過去ログ#131〜#140


[考察] 熱いハートを持つ3名は一体誰なのか?
うたばんと娘。という繋がりは、すでに過去のものだと思っているボクが、先週放送されたうたばんを見たのは番組終了間際であって、その内容と言えば、娘OGメンバーが「モーニング娘。同窓会」と称して、過去のうたばんの栄光を石橋・中居両氏と振り返ると言ったもの。過去のうたばんは、これまでに何度も見てきたし、これと言って特に懐かしさも湧かなかったのだけど、現メンバーがいないことを訝しげに思っていたら、歌の部分だけちゃっかり出演。ついにトークゼロの扱いになってしまったのか なんて勝手に思っていたら、どうやらほんの一部だけトークにも出演していたらしい。

そうと分かれば、とりあえずは見てみなければならない!とばかりに、先ほどようやく鑑賞にこぎつけたのだけど、トークと言うよりも、ただただボタンを押しては、時に微笑むだけのマシーンと化していた現娘。たちを見て、ゲゲ―――ッ!!だなんてお茶目に驚いてしまったのも束の間、「モーニング娘。にはもう二度となりたくなんかないもん!」という強い意志を持つ人達が7名もいることに殊更驚いてしまった!ていうか、おもくそへこんでしまった!

驚きえりりんとヘラヘラくすみん「そ、そ、そ、そ、それは、ど、ど、どういうことなんですの!?」といった世に蔓延るモーヲタというキモイ人(ボク)の気持ちなどはそっちのけの投げっぱなしのままで、娘OGメンバーである中澤さんの話に移っては、そこにどっぷりと浸かっている番組の光景を見て、「もしやこれは、モーヲタを根絶やしするためのサブリミナル効果なのでは!?」と、あらぬ邪推をしてしまったりもした。てか、終始おかしな編集を行っているし、どうも訳有りな感じも無きにしも非ずなのだけど、この映像を一瞬挟み込んだだけで、まったくもってそれに対するフォローがないというのは、少々いただけない。一体全体番組制作者は何を考えているのか。

しかし、やはりいっぱしのモーヲタとして気になるべくは、「生まれ変わってもモーニング娘。になりたい!」と答えてくれた熱きハートの持ち主3名は一体誰なのか?ということ。そこで、あの映像から得られる情報をもとに、この3名が一体誰なのか?といったことを、ボクなりに考察することにしてみた。

まず1人目は、間違いなく新垣さんだろう。ここにきてこの質問に新垣さんがボタンを押さなかったのだとしたら、恐らく、この世の中にある全ての事柄がウソ偽りだ。それぐらい確実なのが、新垣さんのモーニング娘。に対する思いのはず。そう思いたい。

そして、次の2人目がえりりん。間違いなくえりりん。あの映像を何度も見てもらえれば分かると思うのだけど、「3」という数字が映し出され、その後映像が不自然にOGチームに切り替わるまでのほんの一瞬、えりりんだけが驚いた表情を見せているのだ。それは、「え!?みんなモーニング娘。にはもうなりたくないの!?うっそー!えり信じられなーい!」といったえりりんの驚きが表情に表れてしまったからこそ。てことで、2人目は、めでたくえりりんで決定した。そして、それと同時に、「3」という数字が出た瞬間、何故か一人だけヘラヘラと笑いを見せていた久住さんは、残念ながらボタンを押さなかった7名の中に入ってしまっていることになる。それは、「あは!3人しかいないんだ!あは!笑える!ちょー笑える!」って。そう思っていたから。そう思っていたから、あの時ヘラヘラと笑っていたに違いない…。こ、小春ちゃん…。

さて、最後の1名を推定するのは、なかなかにして難しい。そこで、姑息ながら消去法を使わせていただこうと思うのだけど、まず「モームスは自分を磨くためのツール」と公言して娘。入りした事実を持つ藤本美貴ティは、絶対に押していない。ここにきてこの質問に藤本さんがボタンを押していたのだとしたら、恐らく、この世の中にある全ての事柄がウソ偽りだ。と言うことで、藤本さんは、はい消えた。次に、吉澤さん。娘。よりフットサルの方が重要問題なので、はい消えた。次に高橋さん。娘。より宝塚の方が重要問題なので、はい消えた。消えた。たったの7行で3人がすぐに候補から消えた。うっひょー!消えたー!

残る候補は、紺野さん、小川さん、道重さん、田中さんの4名である。ここから絞り込むのは相当な難問だ。

その中でも、まずは道重さんなのだけど、彼女の場合、この質問に対してYESなのかNOなのかと言ったところに行き着く前に、そもそもトータライザーの使い方を理解していない可能性が高いと見た。もしくはトータライザーでボタンを押す直前に、モニターに映る自分を見て、「あ!今日もかわいい!」なんて思ってしまって、うっかりボタンを押し忘れている可能性がすこぶる高いと来た。ドジっこな道重さんはとってもかわいいと思うし、こんなにかわいい子が、「もうモームスになんかなりたかないね!」なんて酷いことを言うわけがねーだろうが!ボケが!ありえねーよ!これ以上悲しませないで!

てことで、残りは3名。ここで、少しばかり視点を変えて、モーニング娘。というグループのことを考えてみてもらいたい。当然誰もがわかっているように、モーニング娘。とは、大所帯のアイドルグループであり、ソロの歌手と比べても、その中で自分をアピールすることは難しい。歌いたい歌があっても、歌えないというもどかしさ。「こんな歌手になりたかったのに!」といった自身の夢もかなわない切なさ。この3名の歌手・歌に対する思いを考えれば、ここ最近の恵まれないシングルに対して嫌気が差し、トータライザーのボタンを押さない非行娘。となってしまった可能性は十分に考えられる。

端的に言うと、「ダイチ先生の仕事ぶりが、この純粋な娘。達を非行に走らせてしまったのでは?」というのが、ボクの大胆かつきめ細やかな分析なのだけど、当然ダイチ先生の曲が好きで好きでたまらない娘。だっているはずなのだ。ほとんどいないだろうけど。いや、いる可能性だってあるのだ。ほとんどいないだろうけど。つまり、ダイチ先生の楽曲が好みの娘。こそが、まだまだ非行に走っていない純粋な娘。と結論付けることが出来、その娘。こそが最後の3人目に違いないのだ。

そんな中、彼女達の最近の好みの楽曲を調べるイベントとして、「モーニング娘。ファンクラブツアー in 香港」は必須である。このツアーでは、歌いたいと思った曲を各メンバーが自ら選曲し歌っているわけであり、今回の資料としてはまさに打って付けだ。ボクはさっそく、FC限定DVD「モーニング娘。ファンクラブツアー in 香港 2005」という過去の文献を紐解いてみたのだった。

田中れいな:「恋をしちゃいました!」 編曲:渡部チェル
小川麻琴:「電車の二人」 編曲:前嶋康明
紺野あさ美:「恋ING」 編曲:鈴木Daichi秀行

出た。答えが出た。ここに、答えは見事に導き出されてしまった。最後の1名がこの人だったとは!

