過去ログ#91〜#100


最強最後の究極呪文
さゆみんとくっすんのピロリンそういや最近は、やぐたんばかりをテレビで見かけるけど、ボクのだいっすきなモームスは目にしていないなあ。なんだか切ないなあ。だなんて思っていたら、それはボクが娘DOKYU!とかっていうあの超不毛な番組をめでたくスルーしてしまっていることに全ての原因があるのだー!ということに、ハッと気がつかされてしまったので、慌ててこの番組を視聴してみたのだけど、一体いつからなのかこの番組、道重さんと久住さんがピロリンを実に可愛らしく踊っている様をドキュメンタリー風に垂れ流すなどという、超ロリータ萌え萌えワールドを展開しているのではないか!何だよそれ!あんた、それを早く言いなさいよ!

しかしこの光景、道重さんが久住さんに、「ここってどうやってやるんですか?」などと聞かれて、「自然に、自然に。」などと答えていたりだとか、「そう!それそれそれ!」てな具合にあたかもそいつが正解です!みたいな答え方をしているのだけど、そんな光景を見せられるたびに、「道重さーん!あなたはこの曲には全くもって無関係ですからー!」というツッコミ無しではいられない。「肩の動きはどうするんですか?」という質問に「右に体重をかけて、左に体重をかけて、こう。」というすこぶるあいまいな回答でもって教育をする様は、道重風教育論という視点で言えば大正解なのかもしれないけれど、一般的に言えば大不正解。この教え方でダンスを自分のものにすることが出来るのだとしたら、久住さんの順応力は驚くほどに高いものなのだと思う。

まあそうは言っても、この道重さんが久住さんの教育係というシチュエーションの本来の狙いは、久住さんが成長していく様子を見つめるというよりは、どちらかと言うと「まだまだ未熟な道重さんが、ミラクル久住さんの教育係として孤軍奮闘する様をみんなで見て、道重さんのことをもっともっと好きになっちゃいましょう!」というものだと思うので、その狙いは十分に満足できる番組構成になっているとは思うのだけど。

さゆみんとくっすんのピロリンただ、二人でそろってプリプリダンス、「うん!そうそう!それ!」と、何がそれ!なのか視聴者にはいまいち伝わらないまま二人のテンションだけが急激に上がり、「♪でも負けない〜」のBメロ部をニッコニコの笑顔でダンシング!そしてその後に続く「ミラクルパ〜ス!」の決めポーズと、これら一連の流れは、まるで道重さんというお姉ちゃんが、妹の久住さんに小学校のお遊戯会の踊りを教えてあげているという単なるロリロリ映像であり、とてもモーニング娘。というプロのアイドル集団の個別ダンス練習には見えなかった。

この映像を見せた後に、さり気なく「俺、モーニング娘。が好きなんだよね〜。」だなんてことを口走ったりしたものなら、それこそもうあるまじき誤認を生み、ボクの真っ当なる社会生活は、瞬く間に奈落の底へと突き落とされ、よもや再起不能という状況にだってなりかねない。今や「モーニング娘。が好きです!」という言葉は、敵を破壊する能力を失ったメガンテのようなものなのか。

しかしボクは決してただでは死なない。うっかりと「モーニング娘。が好きです!」というメガンテを口にしてしまったその時は、すかさず

さゆみんのおっぱいぃぃ―――――!!!

というザラキーマを発して、その場にいる野郎どもを残らず全員道連れにしてやる!道連れにしてやるからな!!
(91)

永久不滅のアイドル
CMのCMキャンペーンあゃゃがCMのCMキャンペーンのイメージキャラクターに抜擢されたらしく、そのCM撮影時の様子が今週のハロモニにて少しだけ放送されたのだけど、久しぶりにロリータチューンされたあゃゃを見て、ボクは妙な安心感を抱いてしまった。それはボクにとっての"あゃゃ"がうまく表現されたCMだったからに他ならないのだけど、これはボク個人の趣向だけなのではなく、あゃゃにはこういった可愛らしいおちゃらけキャラクターが良く合っているからなのだと思うし、これは同時に、未だ根強く残るあゃゃに対する世間のニーズなのだと思う。

昨今のあゃゃは、脱アイドルとでも言うべく、自らあの輝かしいスペシャル・スーパー・アイドルという特性を放棄し、これからはアイドルではなく一人の大人のタレントとして活動していきますという宣言を、さりげなく世間に対してアピールしているように見受けられるのだけど、これが戦略上本当に正しいことなのかどうかということを、ボクは今一度問うてみたい。現在の地位を築きあげる上での基盤であり、自身の原点ともいえるこの特性を犠牲にしてまで得るものを、結果として単なる一タレントと化すだけの脱アイドルに見出すことが、現在のボクには出来ないでいるのだ。

このあゃゃの脱アイドルという動きは、あゃゃの意識変化がもたらした結果なのではなく、どちらかと言うと周りの環境がもたらした結果であるとボクは推測するのだけど、問題となるべくは、ここで言うところの"周りの環境"が、彼女を取り巻くごく小さな範囲内で留まってしまっているところにある。世間のニーズに対応した結果なのではなく、不要なるイメージ戦略により無理矢理執り行われた結果が、この脱アイドル戦略なのであれば、これは到底支持できるようなものではない。重要なのは世間のニーズに応じることであり、その世間が求めるあゃゃのキャラクターは、このCMキャンペーンのイメージキャラクターとしてのあり方に全て答えが出ている気がする。

