかっていうエロ・ロリ・オヤジお墨付きのミラクルだもんっ!』

と、いきなりミラクルこと久住小春さんの気持ちを代弁する文章から書き始めてしまったのだけど、途中にあった「モームスは歌がど下手」という箇所は、実はデビュー前の里田まいさんの名言でもあったりするのだ。

「久住小春徹底解剖」と題した今週のハロモニにて、ハロモニのスタジオ収録に初登場した久住小春さんは、初登場ゆえにまだぎこちなく、素人っぽさ全開という感じではあったのだけど、時折発する彼女の言葉の節々や、何気ないリアクションの一つ一つに、意外と勝気で負けん気の強い子だという印象をボクは受けた。思えば12歳という年齢で、いきなりトップアイドル集団であるモーニング娘。の新メンバーとして活動することに怖気づくこともなく、割と淡々と楽しんでいる姿からも、これはある程度想像つくことではあるのだけど。

これは教育係として任命された道重さんの教育が、現時点でどれくらい影響しているのかということにも関係してくるのかも知れない。察するに、道重さんの教育方針は、道重さんのキャラクターから考えても「とにかくポジティブに。」ということなのだと思うし、「まずは自分に自信を持つことが何よりも一番大切。」ということを、幾度となく教え込んでいるのだと思う。久住さんの立ち振る舞いには、ぎこちなさこそ感じたものの、気おくれしている様子は全く感じなかった。初登場でいきなり「ミラクルビーム!」などとお寒い芸を披露してしまうのは、「自分の得意な決めポーズを持っている人が勝ち。」という、割と間違った道重さんの教育による影響がモロに出てしまった結果という気がしてならないし、臆することなくそれを実践してしまう久住さんには、ミラクルという言葉では物足りないくらいの、何か大器というものを感じた。

実はそういった印象が、冒頭に書いた久住さんの気持ちを代弁した文章の原因。言葉使いや表情を見る限りにおいては、それなりの礼儀正しさを持っているようで、実は心の中では他人を見下している。今週のハロモニを見たうえでの、ボクの久住さんに対する印象と言うのはまさにこれで、これまで久住小春という子がどんな子なのか、ボク自身あまり良くわかっていなかったはずなのに、前々回書いた「逆襲のくすみん」における彼女のキャラクターと大差なかったことに、自分でも少々驚いてしまった。あるいは、吉澤さんにダンスの不出来を説教されたあの場面において、言葉では「はい。」と素直に答えていたものの、心の中では「うるせーよ、白ブタ。あんたはフットサルにだけ専念してな。」てな感じの、実に酷い悪態をついていたのかもしれない。って、久住さんいけません!さすがにそれは言いすぎです!

彼女がこのまま順調に成長していけば、そのうち教育係の道重さんに食ってかかるような、後輩らしからぬ態度を見せてくれるのかもしれない。デビュー当時の田中さんの、見ていてハラハラドキドキする感じを、もう少しソフトにしたような印象を抱かせる。そんな彼女を立派に教育し、道重さん自身が充実した芸能活動を全うするには、今後の道重さん自身の相当なレベルアップが要求されるのかも知れない。久住小春さん、おとなしそうで意外と曲者のような気がする。とまあ、現時点では突拍子もないことを言っていて、思いっきり考えすぎというのは、ボク自身重々承知していることではあるけれど。

とにかく今のボクは、「さゆみんは、教育係としてちゃんとやっていけるのかしら。」などという、実におせっかいな心配ばかりをしてしまっているのであった。ははーん。きもーい。
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新垣里沙の慈愛精神
ポケモーとかっていう、ボクにはよくわからないモヲタチックなサイトにて、どうやら娘。さんからボクらヲタに対して質問がなされているらしい。かく言うボクも、全メンバーの質問を目にしてみたのだけど、まあ、そのたいていが他愛もない質問だったりするわけで、それについて「よ〜し!質問に答えちゃおう!」などという気持ちも取り立てて沸き起こることもない。ただ、その中に一つだけ、少しばかり気になる質問があったのだ。それは、新垣さんの「コンサートの時に私に向かってボードを出してくれたりするのが見えて「あ〜!」って私も手を振ったり「マユゲビーム」したりするのは見えてますか? 」という質問。