最後に結論を書いて、今回の考察の締めとさせていただきたい。

結論: コンコン、ダイチ先生好きすぎ。
(131)

写真集「久住小春」の買い方 [真の漢編]
写真集「久住小春」久住小春さんが声優をやって、ついでにそのアニメの主題歌までソロで歌っているという情報を知ったのは、何を隠そうつい最近のことなのだけど、そんな久住小春さんが写真集を発売したって情報に関しては、すでにとっくの昔にゲットしてしまっているのは、つまり久住小春写真集「久住小春」に、ボクが少なからず興味があるからこそ。

とは言え、「それならば君は、そいつを購入することはできるかい?」などと問われてしまったならば、間髪入れずにノ―――!!と答えてしまう以外術はないのだけど、いや、買えないだろこれは。どう考えても買えないだろ、これは。てか、そもそも買わせるつもりがないだろ、これは。これを購入したら確実にロリだろ、これは。「ボクロリコンです!」というプラカードを高々と掲げているのと最早同じだろ、これは。

思い起こせば今から3年前、恥も外聞も捨て、決死の思いでボクが購入に至ったのが「松浦亜弥 アロハロ!」だったわけで、確かあの当時も「こんなの絶対買えねーYO!」とか何とか言っていたはずなのだけど、今思えばそんなの余裕じゃないか。あややの写真集など、真の漢には必須のバイブルじゃないか。何を恥ずかしがっているんだい。何を恥ずかしがっているのだい、あの時のオ・レ。

そんな3年前から比較すると確実にヲタ度も上昇し、ちょっとやそっとのことじゃ動じない、とても恥ずかしい人間となってしまった現在のボクですらも、この写真集は、購入することはおろか、本屋で陳列されているものを手に取ることすら出来そうもない。それくらい怪しげなオーラを放っているのがこの写真集であるのだけど、ただそれでいて、中身の方は、目くるめくパラダイスが繰り広げられているような気もするし、アレコレ想像するとワクワクしてデレデレとしてしまうのだから、こいつはいかんともし難い。この感情は、まったくもっていかんともし難い。ただ、この写真集の中身はきっとすごい気がする。

となればだ。購入することを前提にこの後の話を進めればだ。最小限のダメージでこの写真集を購入するためには、一体どうしたらいいのか。ここは一つ真剣に考えなければならないのだと本気で思う。

まず重要なのは、無駄な動きは一切とらないこと。ターゲットとした本屋のどの場所に写真集が陳列されているのかを前日にリサーチしておき、購入する際は、入店と同時に最短ルートで目的の場所に到達、写真集を手にすると同時に軽やかなステップでレジに赴き、お釣りが出ないように、あらかじめ用意していた税込み2,835円を店員に突き出す。写真集を受け取った瞬間に翻り、カバンにしまいながら本屋を後にする。実に無駄の無い動き。

さらに重要なのが、「自分は全くその気は無いのだ」ということを、周囲の人間に無駄にアピールすることだと思われる。「俺はロリじゃないよ、ふふん?」というさりげないアピール。生と死の分かれ目はまさにここだ。そのためには、上述の無駄の無い動きを実行しながらも、「あぁ〜、本当はこんな写真集買いたく無いんだけどなあ〜、友達が買ってきてってしつこく言うもんだからな〜、オレ全然興味ないんだけどな〜こういうの〜、まいっちまうな〜」のセリフを、実に小気味いい調子で復唱する。何度も何度も復唱する。これ以外のセリフは必要ない。ただただこの言葉だけを繰り返せばいい。

これらを実行に移せば、写真集久住小春は最早手に入れたようなもの。

念には念を入れ、最後に、「やっべ!本当は、『ビートルズ イン ジャパン 1966』の写真集を買おうと思っていたってのに、間違えつまったー!オダ間違えつまったー!!」という決めゼリフを大声でわめき散らしながら、フェードアウトして行けば完璧。まさに死角なし。向かうところ敵なしの真の漢。そう。真の漢は本屋で購入するべきであって、Amazonなどに逃げたりなどはしないのだ!

はぁぁ…!目覚めよ…ッ!今こそ目覚めよ…ッ!オレのロリコン魂…ッ!!
(132)

ムクムクとオッキ
22日(土)は、よこすか芸術劇場にて、待ちに待った!とまあ言うほどでもないのだけれど、2006年春のなちコンがスタートするわけで、ボクもそれに参加するするつもりなのだけど、実は肝心のニューアルバム「2nd〜染みわたる想い〜」を購入したはいいものの未だあまり聴きこんでいない。「こいつは今からでも聴きこまなきゃあいけね〜な〜」だなんて苦々しい顔つきで思っているところなのだけど、どうも聴く気が起きないのは、このアルバムのジャケがおもくそダサいって事だけが原因ではない気がする。

この原因は恐らく、5階後方というこの上なくテンションの下がる席がFCよりあてがわれてしまったからであって、この結果、コンサート当日は主になっちの脳天を眺めながら、「ほっほっほ。安倍さんが歌っておりますよ。ほら御覧なさい。安倍さんが歌っておりますよ、ねえ。」などといった高貴な振る舞いを垣間見せながら、ぽっかりと空席になっている隣の席に亀井えりりんがいるというシチュエーションを作り上げ、キャッキャ言いながら一人遊びにふける以外に術がなくなってしまった。とりあえず当日はこの一人遊びに全力を傾けて行きたい。