そもそもこの脱アイドルという動きは、「アイドルタレントがタレント業の中で最も底辺に存在する」といった実に表面的な懸念と間違った認識による影響が強いのだ。それに焦りを感じた裏方の人間が、松浦亜弥のタレント業延命のため早めの措置を取った。しかし、自らが抱えるタレントの特質を見抜けずして、一体何が芸能事務所なのか。松浦亜弥にとって脱アイドルという行為こそ、その魅力と価値を著しく低減させ、結果的にタレント生命をも縮める行為に他ならない。

あゃゃを語る上でのアイドルとは、その他大勢のアイドルとは明らかに一線を画しており、「ただ何となく区別をすると、若いしキャピキャピだから、アイドルにカテゴライズされているだけ」という他のタレントとは違い、あゃゃの場合、見るもの全てを納得させるだけの明確なるアイドル特性を有している。松浦亜弥という人間は、自らの力によりアイドルとして世間に認知させ、アイドルの極みに存在していた人間であり、最早他のアイドルタレントと同等の観点で比較されるべき存在ではないのだ。世間の認知は、"松浦亜弥と言えばアイドル"なのではなく、"アイドルと言えば松浦亜弥"。そんな世間の目線をそらすだけの小手先の戦略で、あゃゃにとっての自己同一性でもあるアイドルを自ら放棄するという行為は、アイドル松浦亜弥のみならず、タレントとしての松浦亜弥そのものを消失させかねない愚鈍な行為である。

今となっては、アイドルという称号そのものがあゃゃの従属物と言ってしまっても言い過ぎではない。言うなれば、生まれながらにしてアイドルであるあゃゃからこの特性を切り離すことは、彼女に対する死刑宣告にも等しい。瞬く間に築き上げた自らの牙城を奪われ、無防備となった現在のあゃゃに、今まで以上の光を放つことが出来るとでも言うのか。たとえ30歳になろうが、40歳になろうが、あゃゃは変わらずアイドルであり続けるだけだし、「若さ」と「パープリン」という二つのキーワードのみでアイドル面をしているタレントとは本質的に全く違う。これを見抜けずして芸能事務所とは到底言い難い。

言葉の響きやイメージだけに囚われるのではなく、もっと広い視野を持った上で戦略を考えなければならないし、彼らにはその義務がある。「もうすぐ二十歳だし、そろそろアイドルを卒業しようか。」などという考えは、まったくもって愚の極みなのだ。
(92)

「HIGH SCORE!」に行って来たよ
WとBerryz工房という、この世の中で最も可愛らしい女の子達が一堂に集結し、全世界にまで行き渡る程溢れんばかりにひしめき合うエナジーを、聖地中野サンプラザから、スッペシャル・ダイナマイトに発信する、超絶・プレミアム・ミラクル・ジョイントコンサート「HIGH SCORE!」に、それはもう絶妙のタイミングで魔が差してしまったことが原因で、ボクってば参加してしまったのだけど、やっぱりこのコンサート、ボクのこのピチピチのお肌には全く合わなかったよ、マイマザー!

まあ、とは言っても、はなからお肌に合うだなんて思ってもいなかったし、もとより、「一度くらいは見てみようかなあ。」程度の思いで参加したコンサ。席も最後列だったということで、それなりに穏やかな環境で見れたのは良かったのかもしれない。

この2ユニットに関しては、全くもってうぶで素人なボクであるゆえ、コンサ中は特に興奮することも無く終始平静だったのだけど、それでもWの「ロボキッス」の途中で、その歌い手が、Berryz工房の熊井友理奈さんていう人と、徳永千奈美さんていう人に交代になったのは、さすがにどうかなあとは思った。

思い起こせば今年の正月、横浜アリーナにて行われたハロコンにて、この二人が歌う「ロボキッス」には、あの横アリの会場中を完全にW一色に染めるほどのオーラと魅力があったし、ボクがあのハロコンで唯一覚えているのは、ピロリンを実に可愛らしく歌うえりりんの勇姿と、この「ロボキッス」を歌うWだけ。それぐらい「ロボキッス」という歌と、それを歌うWとのマッチングは抜群なのだと思うし、この曲は他の誰でもない、Wのための曲なのだと思う。

演目の関係上、どこかでWとBerryz工房の交代があるのは仕方が無いことだけれども、よりにもよってそのタイミングをこの曲にしてしまうってのは、Wヲタの人にとってはかなり酷。ボクが生粋のWヲタならば、これにはきっと腹を立てていたのだろう。

そんな中ボクは、このBerryz工房のデッカイ二人が「ロボキッス」を歌っている様を見て、このお二方はとてつもなくでっか過ぎるし、これでは「ロボキッス」って言うよりも、「ロボットキス」って感じだよなあ、などと思っていた。なんだかマジンガーZっぽいよなあ、とも思った。今にもロケットパーンチ!とかしそうだしなあ、とも思ったのだけど、それはさすがにちょっと嫌だなあ、とすぐに思った。