これ、はっきり言って最悪の質問だと思う。コンサート中にボードを掲げて周りの客の視界をさえぎるばかりか、あわよくばステージ上のメンバーからリアクションをゲットして、とてもハッピーな気持ちになってしまおう!という、実に独りよがりな行為を肯定し、煽るかのような質問。まったくもってシャレになっていないと思う。よりにもよって、何故こんな質問を新垣さんはしてしまったのだろうか。

思えば新垣さんと言えば、デビュー当時、心無いアンチ新垣のヲタたちに、ネット上はおろか、コンサート会場ですらブーイングや罵声を浴びせられるという酷い行為をされ続けた経験のある人で、今でこそ、これら目に余る行為は見受けられなくなったけれど、未だ根強くアンチ新垣ヲタは残っているというのは事実。ところが、そう言ったヲタからの冷遇の中、彼女は、自分の夢であったモーニング娘。入りが果たせたということからも、決して腐ることはなく、全てを無理やりポジティブに考えることで邪念を振り払い、ただひたむきにこれまで頑張り続けてきた。

当時の娘。メンバー内では12歳の最年少で、普通であれば全てが嫌になり投げ出してしまいたくなるはず。しかし、そのような状況であったにも拘らず、彼女は決してブーイングをするヲタたちのことを恨むことはしなかった。それは自分の強い意志で、憧れていた、大好きだったモーニング娘。のメンバーになれたからこそ。そして、自分達の活動は支えてくれるファンがいてこそ成り立っているということが、しっかりとわかっていたからこそ。彼女が当時のステージ上で、決して落ち込むこともなく、気丈に振舞っているように"見えた"のは、12歳という年齢でありながら、これらをしっかりと認識していたからなのだとボクは思う。

こういった彼女の、決して人を恨むことをしない、決して人を差別するようなことはしない、という慈愛の精神は、やがて彼女自身の魅力へと転じ、とうとう彼女は、多くのファンの心無い罵声から、心温まるエールを勝ち取ることに成功した。これは、本当の意味で彼女がモーニング娘。のメンバーとして、人々に認められた瞬間でもあった。

新垣さんのモーニング娘。としての原点は、まさにこの慈愛の精神であり、これこそが彼女の最大の魅力であり個性なのだ。

となれば新垣さんが、普通であれば「キモイ。うざい。」の一言で蔑まれてしまうような、ボード出しという行為に対して、決して蔑むことはなく、今回のように敢えて自ら「私はちゃんと見ているんだよ!」というアピールをしてしまったのは、このボード出しという行為が、ステージに立っている娘。メンバー達にとっても、本当にキモクてうざいからこそ。

楽屋に帰れば、「何?あの3列目でボードに「ミキティ最高!!」とか書いてた超うざい奴。マジでキモイよね。マジで勘弁して欲しいよね。イラついたからガン無視したけどさ。あんなキモイ奴に近くで見られているのかと思うと、マジうんざりする。」などと、藤本美貴ティが矢口さんと会話しているのを尻目に、彼女は「ファンの人たちを差別してはいけない。確かにキモくてウザイし、正直言って顔を見るのもうんざりだけど、あの人たちに私たちは支えられているんだから…。」という慈愛の精神で、今回はこのような、一歩間違えれば「マジでうざくてキモイ人」を増長させてしまうような質問をしてしまったに違いないのだ。

はっきり言って、口にしてはいけない質問だった。少しも肯定できる要素のない質問だった。しかし、これは質問と言うよりも、完全なる自分自身の慈愛のアピールであり、言うなれば、娘。としての原点に立ち返った結果出てきた言葉でもある。質問内容は最低だけれども、モーニング娘。新垣里沙を考えた場合、ひょっとしたらこの質問は、彼女の魅力を存分にアピール出来た、いい質問と言えるのかもしれない。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

って、ここまで書いてなんだけど、もしこの質問が、本当にコンサート会場でボードを掲げているヲタを見て、「あ〜!」って本当に思って、「マユゲビーム」とかって本当に寒いことをただやっている結果出てきただけなのだとしたら、マジで、本格的に、お話にならないと思う。新垣さんは。
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矢口卒業コンサにおける感動的なコール
5月7日に日本武道館で行われたモーニング娘。コンサートツアー2005春「第六巻ヒット満開!」のDVDを見ていた。ボクは、前日の5月6日は参加したものの、本当の石川さん娘。ラストライブであるこの5月7日は参加しなかったため、ラストの卒業フィナーレの部分は今回が初視聴であった。