とは言え、やはりせっかくのツアー初日なわけだし、もう少しばかりテンションを上げたいもの。

しかし、2、3回聴いたこのアルバムの感想と言えば、安倍なつみのアルバムという点では間違いなくピッタンコカンカンであるものの、全体的にこじんまりと纏まっていて、その一つ一つは、楽曲としての面白みに欠けてしまっているわけで、個人的にストライクの曲は一つもなかったのだから、なかなかどうしてテンションも上がりようが無い。

このアルバムの内容を考えると、容易く今回のツアーの内容も想像が付くのだけど、それに付け加えて5階の後方席というおまけ付きであれば、これは最悪、コンサ中にうっかり寝ちゃうかもしれない。コンサに飽きて途中で寝ちゃうかもしれない。でもそんな時は、隣の座席に座っているはずのえりりんに、「もお〜 寝ちゃ駄目だよ〜 起きてよ〜」などと優しく起こされて、ハッとしてムクムクとオッキしたいと思う。とりあえず当日は、このムクムクとオッキに全力を傾けて行きたい。というか強制的にムクムクとオッキしたい。ムクムクとオッキしながら生きていきたい。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ここ最近は、コンサート中に縦ノリのビートでテンションハイになることが多かったし、それが主目的でもあったから、たまには落ち着いたテンションでじっくりと聴き入るコンサートってのもいいのかもしれない。そういった意味では期待できそうなコンサートだし、これまでとは違った視点でコンサートを楽しんでこようとは思う。

と言っても、セットリスト内に「恋にジェラシー申し上げます」があったりでもしたら、それだけで多分テンション上がっちゃうけどね。それこそムクムクとオッキしちゃいそう。
(133)

「娘。卒業=芸能界引退」というルート
『モーニング娘。』5期メンバー「紺野あさ美」・「小川麻琴」卒業のお知らせ
紺野あさ美コメント
小川麻琴コメント

何だこれ?何なんだこれ?てか、今までの卒業の中でも一番ショックがでかいのはどうして…?どうしてなの…?

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ボクはこれまで、小川麻琴さんにも紺野あさ美さんにも、特別好意を持って見て来たわけではないので(小川さんにはミクロン単位の好意はあったのだけど)、この二人の卒業の第一報を聞いた際は、驚きはしたもののショックなどは一切受けなかったと言うのが本音。しかし上述の如く、今回の卒業がボクの中でこれまでの卒業の中でも最もショックが大きいものとなったその理由は、彼女たちが辞めるという事実なのではなく、その辞め方・辞める理由の方にある。それは、この時期に二人が同じタイミングで、「モーニング娘。を辞めて、勉学に励みたい!」などと思い立つ確率は極めて低く、そうであれば当然、これは彼女達が自ら率先して選んだ卒業だとは言い難いからだ。

娘。からの卒業が、事務所側から本人に対して一方的に通達されているというのは、これまでに卒業していったメンバーの口からも発せられた事実であり、すでに多くの人間が認知していること。これは恐らく今回の卒業においても同じであると推測する。ただ今回の卒業の場合、これまでの卒業と唯一違く、そして最大の問題なのが、モーニング娘。からの卒業のみならず、ハロー!プロジェクトからの卒業、つまり実質的な芸能界引退をも意味する卒業である点だ。こういった事実からも、今回の卒業者である紺野さん・小川さんは、あろうことか事務所から一方的に「勉学に励む」といった取って付けたような理由を突き付けられ、芸能界引退を勧告されたということが容易に想像が付くわけであり、果たしてこれがショック無しでいられるとでも言うのか。

今回と同様に、一方的に通達されてきたのであろう他メンバーのこれまでの卒業は、卒業後の活動場が与えられた状態での卒業がほとんどであり、細々ながらも暫くはタレント業を続けていくことを約束された上でのものであった。年に数回とは言え、彼女達を見ようと思い会場に足を運べば、確かに彼女達を目にすることは出来たのだ。しかし今回の場合、もう二度と彼女達を目にすることはかなわない訳であり、紺野さん小川さんは、18歳の紺野さん、18歳の小川さんの容姿のまま、ボクらの記憶の中では完全にストップすることになる。

■ 事務所が開いた禁断の扉
事務所はついに禁断の扉を開いてしまった。
採算が取れないと烙印を押された弱者は切り捨てられるのが世の常だ。そういった世の常が、ついにモーニング娘。にも適用されてしまったのだ。

これまで通りの卒業後のソロ活動には、事務所やつんく♂にとっての負担があった。しかし今回の卒業は、これまでの卒業と意味するところは全くの別物。これは、娘。に新しい活力を注入するに必要な措置であるメンバー数の削減のみならず、膨大に膨れあったハローメンバーの母数の削減をも実現し、自らの活動の負担軽減をかなえた。ソロ活動者が増えるに伴い、それに比例してつんく♂の負担も増し、結果的にこれはハロー全体の活動にも悪影響を与えていたという問題。卒業後ソロ活動を行うのであれば、多かれ少なかれそれがかなう場を探し、提供してあげなければならないという問題。こういった、自らに降りかかる問題を一切合財解決する禁断の手段。それがこの、「勉学に励む」という名目の下の芸能界引退勧告である。

今後は勉学に励む。こんなふざけた理由による卒業が許されてしまうならば、事務所にとってこれほど願ったりかなったりな事はない。

■ モーニング娘。デフレスパイラル
今後のモーニング娘。の卒業には、最早何が起ころうともおかしくは無い。今回の一件で、娘。メンバーの卒業は、これまでの「いつ卒業をするのか?」といった問題なのではなく、そのレベルをはるかに超えた「卒業後はどうするのか?」が焦点となってしまった。ソロで活動が出来ないと判断されれば、切り捨てられる。すなわちこれは、モーニング娘。としての活動に精一杯注力しようとも、「限られた時間」が娘。の活動にある以上は、これは、自らにとってのその後の活動に活かされることなのではなく、これからは、モーニング娘。にいながら、モーニング娘。以外の道を開拓していかなければ、タレント業を続けていくことは出来ないことをも意味する。何よりも問題なのは、そうであれば結局、現娘。メンバーにとっても、モーニング娘。の活動そのものが、タレント業としての副次的な活動に成り下がってしまうことである。何たる悪循環。「モーニング娘。デフレスパイラル」が、今日この日を以って始まってしまったのだ。