まあ、所詮ボクレベルであれば、思ったことと言えばこの程度であり、今回のこのコンサが、良いコンサだったのか、悪いコンサだったのかってことも、いまいち良くわからなかった。ただ、Wの名曲「18〜My Happy Birthday Comes!」は、「エイティーン」なのではなくて、「じゅうはち」って読むというのが、今回のコンサで分かったので、このコンサに参加して、ほんのちょびっとだけ良かったなあ、と思った。おわり。
(93)

俺萌えキャンペーン
来る9月16日に、えりりんこと亀井絵里さんが、自身のプリチーぶりを今一度世間の愚民どもに確認させるべく、DVDなどという究極マテリアルまで添えたスペシャルキューティーな2nd写真集を発売するようなのだけど、ボクがこの話題について今回まで触れなかったのは、何を隠そう、この写真集の発売によって、"世界一"の写真集が2冊になってしまうということに対する困惑が全ての原因なのであった。

よく考えてみてもらいたい。1st写真集「亀井絵里」は、現時点において世界一の写真集に違いないのだけど、もし仮に2nd写真集の出来が、この1st写真集を上回るようなことになれば、あろうことか1st写真集「亀井絵里」は世界第二位ということになってしまうのだ。こんなの哀しすぎる。しかし、かと言って、来月発売予定のこの2nd写真集の出来が、1st写真集を下回っていいのかと言うと、もちろん答えはノ―――!!であり、要するにこれはもう、完全に板ばさみの状態なのである。

一体どうしたらいいのか。一体どうしたらいいというのか。

一方が世界一になれば、もう一方が世界第二位になるという必然性。そして、その結果生まれてくる、あってはならないはずの序列化。亀井絵里2nd写真集の発売は、実にハッピーな話題であり、当然ボクにとってもうれしいニュースである。しかしこの亀井絵里2nd写真集の発売は同時に、あまりにも過酷な試練をボクに与えた。タイムリミットは2005年9月16日。早急に答えを見出さなければ、哀れな子羊であるボクに残された時間はあまりにも少ない。過酷な試練に今にも気が狂いそうである。

あー!一体どうしたらいいのか!一体どうしたらいいというのか!こんなにまでハイレベルかつ高度なところで一人悩んでいる俺萌えー!
(94)

素敵な彼
小栗旬 矢口と順調交際(デイリースポーツ)

まったくもって嘆かわしい。この小栗旬と言う人物は、自分がこの様な発言をすることで、どれだけ矢口真里に迷惑がかかっているのかを理解しているのだろうか。こういった発言は、多くのヲタの気持ちを逆撫でし、結果的に矢口への野次と怒号を生み出すそもそもの元凶である。先日、仙台の公開録音の最中に、「矢口しね」などと発言したバカなヲタもいたという。しかし、本人に聞こえるようなところでこのような発言をすることの是非は別としても、残念ながら似たような感情を抱いているヲタは、何もこの発言をしたヲタだけに限ったことではないのだ。

小栗旬という人物が、己のことだけしか考えずに、「幸せです!」などという言葉を無頓着に口にすることで、その矛先は全て矢口真里に向かうこととなる。矢口の事を本当に思っているならば、誰一人として興味などは無い己の幸せなどは語らずに、徹底してノーコメントを貫くべきだったのだ。彼のこのお間抜けな発言の数々は、あまりにも目に余る。もっとも、矢口の事よりも、俳優として生計を立てるための売名行為こそが最も重要だと思っているならば話は別だけれど。いずれにせよ、こんなにまで短慮で浅はかな人間に惚れてしまった事が、矢口の運の尽きだったということなのか。まったくもって素敵な彼氏だと思う。

矢口本人は、今のような状況で芸能活動を続けていくことに、楽しみを見出すことが出来ているのだろうか。彼女がテレビ番組上で気丈に振舞えば振舞うほど、無理をして楽しんでいるようにも映り、見ていて非常に痛々しい。泣き虫の矢口のことだ。公開録音最中の心無い発言を耳にし、終了後一人泣き崩れていたのかもしれない。

しかし、現在の唯一の支えが、この素敵な彼氏であるという矢口は、この人物の短慮な発言が全ての元凶であることに気づくことも無く、心の拠り所を求め彼奴の元へと舞い戻る。"矢口のため"という甚だ迷惑な勘違いと大義名分を引っさげ、"恋愛順調"発言を繰り返した挙句、再びヲタを逆撫でする小栗君は、自身のプロモーションも兼ねた満面の笑顔でしたり顔。結果的に、己自身が矢口に対する多くの罵声を生み出しているにも拘らず、「真里の悪口を言う奴は俺が許さねえ!」などという、傷ついた乙女をゾッコンにさせるにはうってつけの"やさしい"言葉を毎日のようにかけているのだろう。本当、まったくもって素敵な彼氏だ。