しかしまあ、えらく感動的な卒業コンサートだったんだなあと思う。

この感動的な卒業コンサートによる、視聴後のえらい充実感を自分自身でも感じ、「こんなにまで感動的な卒業コンサートって、なんて素敵なんだろう。」だなんて、卒業コンサート全肯定な感想を思わず漏らしてしまっている自分がいるのに気がついた。なっちの娘。卒業をコンサ中にVTR告知した、あの当時のつんく♂の「イェイ!おめでとう!」という言葉に対し、「何がおめでとうだこんちくしょー!!」と発狂していたのは、今となっては何だったのか。気がつけば、彼ら裏方の人間が作り出そうとしていた、「感動的な卒業」というものを素直に受け入れてしまっている自分に、少々情けなくも感じたのだけど、まあ、感動的だったものはしょうがない。石川さんは、とても幸せな卒業を出来たのだと思うし、この卒業コンサを糧に、今後の活動にもよりいっそう頑張っていけるのだろう。

そういえばこのツアーは、ボクは名古屋まで赴き、2列センターというとても贅沢な席で参戦したコンサだったんだなあ、ということを、DVDを見ながら思い出したのだけど、その時はまだ、モーニング娘。3代目リーダー矢口さんも娘。として健在していたんだ、ということも同時に思いだした。実は、矢口さんが抜けてしまったことの違和感というものは、このDVDを見てもほとんど感じることはなく、むしろ敢えて思い出さなければそのまま忘れたままになってしまうといったほど。それぐらいに、このツアーにおける娘。にはパワーを感じるし、それ以上にこのえらく感動的な卒業コンサというのが、矢口さんの存在そのものを忘れさせてしまうのだ。あくまでも今回の主役は石川さんその人なのだから、当然といえば当然かもしれないけれど。

しかし、石川さんの最後の手紙の朗読やら、恒例のメンバーからのラストメッセージを目にするにつれ、つくづく矢口さんは損な生き方をしているなあとボクは思った。今まで娘。の一メンバーとした活動してきた中で、唯一完全主役となり、会場中のファンが自分一人だけに注目し、そして熱いコールを投げかけてくれる場というのは、後にも先にも娘。としては、この自身の卒業コンサというのが最初であり最後なのだ。そんな確実に感動できるような場を、自ら放棄してしまうだなんて、はっきり言ってもったいなさ過ぎる。なっち卒業が執り行われた時点で、最早悲壮感漂う卒業なんてものは存在せず、卒業は感動的なグランドフィナーレに成り代わったというのは、今となっては否定できない事実なのだし。

石川さんが、「初めてのハッピーバースディ!」を、幸せをかみ締めるように思いっきり充実した笑顔で歌っている姿を見て、ボクは、もし矢口さんがこんな形で娘。を脱退せずに、正規の卒業というルートをたどった上で卒業コンサがあったとしたら、彼女はこの場面で一体何を歌ったのだろうか?といったことを想像していた。やっぱり「センチメンタル南向き」なのだろうか。それともタンポポの曲を歌っていたのだろうか。いや、矢口さんのことだから、意外と「I WISH」とかを歌っていたのかもしれない。

しかし、こんな想像はただただ虚しくなるだけなのだ。今となっては、矢口さんの卒業コンサなんてものが行われるはずもない。

「梨ー華ちゃん!梨ー華ちゃん!梨ー華ちゃん!梨ー華ちゃん!」

武道館中に響き渡る梨華ちゃんコールを聴いて、再びボクは想像することになる。何故こんなにまで感動的な場を自ら放棄してしまったのだ、矢口さん!この会場中に響き渡るコールこそが、最も感動する場面であり、長らく娘。のメンバーとして活動してきたことに対する、ファンからの最大の感謝と最大の賞賛の証でもある。言ってみれば、この感動的なコールのために、彼女たちはボクらファン達を感動させ、日々努力し続けているといっても言い過ぎではないのかもしれない。それぐらいの感動的なシーンなのだ。