紺野さんと小川さんが娘。から卒業することがショックなのではない。こういった娘。の卒業が、即芸能界引退に直結してしまった現実と、一つのルートとしてこれが確立してしまったこと、そして何よりもその結果、現娘。メンバーのモチベーションは著しく低下し、気持ちそのものも、確実にモーニング娘。から離れて行くといった事実が、ボクにとっては何よりもショックだった。

先日のうたばんにおけるトータライザー問題(「生まれ変わってもモーニング娘。になりたい」と答えたメンバーがたったの3名しかいなかった問題)を、この卒業発表の後に目にすれば、もしかしたらボク自身、これに対して何の疑問も持たなかったのかもしれない。

■ 今後のモーニング娘。
残されたメンバー達は、今回の一件をどう思っているのだろう。彼女達がこれまで目にしてきた卒業は、どれもこれもソロ活動に向けたステップアップの卒業であった。それは、「卒業する先輩達もソロで頑張るのだから、娘。を任された自分たちも頑張んないと!」といったような、モチベーションが上がる卒業でもあったのだ。ところが、ここに来て突然突き付けられた、「卒業=引退」という現実。否が応でもモチベーションが下がるに決まっている。

ところが、そんな彼女達の気持ちを尻目に、プロデューサーであるつんく♂本人は、やけに意味深な態度を見せている。
「こんにちは!つんく♂です。 いつもモーニング娘。はじめハロー!プロジェクトを応援して下さってありがとうございます。

本日、発表させて頂いた5期メンバー2人の卒業。
僕の中では新たなステージの始まりかなぁ、と思っています。
紺野も小川も新たなる自分への挑戦を決心いたしました。
彼女達の実績は、これまでも既存のボーカルユニットの域を超えコンサートやミュージカルを通して結果を残してきました。
そんな2人の次なる挑戦は「勉学」です!
それぞれ方法は違いますが、僕自身、この先も彼女達の未来を応援していきますし、そしてその未来をすごく楽しみにしています。
もちろん、この次の『モーニング娘。』かなり期待して下さって結構です!

今後とも宜しく御願いします。」
不可解なことに、一人だけモチベーションが上がっているのだ。これは、今までの卒業では目にしなかった光景だ。

よほどの悪性分子の排除では無い限り、メンバーの卒業とそれに伴う娘。メンバーの少数化が、母体に対する直接的なプラスへの活動変化をもたらすものだとは考えにくく、そうであればこれは、娘。少数化に伴う今後の新メンバー加入を見越した上でのモチベーションアップだと考えることのほうがよっぽど自然だ。しかも、この彼のテンションから察するに、前回のような1人増加といった規模ではなく、今回は4人程度の大規模なメンバー加入がありそうな気がしてならない。

ハンドリングの良さを考え、娘。の母数を10人で頭打ちと考えれば、今回の2人の卒業に加えて、新メンバー加入までに、更に2人の卒業が行われることになってしまう。しかし、それが誰であるのか?なんて事を考えるのは、最早ナンセンスだ。それは、今後の卒業は、7期メンバー久住小春さんを含めて、全員が等しくその対象となっており、その場を取り繕うだけの理由の下、娘。からの卒業のみならず、芸能界からも引退させられてしまうことが、2006年4月28日、今日この日をもって現実となってしまったのだから。
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自分の中で納得のいく答え
メンバーの増減を繰り返すことで一つの話題を作り、新陳代謝が行われてきたのがモーニング娘。である以上、その枠からの卒業は最早防ぎようも無い。この卒業システムを止めることはすなわち、モーニング娘。の終焉を意味するわけで、何とか延命しようと目論むのであれば、この卒業システムは必要悪である。そうであれば当然、"この枠からの卒業には"、卒業者本人の意思は介在しないのだろう。

そして、もちろんこれは、モーニング娘。特有のシステムであり、他のグループには存在しない。それは、他のグループがメンバー増減を行ったところで、そこからは何も生み出されないからだ。これは、単なるメンバーの入れ替えであっては意味がない。それ以上の狙いがあるからこそ、モーニング娘。は卒業・加入のシステムを今でも変わらず繰り返し続けている。

そんな中、この娘。からの卒業というシステムの枠を超え、芸能界からの引退を決意したはずの紺野さんにせよ、小川さんにせよ、至極残念なことに、結局のところあの公式コメント以上のものが、コンサ中のMCや、今週のハロモニでのコメントからは全くもって伝わっては来なかった。あいかわらず小川さんは漠然とした語学留学に向かって、紺野さんと言えば、大学に行かなければ学べないことなのかどうかすらも全く伝わらないまま、超過密スケジュールの中、大学進学に向かって行くのだそうだ。これまでの卒業とは明らかに一線を画する卒業であるにも拘らず、その後のプランがまるでこちらには伝わってこない。だからこそ、今後の娘。達に対し不安な気持ちを持ってしまう。

■ 二人ゴトで得た確信
何気なく「あいぼんとこんこん」の二人ゴトを見てみた。

放送当時ほとんど気に留めていなかった彼女達の会話の中に、将来どうなっていると思う?という会話があるのに気が付く。ここで紺野さんは、―― これまでは娘。が好きで、それに憧れてオーディションを受け、それにたまたま合格し、気が付いたら仕事が始まって、モーニング娘。としての活動が始まっていた。かといって、小さい頃から絶対に芸能人になるんだ!といった強い思いがあったわけではなく、ただ何となく流れに身を任せてきた結果が今の自分 ―― といったような趣旨のことを言い、結局将来はどうなっているのか?と言った質問に対する明確な答えは出さなかった。

しかしボクはこの映像を改めて見て思ったのだ。紺野さんの、ハローを卒業しての芸能界引退は、紛れも無く彼女自身が決断した道なのだと。

娘。としての5年間は、周りの流れに身を任せていた5年間であり、娘。卒業と同時に、一度この流れから身を引こうと考えた。芸能人に絶対になるんだ!といった強い意志を持っていなかった娘が、14歳の子供の頃から今まで、ただただ突っ走ってきたのだ。この判断は至極もっともな気がする。