当たり前のことを言うようだけど、矢口真里は、ハロプロから完全に卒業するべきだったのだ。啖呵を切り、実に潔く娘。を脱退したにも拘らず、その後の活動のスタイルがあまりにも中途半端であることにも、矢口に対する罵声の原因はあるのだと思う。

今からでも遅くは無い。ハロプロ所属を取り消し、ハロプロとは完全に無関係のタレント活動を行うのか、もしくは平謝りで、泣きながらでも再び娘。に戻ってくればいい。バカヤロウ!という喝とともに、少なくともボクは、暖かく迎え入れることができる自信はある。"素敵な彼氏"には見切りをつけた上で、という条件付きではあるけれど。

ただこの結果、数年後にれっきとした矢口卒業コンサートが実現するのであるならば、こんなに素敵なことはない。実現なんかするはずも無いことはわかっているのだけど、ついついボクは、矢口が娘。に復帰をしたらという思いを馳せる。
(95)

新生モーニング娘。全肯定
モーニング娘。コンサートツアー2005秋 『バリバリ教室 〜小春ちゃんいらっしゃい!〜』の松戸公演に行ってきた。ボクはいわゆるコンサートレポと言ったものは、基本的には書かない主義なので、ここでコンサートのレポートをするつもりはまったく無いのだけど、見てきた感想としてはただの一言、とにかく面白い。ってこと。この一言に尽きる。

ボクの個人的な好みとしては、コンサートライブは、アルバムやc/wの曲をメインに構成、その合間合間でシングル曲を挟んでくるというものであって、なんだかんだでシングル曲が半分以上を占めていた今回のツアーに、何一つ不満が無かったわけではないのだけど、そんなちっぽけな自身の好みなどどうでもええわいと思えてしまうほど、とにかく面白い。

だけど、何故こんなにまで面白いのだろうか。

それは、ただ単にボクが、公演中は亀井えりりんを目で追うことだけに集中し、途中途中で道重さゆみんと田中れいなたんにも目をやり、再びえりりんを観察するという、ありえないくらい爽やかなヲタ行為をずーっと繰り返していたから というのが主な原因のような気もするのだけど、それ以上に、2000人程度のキャパの会場の隅々に至るまで熱狂させるには、もったいないぐらいのハイ・エナジーを、娘。が常に発し続けているからなのだと思う。

気になりついでに、2002年の春ツアー「LOVE IS ALIVE!」のDVDを見てみたのだけど、さいたまスーパーアリーナという大会場で歌い踊るこの頃の娘。は、確かに現在の娘。と比較しても、一見スーパーアイドル集団という華やかさを持っているように感じる。ただこれは、こういった大会場とその大声援がゆえにそう感じるだけであり、現在の娘。よりもそのパフォーマンス性が明確に上なのかと言ったら、決してそうだとは言い切れないとボクは思うのだ。つまりこれは、当時と比べてメンバーにこそ入れ替わりはあったものの、何らパフォーマンス性に見劣りのない娘。が、今は小さな会場にて、はち切れんばかりのエネルギーを、これでもかってな具合に発していることになるわけであり、なるほど、そう考えれば見ている側も自然と盛り上がり、自ずと楽しくなってしまうのには確かに頷ける。

セットリストや、一曲一曲の扱われ方を見ても、当時は9割方がショートバージョンであり、ただただ曲を垂れ流し続けているだけという印象を受けるのに対して、現在はしっかりと一曲歌い切ることが基本であり、曲に対する扱いはよっぽど丁寧。時代の流れに伴い、現在のヲタは、それなりのこだわりやエゴを持っている人が多く、言うなれば、わがままかつ贅沢なヲタが大半という中、そんなヲタ達をも納得させてしまうコンサを提供しているというのは、考えようによっては、以前のコンサよりも演者・演出者側は格段にレベルアップされているとも言える。それに加えて、会場中にあまねく行き渡るだけの熱狂と興奮による相乗効果。面白くないはずが無い。

娘。が最も熱く最も輝くのがコンサであり、それこそヲタのエゴを言わせてもらうと、以前と比べて、年を追うにつれその質が良くなるのは当たり前とは言えるのだけど、最近のボクはどうも狭い視野で娘。達を見ていたようで、こういった確実に良くなっている部分には、全く目が行き届いていなかったようだ。そんなことに気がつかせてくれた今回のコンサには、その一点においてのみでも参加した価値があったし、モーニング娘。というグループの魅力に再び気がつかせてくれたことに、ボクは心から感謝したい。

とにかく、今回のコンサートは一見の価値あり。DVDではなく、是非とも会場に足を運んで、肌で娘。達のパフォーマンスを感じてきて欲しい。栄華を誇っていた過去の娘。達に全くひけを取らない、新生モーニング娘。を。
(96)

超バッドタイミング
今の俺は気が気じゃない。そう、それは台風11号の野郎が現在猛威を振るっていやがるからだ。よりにもよって何故この時期に、このタイミングで台風の野郎は現れるのだ。