「やーぐち!やーぐち!やーぐち!やーぐち!」

ボクの胸の中で響き渡る「矢口」コール。

「やーぐち!やーぐち!やーぐち!やーぐち!」

いつまでも鳴り止まない「矢口」コール。

「やーぐち!やーぐち!やーぐち!やーぐち!」

って、ん?ちょっと待って欲しい。何かおかしくはないだろうか?
そうだよ。何で矢口さんだけ呼び捨てなの?何でこんなにまで感動的な場面なのに、皆さん矢口さんのことを呼び捨てにするの?今まで何の疑問もなく呼び続けてきた「矢口」コール。しかしどうやら、ボクはとんでもないことに気がついてしまったらしい。

数万人のヲタたちに囲まれ、会場中に響き渡る「矢口」という呼び捨てコール。モーニング娘。ラストという甚く感動する場面であるはずなのに、何故か大音量で、よりにもよって「苗字」を呼び捨てにされてしまっている自分。冷静になって考えると、これって皆さんどう思われるだろうか。これまでの卒業コンサで、苗字を呼び捨てにされてグランドフィナーレを迎えた人など、存在しない。ここから・・・、ここから愛を汲み取ることが…、あなたにはできて?あなたには、そんなことができて?一人だけ大勢の人間から苗字で呼び捨てされて、あなたはムカつかなくて?

矢口さんが、卒業コンサという、自身が主役になれる感動的な場を一方的に放棄し、全く顧みることがないのは、もしかしたらこの「矢口苗字呼び捨てコール」が不愉快で不愉快でしょうがなかったからなのかもしれない。

「てめーらえらそーに呼び捨てしてんじゃねーよ、チンカスどもが!」みたいな。
「私のことを「真里」って呼んでくれるのは、旬、アナタだけだから(はーと)。」みたいな。

結局はそういうことか。結局はそういうことだったのか。

今思えば、いつだったかに起こった、『矢口さんを「真里ちゃん」とコールしよう!』というバカげた運動とその成功は、もしかしたら矢口娘。脱退を止められた唯一の手段だったのかもしれない。ああ。あの時、皆で真里ちゃんって呼んでおけばよかったんだよね…。そうすれば、こんなにまで哀しいことだって起こらなくても済んだかもしれないんだよね…。

再び幻の矢口卒業コンサを思いながら、熱い「真里ちゃん」コールを想像してみる。

「真ー里ちゃん!真ー里ちゃん!真ー里ちゃん!真ー里ちゃん!

いや、やっぱりこのコールは、どう考えてもキモ過ぎるだろ。圧倒的にキモ過ぎるだろ。無いよ。これは絶対に無いよ。何が真里ちゃんだよバカヤロウ。
(88)

不調和と歯痒さ
先日サクッと見逃してしまった娘。出演のうたばんを先ほど見たのだけど、何なんだこの短さは。いや、「10分ぐらいしか出演時間はないよ」とは、実際に番組を目にする前から聞き及んでいたことなので、それなりに覚悟は出来ていたつもりだったのだけど、あまりにも短過ぎて少々へこんでしまった。

とは言え、全盛期の出演時間から比べれば、もう随分と前から娘。のうたばん出演時間は縮小されていて、確かにこれは今に始まったことではないのかもしれない。それにしてもだ。歌の部分を除けば実質6分程しか出演時間が無かったというのは、ひょっとしたらこれは、今までで一番短いのではないだろうか。ミラクルこと久住小春さんの初登場の回であったはずなのに、今までで一番出演時間が短い上に、肝心の自己紹介部分が20秒で終わってしまうとは、んなもん納得いかねーよ!って感じ。MCであるはずの中居正広の方が目立ってどうする!って感じ。