卒業が覆されない以上、誰にとってもハッピーなのは、本人の決断による卒業であるということが、見ている側にも確かに伝わってくること。青天の霹靂とも言える今回の突然の卒業発表と、それに対する公式コメントには、彼女達の意思による卒業であることがまるで伝わってこなかった。だけれどもこれは、彼女自身が決断したことなのだと、ボクはこの二人ゴトを見ることによって、ようやく確信することが出来たのだ。

■ パントマイムで安倍さんを超えろ!
んで、「じゃあ小川さんはどうなるの?」って事が問題になるのだと思うのだけど、どうやら小川さんは、娘。からの卒業という今までの範囲内に留まり、芸能界の引退はないようで、しばらく芸能活動を休止して海外に修行に行くのだそうだ。さしずめ、ニューヨークでパントマイムの修行をしていた、あの当時の安倍さんに感化されて、海外留学を選んだといったところか。そうやって考えると、何だか紺野さんの卒業以上に納得が出来てしまったのだから不思議だ。あの当時の安倍さんも18歳だったし、18歳になったらパントマイムがしたくなるのかもしれない。そうであればこれはもう性質の問題か。

ただ、当時の安倍さんの時と唯一違うのは、安倍さんの場合、テレビカメラも同伴で、「自分、めっちゃ頑張ってますよ!」というアピールが世間に対して思う存分出来たこと。さすがは安倍さんだ。タダでパントマイムなどするはずが無い。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

オッケー、オッケー。とりあえずは、今回の卒業も自分の中で納得のいく答えを見つけることが出来た。一つ一つ着実に納得していかないと、いつどこで足をすくわれるか分からない。真実などは分かりようもない。しかし、だからこそ、自分の中で納得のいく答えをその都度見つけ出さなければ、おちおちハロヲタなんてやってられやしない。

まあ、結局のところボクは、ただただ自分が傷つきたくないだけなんですけどー。
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成長か 進化か
ここ一ヶ月ほどえらく繁忙を極めており、気がつけばここも一ヶ月ほど放置状態となってしまったのだけど、さすがにまこちんとこんこんの卒業ネタをいつまでもトップにおいて置くのはいけねーやなー と思い、今こうしてタイピングに勤しんでいるしだいである。とは言え、現在もえらく忙しい時期の真っ只中であり、何一つ得をすることも無い、いわば自慰行為とも言えるここの更新に、それ程時間を割くことは出来ず、手短にビシビシっとサクサクっと更新を終えようと思っているのだけど、どういうわけか一向にタイピングが進まない。それはもちろん、現在のボクにとって、ここの更新に対するプライオリティが低いからだ。

実は、そんな今のボクの脳内占有率は次の通り。

1.紺野あさ美さん卒業のハロコン…40%
2.小川麻琴さん卒業のミュージカル…30%
3.湯浅公一の失墜…15%
4.亀井絵里3rd写真集「17歳」…10%
5.アイリーンこと鈴木愛理のアゴ…0.2%
6.その他…4.8%


お前さん、忙しいとかって言っておきながら結局ハローのことで頭がいっぱいなんじゃねーかって話なのだけど、とりあえず今回はこの中で、見事第4位にランクインされた写真集「17歳」について触れようと思う。

ボクと言えば当然、この写真集はすでに購入済みで、それどころか、何故かそれと同時に写真集「久住小春」まで購入するという、まさにミラクルと呼ぶに相応しい勇ましき行為を実践してきた漢の中の漢なのだけど、実はその2冊の写真集をいそいそとレジに持って行き、緑色のビニール袋に入れてもらったものをホクホクの笑顔で受け取り、満面の笑みでそれを確認してみたところ、なんと袋から中身が透けてしまっているではないか!しかもこれは、よりにもよって写真集「久住小春」の表側(お顔がドッパーンと全面に展開されている側)だ!オーマイガット!これであれば、道行く人々に、ボクが写真集を一度に2冊も購入する、しかもそのうちの一つは13歳という、超絶的にキモイ人と勘違いされてしまうじゃなーい!こいつは一大事!何とかせねば死ぬ!

すぐさま機転を利かせたボクは、その後ヨドバシに直行。購入したDVD-Rのサイズをはるかに超えるほどの大きめのサイズの紙袋をさらに念入りに二重にしてもらい、その中にこの写真集2冊を軽やかにぶっこむという、スッペシャル・ベリー・SAWAYAKAな行為を実行することで、何とか一命はとりとめたのだった。まったく、あの本屋は一体何を考えておるのだ。ボクが卓越したSAWAYAKA超人だったから良かったものの、そうでなければ確実に死んでいるぞ。確実におっちんでいるぞバカヤロー。

まあ、それはさておき、この写真集「17歳」を見ての感想は、まさにこの一言に尽きるのだと思う。

えっと、亀井ちゃんが、デカくなっていました。

終了―――――。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【追記】
写真集「17歳」よりこれだけで終わってしまうのは、あまりにも忍びないので追記しようと思うのだけど、これ以上は触れたくないというのも、まあ事実。触らぬ神に祟りなし。ここで敢えて「デカくなった」という表現を使用しているところに、ボクの心の葛藤を汲み取っていただきたいのです!

しかし、えりりんのかわいらしさって言うのは相変わらず抜群で、上半身アップのショットだとか、ワンピースで体のラインが出てないショットだとか、そういったショットはまったくもって文句の付け所が無い。オトナっぽさを出そうとしている少し紅めのルージュが、なんともチンケなオトナっぽさの演出で、こんなチンケな演出はイラネーヨとは思うものの、「世界一かわいい人」タイトルホルダーとしては未だに健在で、はっきり言って他の追随を許さない。

しかし、デカい。ことさら、デカい。

ただ、勘違いしてもらいたくないのだけど、デカくなったってのは、あれね。例えて言うならば、今までのえりりんは、ジョニー・ライデン少佐専用高機動型ザク(MS-06R-2)って感じだったのが、今回の写真集では、ザクV(AMX-011)になったって感じ?わかる?この表現わかる?ザクVめっちゃかっこいいし、何よりもこれは進化だからね。進化。えりりんはこの写真集で、確実に進化を遂げたことにはなるわけ。高性能タイプにパワーアップしてるわけ。ミュージカルを見据えたあのダンスレッスンの結果がこれだったってわけ。ドゥユアンダスターン?