思い起こせば一ヶ月前。それは太陽の光がさんさんとふりそそぐ暑い真夏の日だった。俺はお世辞にもいいとは言えないモーニング娘。の新曲「色っぽい じれったい」を、頬を赤らめながら恥ずかしげにレジに持っていき、一枚だけ購入。高まる興奮を抑えつつ、開封と同時に、CD内に同封されている応募用紙を熟読した俺は、気がつけば応募専用サイトにて夢中になってキャンペーンコードを打ち込んでいた。

当然俺はいつもの調子で、当選間違い無しだな!などと強気に嘯いていたが、一人で複数枚購入している輩を目にするたびに、もう一枚ぐらい買っておけば良かった!!と猛烈に地団太を踏んでいたのは、今となっては笑い話。そう、そんな俺の元に届いたのが一枚のポストカードだった。このポストカードこそが、俺とえりりんとが描くラブストーリーの全ての始まりだったんだ(BGM「ラブ・ストーリーは突然に」)。

って、そうだよ!そういうことなんだよ!今週末はえりりんと握手なんだっつーの!何でこんな時期に台風来てるんだよ、バカヤロウ!台風マジで空気読めよバカヤロウ!

いや、確かに土曜日には台風はすでに関東からは去っているのだとは思う。予報でもそうなっているんだから。それを信じるしか道は無い。だけれども、こっちとしてみたら気が気じゃないじゃないか。予想よりも台風が停滞とかして、土曜日も台風がまだ関東にいたりでもしたら、おい、マジで台風の野郎ぶん殴るぞ!台風、貴様覚悟しろよ!ピューとか言ってる場合じゃないぞ貴様は!台風貴様は!

心配で心配で落ち着いてウンコも出来ない、か弱き乙女のような今のボクは、この手元にある夢と希望がたくさん詰まったポストカードを肌身離さず持ち、台風の野郎が消滅するようにと、魔方陣の真ん中で現在黒魔術を駆使しているところなのだけど、ふとポストカードに目をやると、こんな素敵な一文が記載してあるのを発見してしまった。
注意事項
※台風などの悪天候や、交通機関の乱れなどの事情により、やむを得ず出演予定のメンバーが変更になる場合がありますので、予めご了承ください。
ノォ―――――――――!!!これはアンビリーバブルや!これはアンビリーバブルな了承や―――――!!!!

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

2005年8月27日(土) 横浜BLITZ 午前9:30
MC「皆さんおはようございます!いやー、あいにくの悪天候の中、ここ横浜BLITZに皆さんよく集まっていただきました!みんなのってるかーい!!」

ヲタ「おおーーー!!!!!」

MC「しかし皆さん。ここで、非常に残念なお知らせがあります。週末からの台風11号の影響により、本日出演予定だった、藤本美貴さん、亀井絵里さんが、残念ながら今回、ここ横浜BLITZに来ることが出来なくなっていしまいました。まことに申し訳ございません。」

ボク「ええええええええええええええええ!!!!!!!」

MC「ただ、急遽その二人に代わって、演歌界のリーサルウェポンこと、前田有紀さんが会場に駆けつけてくれましたー!皆さん拍手!」

ボク「ええええええええええええええええ!!!!!!!」

一時間後-------

ボク「ゆきどんは、世界で一番かわいいと思います。」ギュッ(涙を流しながら握手)。

前田有紀「ありがとうございます。」にっこり。

握手終了ーーー。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

いやこれ、軽い気持ちで想像しただけでマジでへこんでしまった。こんな哀しい結末を迎えないためにも、台風の野郎にはさっさと消えてもらわねばならない。台風よ早くどっかに飛んで行け――――!!バカヤロ―――――!!

もしえりりんと握手出来ないなんてことになったりでもしたら、その場で舌を噛み切って死んでしまおうかと思っています。さようなら。
(97)

完全試合されてきました in 横浜BLITZ Cチーム編
惨敗だ。惨敗だった。もう、嫌と言うほど惨敗だった。それはもちろん、27日に行われた握手サーキットのことなのだけど、哀しくなるくらい無力な自分がそこにいた。

ボクは握手会なるものに参加したのは生まれて初めてであって、握手会と言うイベントの流れや、会場の雰囲気など、まったくもってわからず、ただただ握手会とはお目当ての人と握手をして触れ合うことが出来るイベントという至極当たり前のことしか考え付かない初心な素人。えりりんと握手が出来るんだー!などという、割と軽い気持ちとノリで参加してしまったことが、完全敗北と言う情けない結果をもたらした。

握手が始まる前の会場は、かなりぎゅうぎゅうにひしめき合う缶詰状態でありながらも、割と平穏な雰囲気で、亀井・新垣・藤本という、これからボクたちがにぎにぎすることの出来る人たちがステージに出てきてからも、特に異様な熱気に包まれることも無く、ボクのように、「うぉぉえりりんが出てきたぜい!これからにぎにぎだぜい!ちょーうれしいぜい!」と興奮している人も見受けられない。あらいやだ。皆さん意外と冷静なのですね。だなんて思いながらも、ボクは一人心の中で、今回えりりんに言おうと思っている「えりりんは世界で一番可愛いと思います!」というコメントを何度も復唱していたのだけど、この作戦自体が、握手会完全敗北のそもそもの元凶だったことに気がついたのは、不幸なことに、お三方との握手が終わったその後だったのだ。