わざわざ「ミラクル」などという称号まで作為的に与え、大々的にアピールして加入したはずの久住さんが、本当の意味でミラクルな存在になるためには、当然裏方のバックアップが絶対に必要なわけで、そういったバックアップをものにし、期待されたとおりに彼女自身が次第に実力をつけることで完成するのが、この「ミラクル久住小春」という壮大な物語であったはず。にも拘らず、そのスタートであるはずの初登場のテレビ番組出演がこんな体たらくじゃ、ミラクルだなんて称号は、最早彼女自身に与える不要なるプレッシャーと、単なる笑いネタにしかならない。少なくとも彼ら裏方の人間が、ミラクルとなれる可能性を持っている人材として久住さんに期待をし、過剰な宣伝文句で娘。加入を決定したのだから、それに見合うだけのバックアップがあるものだとボクは勝手に思っていただけに、今回のうたばんは、時間の短さもさることながら、その内容の酷さに愕然としてしまった。

まったくもっておかしな話だと思う。

一体彼らは何を狙いとしているのか。そもそも売り出し戦略として、何か掲げるものを持っているのか。こんな現実を見せ付けられたら、それこそミラクルなどという称号を一方的に作り上げたのは、ただ単に「とりあえずミラクルとかって吹聴しておけば、何となくうまくいくかもしれないから。」といった思惑だけの、全く根拠も戦略性も無い愚かな行為にしか映らない。それであれば、7期オーディションにてつんく♂が「ミラクル」と発した際にボクが勘ぐったとおりではないか。そんなはずは無いし、それ以上にこれは決してあってはならないこと。もう少し色々と対策を練っているはずだと内心期待していただけに、これにはもう脱力感でいっぱいになってしまった。

新曲の「色っぽい じれったい」はと言えば、心地よいスピード感と疾走感があった上でのダンスの統一性と、それを演ずる娘。達の鬼気迫る感じが良く表現されていて、見るものを引き付けるパワーは確かに存在する。ハロコンにて、ステージ上で踊る娘。達を目にし、ボク自身思わず引き込まれてしまったのが何よりの証拠でもある。そういった意味においても、このダンスも含めたトータルで考えれば、これは決して悪くはないのかもしれない。だけれども、これを音源のみで聴いたときに、純粋にダンス等のビジュアル面を差し引いただけの同等な評価が出来るのかといえば、はっきり言って難しい。それは、楽曲そのものがつまらない出来だからだ。

うたばんにおける体たらくと言い、この新曲「色っぽい じれったい」と言い、明確に掲げるべき狙いの部分とその実態とがどうもちぐはぐしていて、うまく調和が取れていない。

より多くの人間を引き付けるためには、まずは全てのことにおいて、どんなに細かいことに関しても手を抜かず真剣にならなければならないのだとボクは思う。全盛期の娘。が栄華を誇っていたのは、たとえ見た目はバカげたことであれ、常に愚直にまで真剣に取り組み、そこに妥協というものが存在していなかったからこそ。しかるに現在の状況は、「ここまでやれば及第点」といった製作サイドの妥協が見え隠れしてならない。娘。を始めとして演者側は常に100%の力をフルに発揮しているし、過去と比べて格段の進歩を遂げていると個人的には思っているだけに、この製作サイドとの明確なる意識レベルの差が、見ていて歯痒くてしょうがない。

健全なる経営ということを考えた場合、確かにじり貧でカツカツな状況に置かれているというのは良くわかるけれども、この妥協を完全になくすことがまずは何よりも重要なのだと思う。あるいは、現在のアップフロントに娘。を活かすこと自体がすでに無理であるがゆえの結果なのだろうか。いずれにせよ、こんなやり方では久住さんがミラクルになるなんてことは絶対に無いと、ボクは断言しておく。
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えりりんは世界で一番かわいいと思います!って言おうと思う
モーニング娘。27枚目のシングル「色っぽい じれったい」をボクも購入はしたのだけれど、ハロモニのスタジオライブで初めて視聴したときのこの曲に対する悪い印象は、実際にCDを聴くことによってより一層強いものとなってしまった。こいつはまいった。こいつはいかんともしがたい。