ただ、ザクVはちょっと大きすぎたかなー?えりりん、ザクVだとちょっと大きすぎちゃったかなー?ちょっと欲張って大きいとこ狙いすぎちゃったかなー?

これ以上大きいとこ狙うのは、えらく大変なことになってしまうと思うので、これからはν(ニュー)ガンダムあたりを目指してくれればいいと思う。いや、是非とも目指していただきたい。

くぉぉぉーー!!届けぇぇ!この想い、えりりんに届いてしまえぇぇ――!!
(136)

悪いこと尽くめ
どうやら、モーニング娘。の記念すべき30枚目のシングル「Ambitious!野心的でいいじゃん」は、ビックリするくらい沢山の問題を抱えていて、30枚目というメモリアルを飾る作品とはとても思えないような代物みたいなのだ。

まず問題の一つ目が楽曲そのものの出来。今回は、編曲担当が湯浅公一氏ながら、とても残念なことに、まるでダイチ先生作品のようなそれはそれはチャラった出来栄えとなっていて、よりにもよって想起させるは、あの「恋は発想 Do The Hustle!」。ストリングスをダイチ先生得意のピロピロに変えてしまえば、瞬く間にこの2作品は同じ作品になってしまう。心なしか振りの方も被っているように思えるし、もしかしたら衣装すらも使い回しなのかもしれない。

前作の「SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜」を初めて聴いた際、「ダイチ先生名義借り説(※1)」がボクの中で急浮上したのだけど、今回の作品で、にわかにこの説に信憑性が出てきてしまった。そうやって考えないとあまりにも解せないし、今後、より一層娘の新曲には期待が持てなくなってしまう。って、そんなの悲しすぎるだろ!

しかし、シングルA面予定からc/w降格という辛酸を嘗めた結果が、今回の「恋は発想 Do The Hustle!」の再降臨に繋がったのだとしたら、はっきり言って迷惑極まりないことだし、それ以上に、一体どれだけつんく♂は恋はハッソーが好きなんだよ!って話。どんなオマージュだこれ。

2つ目に問題となるのがジャケ写。
今回の「Ambitious!野心的でいいじゃん」の初回版のジャケ写がこれなのだけど…

「Ambitious!野心的でいいじゃん」

こんなにダサいジャケ写を目にするのは一体何年ぶりだろう!アレは確か、「失恋LOVEソング」以来だからおよそ4年ぶりか!4年ぶりにきたか!
しかしこれ、このように笑って済ませられるようなレベルなどは優に超えていて、ウェブ上でこのジャケ写を目にした時は、思わず目を疑ってしまったのだから、実物を目にすればあまりの衝撃に卒倒してしまうのかもしれない。これから発売日まで、毎日このジャケ写を目にして免疫をつけておかなければ、CDを購入しに行っておきながら救急車に乗る羽目になる。てか、そもそも買わせる気があるのかこれ。

ここまでで、すでに大きな問題が2つもあるのだけど、実は最後の3つ目は、この2つの問題を軽く凌駕するほどの大大大大問題で、この問題に直面したとき、ボクは世の中の人間全員が不幸に陥り、全世界が滅びてしまえばいいとすら思った。

3つ目の問題↓
…えりりん!?
こんな聖子ちゃんカットじゃ愛せません!断じて愛せません!

この昭和のアイドル臭をぷんぷん放っている感じが、まったくもって気にいらねえ。前回の更新でえりりんがビグザムに進化を遂げていたと言ったばかりだってのに、なんですの、この畳み掛けるような酷い仕打ちは!二の腕が立派に成長しちゃったものだから、まるでプロレスラーじゃねーかよこれ!ジェロニモみてーだよ!てか、それはスリーパーか?実はお願いポーズと思わせておきながら、その二の腕で誰かにヘッドロックをかましているのか?

とにかくこのことは、すでに述べた2つの問題などハナクソ級にどうでもよくなってしまうくらい大きく、今後のモーニング娘。の地盤そのものを揺るがしかねないほど大きな問題なのだと思う。地球環境問題よりも、えりりん環境問題こそ迅速に解決すべき問題だ。熱っちい地球を冷ましている場合じゃねーだろ!GAMとかどうでもいいですからーー!
※1 ダイチ先生名義借り説
ダイチ先生こと、鈴木Daichi秀行氏が、自身の才能の無さを棚に上げ、「自分に対する世間の酷評は、楽曲の出来に対してなのではなく、単なるイメージの問題だ!」と一方的な思い込みの末、自分で編曲した作品に名義借りをし、あたかも他の編曲者が手がけたと見せかけることで、自分自身の作品に対する純粋な評価を得ようとしていること。

ただ残念なことに、ダイチ先生に対する酷評は、イメージの問題なのではなく、彼の手がけた作品が生み出した純粋な結果であることに彼は気が付いていない。
というところも含めた、ワタクシの一方的な説のこと。
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野心的に生きなきゃ駄目なのさ
特典が色々付いていたり、会場限定でしか発売されなかったり、ハロショでしか売ってなかったり、どうも最近のシングルCDの売られ方が複雑すぎて、オダには理解できねーよ。何なんだよこれ。オダには全然わからねーよ。わっけわかんない(Z)!って、あ、どうも、こんばんはeiseiです。

モーニング娘。30枚目のシングル「Ambitious!野心的でいいじゃん」をボクは本日購入して来たのだけど、最初に向かった、ヲタの皆さんに優しい新星堂ではすでにSOLD OUT。仕方が無く、確実に購入するため、ヲタの皆さんがあまり寄り付きそうも無いHMVにその後向かったのだけど、何故か免疫をつけたはずのあのダッサダサのジャケ写のものは置いておらず、全員が引きで写っているものしか置いていない。