というのも、握手そのものの時間が、想像していた以上にあまりにも短すぎたのだ。実際に握手をする前のボクの想像では、まずは握手、その後ワンテンポ置いた後に「えりりんは世界で一番可愛いと思います!」というコメント、それに対してえりりんが、スッペシャル萌えキューティーなスマイルでもって「ありがとうございます!」、その返事を聞いた後に、もう一度今度はちょっとだけ強めに握手をして、次の新垣さんに移る、というもの。それぐらいのことが出来る余裕はあるのだと勝手に思っていたところ、実際にはこんな余裕などは全く無かった。

握手スタートと同時に、次から次へとどんどん送り込まれては、後ろに立っているスタッフ達に腰や肩をぐいぐい引っ張られて、強制的に握手を終わらされるヲタの人たちを見てて、「すっげーはえーよ!初っ端から巻きが入ってるのかよ!」とは確かに思ってはいたのだけど、実際自分の番になってみたら、そんな他人の握手よりも数百倍早く終わったように感じるとは、この時点では想像すらしていなかった。

ステージ上にのぼり、前に並んでいる人と次々に握手するえりりんの横顔を見ながら、ボクは自分の番の直前まで「えりりんは世界で一番可愛いと思います!」という折り紙つきのコメントを練習。与えられた時間は少ないとはわかっていたために、いざ自分の番が来た際、握手をするかしないかぐらいのちょっとフライング気味なタイミングで、「えりりんは・・・」と言おうとしたのだけど、当のえりりんはすでに握手と同時にボクに向かって、「ありがとうございます!」というスッペシャル萌えキューティーなスマイルを発している。あ!って思った瞬間、すでにもうボクは次の新垣さんの前に立っていた。

えりりんに対して何も言えなかった!というショックと、新垣さんに対するコメントをこれと言って何も考えていなかったということで、とりあえず新垣さんとは無言で握手。その後藤本美貴ティに対しても、「ここまで来たらもう何も言わねー。」と開き直ってしまったがために、無言で握手。新垣さんと藤本美貴ティからは、ボクが何も言わなかったということも影響して、一言も声をかけてもらえず、終わってみたら今回のイベントは、握手会と言うよりも、「無言でアイドルが差し出している手を一方的にお触りしてくるだけのイベント」という、超絶的にキモチの悪いイベントになってしまっていたのだった。

握手終了直後で、すでにボクの手のひらには、彼女達のとてつもなく可愛らしいお手ての感触すら残っていなく、ものすごく頑張って思い起こせば、「何となくやわらかかった気がするなあ。何となくなんだけどさあ。」という、最早妄想レベルと大差無い思い出しか残っていない。実に残尿感と不満の残る握手会である。

手のひらに感触も残っていない、時間的なゆとりも無い、精神的な余裕も無いから、間近で見る彼女たちがどれくらい可愛かったかの記憶すらも無い、何も無い、なんにも残っていない、わからない、ぜんっぜんわからない、なにがなんだかさーっぱりわからない、自分が誰なのかもわからない、ここがどこなのかもわからない、お前は誰だ?お前は何をしている?てか、俺は誰だ?俺は誰なんだ?ボクはだれなんですか何をしているんですか?ここはどこですか?ここはどこなのですか?あなたはだーれ?わたしはだーれ?あなたはえりりん!わたしもえりりん!そうわたしはえりりん!わたしはえりりん!わたしはえりりんっ!わたしはえりりんっ!えりりんっ!えりりんっ!えりりんっ!えりりんっ!えりりんっ!あーあーあーあーあーあーーーーー

握手会ばんざーい!!
(98)

不思議なフレーズ
今週のハロモニにて放送された「ラストフレーズ歌っちゃダメダメ!!」は、今からさかのぼること4年半程前、ボクが初めてハロモニという番組を見たときにちょうどやっていた企画そのもので、これを見てしまったがためにヲタとして開眼してしまったボクとしては、実にメモリアルながらも悪夢のような企画。しかし、面白い企画と言うのは、いつ見てもやっぱり面白い。「21世紀」あたりをチョイスして、「私の夢は、笑いの耐えない生活!アハハ!」というところをラストフレーズとして、バシュー!!と一際派手に炭酸ガスが噴出しようものなら、ことさら面白いことになっていたと個人的にはそう思うのだけど。

この企画、これまではただ何となく「ラストフレーズは誰が歌うのかな?」程度で見ていたのだけど、今回見てて改めて思ったのが、この企画ってやっぱり、突然歌う順番を回されるがゆえに、音やリズムを取るのがすごく難しいんだなあってこと。と言うのもそれは、藤本美貴ティが「愛あらば IT'S ALL RIGHT」におけるワンフレーズを、ものの見事にぜーんぶ音はずしたからであり、道重さんや紺野さんという百戦錬磨の音はずし猛者であればまだしも、藤本美貴ティがあそこまできれいに音をはずすのはあまり聴いたことがないだけに、違った意味で新鮮ではあった。意外とこの企画は、歌手の人にとってはプレッシャーのかかる企画なのかもしれない。

