過去ログ#31〜#40


でこ出しのえりりんは奇跡
今週のハロモニは、「連帯責任ゲーム」と称して、「メンバーの内一人でも挑戦したゲームがクリアできなかった場合は、ご褒美はお預けでーす」といったような、これまでにも何度も行ってきた企画であったのだけど、今回の場合は、いつもと違ってそのゲームの難易度があまりにも低く設定されていたがために、見ていてハラハラドキドキすることなども無く、実に物足りない番組内容であった。

そのため、ハロモニについて書くことなんかこれと言って何も無いはずなのだけど、それでもボクがどうしてもこうやって触れなければならない理由というのは、今回の企画内容の方なのではなくって、全く違うところにあったのだ。

実は、その理由というのがこれ。
でこ出しえりりん
ずっきゅーん!!(ハートを射貫かれる音)

ナンデスカ!普段以上に可愛らしいこのえりりんはナンデスカ!ドウイウコトデスカ!

これはもう完全にずっきゅーん!!である。いつもとは違う、このおでこを出した髪形は、妙にロリロリっぷりを発揮していて、お兄さんはえりりんが画面上に映し出されるたびに萌え萌えになって、ハラハラドキドキ興奮してしまって、挙句の果てにはデレデレ状態となってしまったのであった!たかがおでこを出しただけで、普段よりも一層可愛くなってしまうとは、これは興奮と同時にとてつもない驚きでもある。心なしか、この「えりりんスマイル」にも、いつも以上のキレと、極上なまろやかさが混在している気がしてくる。こいつにはさすがのボクも完全に胸キュンモードであった。

このあまりのキュートさには、思わず「こいつ〜」なんてさわやかに言いながら、人差し指でそのキュートなおでこをつつきたくなる衝動に駆られてしまう程である。そんでもって、えりりんが「うふふ〜」なんて可愛らしく言ったりして、ボクも負けじと「あはは〜」なんてすっごいさわやかに言ったりして、超幸せモードなのだ。超幸せモードなのだー(バカボンのパパ風に)。

多くの人がすでに分かっているのだろうけど、ボクが今回言わんとしていることとは、「前髪を下ろしている時はもちろん、たとえ前髪を上げている時であったって、変わらずえりりんって可愛いんだよねー」ってこと。これは本当に可愛い子というのは、その可愛さが髪型には全く依存しないという歴とした証拠でもある。一体誰に対する皮肉なのか。

まあ、そんなことよりもとにかく、現在のボクは「でこ出しのえりりんは奇跡だー!」と心の底から叫びたい気持ちでいっぱいなのであった。「でこ出しのえりりんは奇跡」。これ常識って事で。
(31)

出来レースのオーディション
ちょっと7期メンバーオーディションのことを考えてたんですけど、やっぱりこれってどう考えても不要なんですよね。不要というか、意味がないと言うか。前にもちょっと言いましたけど、オーディションでエースを発掘するって事自体が、今となってはナンセンスなことなわけですよ。ボクとしては、「逆エース(お茶の間大爆笑の素敵なクリーチャー)」を求めるならまだしも、正統派のエースを求めるだなんて、おこがましいにも程があると思うわけです。

にもかかわらず、なんだか6期の時のオーディションよりも、えらく力を入れている感がビシビシと伝わってはくるだけに、逆にそこが怪しいと言うか、きな臭いと言うか、まあ、ボク自身の性格の問題で、いつもの如く色々と勘ぐってしまうわけですよね。

何よりもまず「エース。エース」って、ちょっとあまりにもしつこく言い過ぎていると思いませんか?これってどう考えてもアジテーションなわけですよ。開催前からしつこくメディア上で「エース」って言葉を使い、視聴者にそのイメージを植え付けることで、「エースを必要として行ったオーディションに合格したんだから、当然その合格した7期は「エース」じゃ〜ん。」って、後々スムーズに言える状況を今から作っているわけですよ。

もちろんそうすることで問題となってくるのは、オーディション開催目的がたとえ「エース発掘」だったとしても、その合格者がエースと呼ぶに相応しいレベルでなければ、誰もエースだと認めるはずも無いってこと。こんなものは、「娘。の真ん中に立って歌っているから」という理由だけで「エース」って呼ばれてしまっているのと最早同じ事なわけです。ちゃんちゃらおかしいです。その上、これだけ大々的に「エース求む!」なんて言ってしまっているものだから、その反発はことさら大きくなるに決まっています。そもそもエースってのは、「風格」だとか「貫禄」ってものが絶対に必要なわけで、加入してすぐにエースってこと自体が土台無理な話なわけですよね。