ハロモニで初めて聴いた時のこの曲に対する印象というのは、「コンセプトは明確にわかるけれども、楽曲そのものはなんだか薄っぺらい感じ。」というもの。ただこれは、テレビ番組のスタジオライブで一度だけ聴いた時の印象なのだから、当然CD音源で耳にすれば抱く印象に変化は起こるものだとボク自身思っていた。実際、ハロコンでこの曲を視聴した時は、鬼気迫る娘。達のパフォーマンスに圧倒されてしまったわけだし、それなりに期待は出来るはず。唯一気になったのは、目を見開いてステージ上の娘。達を見ながらこの曲を聴く分には、「すごい…。」と圧倒されてしまったものの、ひとたび目をつぶって楽曲だけ聴いてみれば、何一つ心に訴えかけてくるものが無かったということだったのだけど、これとて何かの間違いに違いない。きっとCD音源は素晴らしいはずなのだ。

しかし、そんなボクの淡い思いは儚くも散っていくこととなる。実際にCDにてこの曲を聴いてみたときの印象。それは、「ことさらに薄っぺらい。すこぶる奥行きを感じない。もっと言うと、ボーカルとバックミュージックも全然噛み合ってない。ない。ない。ない。何もない。この曲には何一ついいところが無い。久住さんの華やかなるデビュー曲はとんでもない出来栄え。一体どうなっている。一体何がどうなっている。」というもの。最悪。

いや、メロディー自体はそれほど悪くはないのかもしれない。これといって特別好きというわけではないし、それほど印象に残るメロディーではないけれど、このメロディーの出来で、これほどにまで酷い楽曲にはなりようがないのだ。全ての問題はアレンジの部分。アレンジャーが誰だからどうだってことは言うつもりは無いけれど、これはあまりにもお粗末な出来ではないだろうか。

この出来であれば、本来ならボクがCDを購入するはずは無いのだ。もとよりボクは、ハロー関連の商品は無条件で全て購入するというヲタではない。であれば、ボクが今回CD購入に踏み切ったその理由はと言うとだ。そう、それは握手会があったからこそ。はっきり言ってボクは、このCDは特典としてついてくる握手会があったからこそ購入したのである。…と言っても、まあ、言い過ぎではない。いや、ちょっと言い過ぎだけど。いいや、言い過ぎではない。いや、やっぱりほんのちょっと言い過ぎだけど。

とにかく、楽曲そのものの出来と言うのは、はっきり言って褒められたものではなく、それこそ握手会が無かったら全然売れてないんじゃないの?と勘ぐってしまうほど。むしろ楽曲に自信が無かったから、握手会を企画したのか?などと思ってしまうほど。今回の楽曲はそれぐらいの駄作なのだとボクは思う。

しかし、握手会が目的の人間にCDを購入してもらわなければ最早どうしようもないところまで来てしまっているのだとしたら、なんだか切ない。半分それが目的で購入してしまっている自分が言うのもなんだけど。これ、ものすごくポジティブに考えて、「モーニング娘。さん達は、昔と比べると随分と可愛らしくなって、アイドルとして一際煌いているから、握手会っていう純アイドル企画を素直にぶつけてきただけだよね。今の彼女達の魅力を存分に発揮できるのは、ただ単に歌を歌うだけなのではなくて、こういったアイドルイベントを積極的に行うことだもんね。」って捉えておいた方がいいのだろうか。純粋に楽曲の良さだけで評価できなくなってしまった現在の状況は、本来持っていたはずのモーニング娘。の魅力がほとんど無くなってしまったような気がして、個人的には甚く哀しいのである。

まあとりあえず、「えりりんと握手」という超絶的にドリーミーな行為が実現できなければ、いつまで経ってもヲタ卒業が出来そうもないので、今回は是非とも当選したい。1260円という金額は、えりりんと握手無しでは少々高すぎる。いや、もし仮にえりりんと握手が実現すれば、死ぬほど安いけど。

てかさ〜、そんなことよりさ〜、えりりんと握手の時って何て言えばいいのかな〜。サワヤカな笑顔で握手をすれば、何も言わなくていい気もするけどさ〜。まいっちゃうな〜。握手するぐらいの距離まで近づいちゃって、えりりんボクに惚れたりしないかな〜。まずいよな〜。これなら、やぐたんの次のフライデーはえりりんになっちゃうよな〜。みんなごめんね〜!サワヤカすぎてごめんね〜!

もしえりりんが、スッペシャルサワヤカ〜ナなボクに一目惚れしてしまったら、君たちは唇を噛んで悔しがるといいと思う。次にフライデーされるのはこのボクです。
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