ところで、くっすんこと久住小春さんは、歌の方はまあ思ったとおりイマイチではあったけれど、順番が回ってきて、この歌わかりませーん!といった最悪の事態にはなっていなかったようなので、とりあえずは安心した。歌えるレパートリー(覚えた歌)がどこまで増えたのか、ということは少なからず興味を抱くところ。ただ、今回の企画にて歌った曲は、全てシングル曲であり、考えてみたらこれで知らないなんてことになった方が、よっぽど問題といえば問題か。

しかし、久住さんに限らず、現状の娘。メンバーは皆、途中から加入したメンバーであり、昔の娘。の歌を知らなくたって、考えようによってはおかしなことでもなんでもない。今でこそちょこちょこライブにて昔のアルバム曲を歌う機会は増えているけれども、それですら、もしかしたら、ツアー前のリハーサルで初めて耳にして、「へー。モーニング娘。ってこんな曲もあったんだー。全然知らなかったー。」てな具合にきゃっきゃきゃっきゃと喜んでいたりするのかもしれない。れっきとしたモーニング娘。のくせに。

それこそ今回のような企画で、突然「恋はロケンロー」のイントロが流れたりしようものなら、誰一人として歌うことが出来ずに、まったくもって番組の企画自体が成立せず、挙句の果てに藤本美貴ティにいたっては、「はぁ?ナンだよこんな曲、しらねーよボケ。」とか何とか言っちゃってぶち切れてしまうのだろうか。唯一元娘。ヲタだった新垣さんだけはかろうじて知っていて、それが気に入らない美貴ティが今度は新垣さんにぶち切れ。番組中に二人でK-1をやり出すのだけど、意外と新垣さんが勝っちゃったりするのだろうか。そんなの・・・、そんなの哀しすぎるっ!ボクは是非とも美貴ティに勝ってもらいたいっ!最終的にのど元あたりに、タイガー・ジェノサイド張りのニーパッドを炸裂してもらいたいっ!相手がニーニーなだけにっ!

てか、そんなどうでもいいことは置いておくとして、ここまで書いてふと思ったのだけど、今となっちゃもう、現モーニング娘。のメンバーよりも、ヲタの方がよっぽど娘。達の曲を知っているんじゃないだろうか。自分たちが全く製作に携わっていない曲であれば、同じモーニング娘。の曲と言えど、本質的にはそれは完全に他人の曲であり、むしろ知っていることの方がよっぽど不思議なことでもある。

「ヲタよりもモーニング娘。の曲を知らないモーニング娘。」。なんだかとても不思議なフレーズだ。
(99)

始動 スッペシャル・ビギナーズラック
うぉらぁぁぁぁぁぁ――――――!!!てめーら、俺の名前を言ってみろぉぉぉ――――ぉらぁぁぁぁぁぁ――――――――――!!!!

と、いつでもどこでもさわやか〜ななボクとしたことが、かなり鼻息の荒い書き出しをしてしまったのだけど、これは何もお得意のジャギ様のモノマネを披露しているわけではなく、有限実行、一つの壮大なプロジェクトを見事完遂させた漢の中の漢の心の雄たけびをただただ披露したまで。

あまりに無力な自身の情けなさを憂い、完全敗北宣言をしたのが、今をさかのぼること約2週間前。しかしながら、そんな紆余曲折をへて、漢eiseiは、あの情けない敗北を全て覆すほど完璧なる握手を、聖地パシフィック・ヘブンにて遂行し、再び皆の前に帰ってきたのだ――――!帰ってきちゃったのだ――――!!だぁだぁ―――――!!

てことで、ファンクラブ入会したてのビギナーズラックをモロに発動させ、ボクは亀井絵里・岡田唯80人限定ファンクラブイベントに見事当選し、人生2度目のえりりんとの握手会(ていうか、ファンクラブイベントなのだけど)を行ってきた。この先将来のことを考え、ボクが本日2005年9月13日(火)というメモリアルデーをいつまでもいつまでも忘れることがないように、ここにその思い出を書き記しておこうと思う。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

会場内に入り、緊張のあまりちょいと硬直したような状態でおとなしく席に座っていると、程なくして本日の主役亀井絵里嬢、岡田唯嬢が登場。ボクの血圧は200を超え、心拍数も100オーバーとなり、興奮と緊張で一人すさまじくヒートアップしていたところ、当のえりりんはそんなボク以上に緊張しているご様子。あの可愛らしくうわずったような声が、さらに一段とうわずってしまっていて、そんなえりりんの様子を見ていると、とても心が和んでしまい、自然とボクの緊張もなくなってきた。岡田さんは、特に緊張している様子も無く、スローなテンポながら割りと淡々とトークをしていて、思ったよりも度胸が据わっているなあという印象。あと、かわいかった。

フレッツより10分ほどトークをした後に、さっそく本日の歌披露一曲目。先手のえりりんが選曲したのは、なんと松浦亜弥嬢の「ずっと好きでいいですか」である。ボクはこの時、えりりんがあゃゃの歌を初っ端に持ってきて自ら歌っちゃうのは、きっとボクに対して「もう、松浦さんのことは忘れて、絵里一人だけ見ていてください!」とアピールしているのだな、と一人確信し、心の中で小さくガッツポーズをしていた。

そんなえりりんの歌は、当然あゃゃと比べると表現力・高音での声の伸びなど、確かに見劣りはするものの、リズム・音程とも外れることなく、実に素晴らしいもので、現在行われている娘。のツアーでも歌パートが以前よりも格段と増えていることを考えるに、今後は歌の面でも大いに期待できそう。そんなことになっちゃったら・・・、そんなことになっちゃったら、ボクちゃんますますえりりんにぞっこんLOVEです!いやんいやん!