「あーなるほど。確か、れいなたんのお顔がドッパーンと前面に展開されているものは初回版だったなあ。てことはこれは通常版か。初回版には、確かそれぞれのメンバーのお顔がドッパーンとアップになっている差し替えジャケットが、特典として封入されていたんだっけ。ジャケ写のデザインそのものがダッサダサなのだから、たとえ差し替えたところで、一向にダサさは変わらないですよねー。だったら通常版のほうがよっぽどマシですよねー。」だなんて思い、一瞬通常版を購入しようとしたのだけど、何故かボクの動物的本能が思いとどまらせたのだ。

訝しく思いこの人に電話。
「もしもーし。どうしたのー?」
「あのさ、娘。の新曲買いに来たんだけど、あのダッサいジャケ写じゃなくて、全員が引きで写っているのしかないんだけど。」
「あー、それは通常版だよ。初回版はれいなたんが一番前で写っているやつだから。」
「それは知ってるんだけど、何か違いはあるの?」
「通常版にはDVDが無いんだよ。」
「DVDがないって、DVDの発売は来週でしょ?」
「いや、シングルVじゃなくて、さいたまのライブ映像が2曲収録されたDVD。初回版にしかついてないよ。」

良く分からないけど、とにかくDVDが付いているのか…。こりゃそいつを買わねば死ぬまで後悔する事になりそうだな…。

「新星堂では売り切れてたし、HMVにはれいなたんの顔がアップになっているやつは売ってないんだよね。」
「それは、他の店に行ってでも探した方がいいんじゃないの?DVD付きの方を買ったほうがいいと思うよ。」

なるほど。初回版にそんな特典DVDが付いているだなんて、全く知らなかった。ジャケ写がダサいだなんて、そんな小さな事にこだわっていたら、特典DVDという魅惑のマテリアルをみすみす逃すことになっていたのか…。危ないところだった。
しかし、さすがだな。ハロー関係で分からないことは、彼に聞けば大体分かるようになっている。ヲタであるボクから見ても、彼と言えば、それはそれは醜いほどのヲタなのだ。

「そっか、わかった。ありがとう。ところで、このCDはもう買ったの?」
「うん!フラゲしたからね!(←とても嬉しそうに)」
フラゲ。久しぶりに聞いたヲタ用語だ。キモッ!しかし彼も喜んでいるのだ。いいじゃないか、それで。いいじゃないかよ、それで。

まあ、そんなこんなで、近くにあるCDショップを探し回ると、程なくしてれいなたんがアップになっている初回版を発見。ボクは無事にDVD付き初回版を手にすることが出来たのだった。やっぱりいつでもAmbitious、野心的に生きなきゃ駄目ですよね!

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ところで、「Ambitious!野心的でいいじゃん」は、テレビで聴いていたものよりも、CDで聴いた方がまだまともに聴こえたから、少しは安心することが出来た。単調なバスドラ4つ打ちを始めとしたドラムアレンジや、ベースアレンジが物凄くダサいのが気になるけれども、割と前面に押し出したストリングスが効果的にそのショボさを消してくれている。確か曲の出だしの振り付けで、バイオリンを演奏するような振りがあったと思うのだけど、この曲はストリングスアレンジに傾聴しながら聴くのが、個人的にはベストな聴き方なのだと思う。てか、恐らくは、ストリングスに注力した結果が、今回のこのアレンジなのだろうけど。

前回の更新で、このストリングス部分をピロピロに変換すれば、ダイチ先生クオリティに限りなく近づくと言ったのだけど、逆に言うと、このストリングスがダイチ先生クオリティとなることを一歩踏みとどまらせたと言った感じ。まあ、それ以外はニアリーイコールなのだけど。

ちなみに、ほのかに期待していたc/wの「わたしがついている。」は、驚くほど特徴の無い歌でしたー。鈴木俊介さんをもう少し上手に使ってあげてください。
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ああっ女神さまっ
さてと、亀井えりりんのかわいらしい画像で、マイパーソナルコンピューターをこれでもかって具合に埋め尽くしてしまおうかしら、うふふ♪などと、漢の中の漢らしく思い立ち、そこらじゅうのアップローダを闇雲にあさっていたところ、「えり.jpg」という魅惑のファイルを発見。間髪入れずにすかさずそのファイルをクリックし、悠然たる態度でその画像を確認してみる。

やはりいつ見てもすばらしい。実に優雅なフォルム、無駄なく均整の取れたボディ。重モビルスーツに相応しい重質感…って、これ、リック・ドムじゃねーかよッ!リック・ドムじゃねーかよッ!ドムの量産型じゃねーかよッ!ふざけるんじゃねー!何がリック・ドムやねん!どこがリック・ドムやねん!

まったくもって失礼にも程がある。リック・ドムではなく、次回からはクィン・マンサの画像を貼って頂きたい。

ハロモニ。お買い物王決定戦 お笑いアタックチャンス!さて、そんな我が愛しのセニョリータ亀井絵里嬢が大活躍をした今週のハロモニは、「ハロモニ。お買い物王決定戦 お笑いアタックチャンス!」と称し、近々にブレイクするであろう芸人のプロフィールだけをもとに、3チームが持ち金1000モニをやり繰りしながらベットし、一番かけた金額の高かったチームが、その芸人の芸を実際に目にすることが出来るというもの。さすがはテレビ東京ですよねーと思わず唸ってしまうような見たことも無い芸人たちが目白押しで、これでまた一つ、ハロモニの格が下がってしまったかのような妙な錯覚に陥ったりもしたのだけど、それ以前に、どの芸人のもちネタもこれと言って見てみたいと言う気持ちには一切ならないところが驚き。

そんな状況において、ボクとしてみたら、果たしてどれくらいの金額をかける事が妥当なのかすらも、まったくもって判断がつかないという中、驚くことに3チームに分かれた彼女たちは、なんとも明瞭に賭け金額を使い分けるのだ。つまりこれは、7組のあの芸人たちのプロフィールを見た瞬間に、「この芸人の芸は見てみたい!」「この芸人の芸は見なくてもいい」という判断が即座に出来ているということになるわけで、この臨機応変な判断力というか動物的本能にははっきり言って恐れ入る。正直心配になる。