一方後手の岡田さんは、自ら属する美勇伝の「曖昧ミーMIND」を披露。歌う前のトークではえりりんよりもずっと落ち着いているように見受けられた岡田さんながら、歌が始まると少々緊張気味。そのせいか、若干音程も不安定な箇所もあったけれど無事に一曲歌いきった。直後のトークでは、未だ放心状態といった感じで、わけのわからないことを口にしたりしていたけれど、そんな岡ちゃんもかわいいなあとボクは思ったのだった。

その後ゲームコーナーやら、サイン入りポラロイドプレゼントジャンケン大会などが行われ、夢のように楽しいひと時を過ごしたと思ったのも束の間、ここでイベントは終了時間を迎えようとしていた。「えー!まだ見たいよー!ポックンえりりんがまだまだ見たいよー!」とジタバタしようとしたのだけど、ボクはここでシブガキ隊の名曲「NAI・NAI 16」を思い出し、すぐさまジタバタするのを止めたのだった。オレ超オトナ。

フレッツよりその後二人で「恋ING」を披露。この曲はもう最初からえりりんの歌のようなものだから、安心して聴くことができ、あまりの安心からか、気がつけばボクは、えりりん、岡ちゃんと一緒に全フレーズ歌ってしまっていた(声は出していないけどね)。自分で言うのもなんだけど、この三人(えりりん、岡ちゃん、eiseiさん)による「恋ING」は、2005年における最強のコラボレーションだったと思う。


さて、最後はファンクラブイベント恒例の握手。当然ボクは、握手サーキットの時の惨敗を教訓として、今回はかなり入念にコメントを考えていたのだけど、冒頭で述べたとおりこれがうまくいったのは、握手サーキットなどとは比べ物にならないくらい、握手の時間が長いから!どれくらい長いかって言うと、「こんなに長いとボク、死んでしまいますよ、亀井さん!」ってくらい長い!そうは言っても、実質10秒にも満たないくらいなのだとは思うのだけど、普通同じ人と10秒間も握手をし続けるだなんて事はめったに無いわけで、しかもその相手がえりりんだなんてことにでもなれば、そりゃー感極まって死んでしまっても何ら不思議なことじゃない。いや、実際死ななかったけど。

フレッツよりとまあ、ここでえりりんに何を伝えたのかは、ボクとえりりんだけの、ひ・み・つ。ということで、明記はしないのだけど、「えりりんは世界で一番かわいいと思います!」という2週間も保存し熟成させた折り紙つきのコメントは、無事に伝えることが出来たのだった。ここで多大なる妄想を差し挟ませていただくと、ボクがこのコメントを発した後、えりりんは、「そんなこと言ってくれるなんて、絵里とってもうれしいですぅ〜」といった感じの、今にも泣き出してしまうんじゃないかというくらいとびっきりうれしそうな笑顔をボクに見せ、「ありがとうございます!」を5回くらい連発。すっげーかわいいもんだから、ボクってばてんぱっちゃって、さっさと手を離そうなどという心にも無い行動を取ろうとしたのだけど、えりりんがなかなか手を離してくれないので、ボクははっ!と我に返って、再びギュッとえりりんの可愛らしいお手てをにぎにぎしてきたのだったイヤッホーイ!!!

最後に岡ちゃんと握手をした後、「また会おうねー!」と岡ちゃんに両手で手を振ると、岡ちゃんも笑顔でボクに両手で手を振ってくれて、岡ちゃんはかわいいなあと思った。

やり遂げたという達成感と、メチャクチャハッピーな気分。一人ニヤケながらボクは、聖地パシフィック・ヘブンを後にしたのだった。 おわり。

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1時間強という短い時間ながら、実に充実したイベントだった。握手サーキットでは全く確認できなかったけど、間近で見るえりりんはこの世のものとは思えないくらい可愛らしくて、あのつぶらな瞳に思わず吸い込まれそうになってしまった。しかし冷静になって考えるに、2週間前の握手、今回のファンクラブイベントでの握手と、ここ2週間全人類の中でボクが一番スキンシップを取っているのが、なんとえりりんと言うことになる。これってすげーよ!よくよく考えたらこれってすげーよ!!ありえねーよ!!

2nd写真集「DAYS」の発売も数日後に控えているというし、ますますえりりんの事が好きになってしまいそうで、正直言って恐ろしい。ただ、今のボクの頭の中はえりりん完全飽和状態であり、もう他の人のことなんて考えられません!えりり――――ん!!




次は、さゆみんのイベントに行きたいなあ。(切実に)
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