竹内大納言ターボα氏当の亀井えりりんと言えば、「竹内大納言ターボα」などという、恐らくボクがテレビで拝見するのも最初で最後なのであろう芸人のプロフィールを一目見て、そのとても愛らしいお目めをキラキラさせながら、「この人のネタが見たい!」オーラをビンビンに解き放つときた。100%出オチ、いや、出オチにすらならないことが容易に想像が付く、竹内大納言さんのその見た目にもかかわらず、完全にえりりんは乙女心をときめかせてしまっている。異性にせよ同性にせよ、他人との愛称の良さの中には、音楽的な趣味が合うことの他にも、笑いの趣味・傾向が合うということは意外と重要な要素だと思っているボクとしては、この光景は思いの他ショッキングで、出会いがしらにストレートパンチを見舞われたような衝撃を受けた。

「竹内大納言ターボα」に胸ときめかせるえりりん亀井・田中チームは、この芸人さんに対し、他チームが賭け金10モニという中、280モニという半ば空気を読まないような圧倒的な高金額で落札。しかし、そんな竹内大納言さんと言えば、案の定出オチすら適わなかったどころか、あろう事かハロモニにすらつまらないレッテルを貼られた挙句、出場7組中唯一ネタが途中カットになってしまうというオマケ付きで、踏んだり蹴ったりもいいところ。他人事ながら、芸人として自信喪失してしまったのではないかと、にわかに心配になってしまう程であった。

この竹内大納言さんのネタに対し、観客に30名中8名も面白かったと思った人がいたというのも、にわかに信じ難い結果ではあったのだけど、ただ、考えようによっては、竹内大納言さんが面白かったと思えたこの8名は、最早世の中で起こりうる、ありとあらゆる出来事が、殊更おもしろく感じられるような実にハッピーな人生を送っているのかもしれない。そうであればこれは、一般的な感覚を持っている人よりも、ずっとずっとお得な特殊能力と言えるのかもしれないのだけど、まあ、これっぽっちも羨ましくはない。

しかし、いつでもかわいらしくニコニコしているえりりんが観客なら、どんなに寒いネタであっても、きっと同じように笑ってくれるのだろうし、自分のネタに自信のない芸人さんにとってえりりんは、女神のような存在なのかもしれないなあ。

まあ、結局のところえりりんって、いつでもどんな時でも、やっぱりリック・ドムなんですよねー。って、なんでリック・ドムやねん!どこがリック・ドムやねん!
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8期メンが鍵を握る久住小春のレボリューション
「恋☆カナ」今、全世界が、ワールドカップの決勝の行く末以上に注目して止まないという、モーニング娘。のミラクルエースこと久住小春さんのソロデビュー曲「恋☆カナ」を、今週のハロモニにてボクは初視聴したのだけど、この曲、つんく♂氏が変わらず楽曲提供しているのかと思いきや、あの往年のヒットメーカー織田哲郎氏が楽曲を手がけているらしい。

デビュー1年足らずで、声優活動に加えてソロデビューまで果たした挙句、織田哲郎楽曲を歌うことでハロプロ系だけではなくビーイング系の仲間入りまで果たしてしまった久住さんは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いであるはずで、そのうちやぐたんあたりに「久住にぼったくられてマース」だなんて嫌味を言われてしまうのだろう。そんな光景がたやすく目に浮かぶわけだけど、ただ、「おかしいなあ、そんな勢いなんて微塵も感じられないなあ。」だなんてボク自身思ってしまうのは、ボクが単なるおバカさんだからなのだろうか。

「恋☆カナ」実はボクがこう思ってしまうのもそのはずで、それは、久住さんが繰り出すパフォーマンスが、どれもこれもバッチリB級アイドルのそれであるからこそ。曲は終始口パクだったにもかかわらず、「ん?」と思ってしまうような音程が一部混ざっていたり、踊りのほうは相変わらず何となくぎこちなかったりと、要は活動の方が先行しているものの、実力そのものはデビュー当時と大差なく、久住さん本人から感じられる変化と言うものはほぼ皆無で、「恋☆カナ」を歌う久住小春さんは、バイセコー大成功を歌っていた前々回のツアー当時と、やっぱり同じ久住小春さんなのだ。

実際、TV東京系列のアニメであるということと、アニメの主人公が久住さん本人とよく似た環境にいるということで、今回の抜擢に繋がったのだろうけど、どうも活動内容に実力が伴わないのを見せられると、先行きが不安になってしまう。もっと身の丈にあった仕事を行うべき、と言うか、本来仕事内容に合わせて自身のスキルの方をアップしなければならないと思うのだけど、一人で娘。入りを果たした久住さんには、明確なライバルがいないからなのか、割とのんびり成長していっているように思えるのも事実。

須磨愛さん7期メンバーオーディションの時に、久住さんと同い年の須磨愛という女の子が、4次審査の時に残っていたと思うのだけど、確かあの子は久住さんとは随分と違った雰囲気を醸し出していた。わずかなインタビューしかなかったものの、その印象といえばえらく肝が据わっている感じで、久住さんを陽とするならば、まさに陰といった感じ。この相反する二人でお互いにライバル意識を持ちながらであれば、この1年間で見違えるほど久住さんは成長していたのかもしれない。実は当時、ボクは、この子が娘。入りするんじゃないかと踏んでいたのだけど、一人採用というところまでは届かず、かといってこの勝気な性格(あくまでも印象)に久住さんが潰されてしまう事を恐れて、二人での加入は見送り、久住さんのみの採用という結果に落ち着いたのかもしれない。

いずれにせよ、この1年間ではさほど大きな成長を遂げられなかった久住さんの、真のミラクルっぷりが発揮されるのが2年目であるならば、ライバルと言えるような人材は必要不可欠で、紺野さん、小川さんの2名が卒業を控えている今、仮に第8期メンバーの加入があるならば、恐らくこのあたりを考慮して、久住さんと同世代を加入させるのだとは思う。

ところで、これから始まる娘。の秋ツアーで、この「恋☆カナ」を、久住さんがステージ上で一人、口パクとぎこちないダンスで、ニッコニコに歌い踊っていたりしたらどうしよう…。そげなこと…、そげなこと…、オラ想像しただけでもワクワクすっぞ!
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