それじゃあ一体どうするのか。
本当の意味でのエースが不在な現状の娘。なだけに、エースを求めるという彼らの気持ちにウソ偽りはないものとすると、すぐにエースになれるような「実績」のある人間を「どっかから連れてくる」って考える以外に最早無いわけですよ。つまり、オーディション開催前の現時点で、すでに合格者が決まってしまっているという、完全なる出来レース。そう考えないとこのオーディションには、少々おかしなことが多すぎるんですよね。

ただ、この出来レースってことを考えると、『すぐにエースになれるような「実績」のある人間』って、この場合、我がいとしのセニョリータ・松浦亜弥嬢しか思い浮かばないんですけど、これってボク個人的にもかなりマズイ結論なので、ここは是非ともボク自身のお茶目かつ激しい勘違いということにしておこうと思います。それって、ちょっとヒロポン使いすぎーみたいな。それぐらい激しい勘違い。

まあ、実を言うと、「現キッズの「梅田えりか」って子が一人だけ7期として合格するんじゃないかなー」っていうのがボクの大胆かつ斬新な予想なんですけどね。その理由は至極簡単で、「全然中学生に見えないから」。だからその時同時に、「実は高校生でしたー。」って具合に、年齢詐称していたこともカミングアウト。梅田えりかは第二の三井ゆりとして世間に浸透すると同時に、結果的にキッズから「ダウト」がいなくなるって寸法です。当然この予想の最大の問題は、「全然エースじゃねー」ってことなんですけどね。

とにかく色々と無理がありすぎですよ、このオーディションは。まあ、だからこそ「注目すべき」とは確かに言えるんですけど。
(32)

2005年度CM女王の座
ガキさんと高橋あいあい二人ゴト以来、若菜嘉晴のパスボールばりにスルーしていた二人ゴトなのですが、「なんだか無性に呼ばれている気がするにゃー」という妙な胸騒ぎがしたため恐る恐る見てみたところ、ビンゴー!見事に小川麻琴さんがご出演なされておりました。マコヲタとしての動物的感性がそうさせたのか、まさにマコヲタ冥利に尽きるとはこのこと。開設以来マコ推しサイトとしてずっとこのサイトを続けてきた甲斐がありました。ってまあ、さすがにそれはウソなんですけど!

そんな小川麻琴さんは、どうやら焼肉を頬張ってらっしゃった最中なのか、えらくほっぺが膨れ上がっているような気もしましたが、そんなキュートに膨れ上がったほっぺだけではなくて、「たらふく食いましたー!あちしたらふく食いましたー!」って感じの表情とか、見ていてとても微笑ましかったですよ。それなのに、「まだ食い足りねーよ。この店の肉全部持ってきな!」と言わんばかりの、その迫力満点なタフガイのような横顔には、思わずボク自身「ぞっこんLOVE!」なんて叫んでしまっていました。えへへ。

なんて言うか、マコっていつの間にか和み系ほのぼのキャラに七変化しましたよネ。それ以前のマコと言えば、「ガン付けキャラ」だとか「泣き顔がそそらないキャラ」なんてのが定着していて、えらくイメージが悪かったものですが、今のマコからはそんなダークなイメージなどは微塵も感じられませんよ。それでいて、「見ているだけで妙に食欲をそそるキャラクター」という特性まで身に付けてしまって、ボクなんて驚きのあまりに死にかけたくらいですからね。食欲をそそるキャラっていうのも、娘。はおろかハローの中でも、後にも先にもマコだけですよ。

だって、考えてもみてください。たとえ美貴ティがテレビ上で焼肉を食している御姿が映し出されたとしたって、所詮は「うへぇ〜。美貴タンかわいいよなあ〜。」なんて思うだけじゃあないですか。ところが、同じようなシチュエーションでマコが登場したものなら、「うへぇ〜。その焼肉超うまそうだよなあ〜。」って、確実に焼肉がうまそうに見えるだけに決まっているじゃないですか。これ、言わないと気が付かないかもしれませんが、「CM出演依頼がいつ来てもオッケー」ってことと最早同義なわけですよ。それでいて高見山風に「2倍〜2倍〜」なんて言ったりしたものなら、「うひゃあ!コイツはモノマネも出来るのかぁ〜!」って、視聴者は誰もが白目をひん剥くに決まっているのです。ボクなんて、想像しただけで死にかけたくらいですからね。今日早くも2回目ですよ?

とにもかくにも、「記念すべきマコの単独CMはこれで決まりだネ!」って、ボクはかなり本格的にそう思ってしまったのでした。
(33)

パラサイト娘。
あゃゃとモーニング娘。がCMで共演だなんて、とってもうっれすぅいぃぃぃ☆ だなんて、今時ありえないほどのヲタっぷりをアピールした一文を、かなり無理をして書いてはみたのだけれど、実を言うとボクの気持ちと言うのは、こんなキモチの悪い言葉とは裏腹に、何故か若干落ち込み気味なのであった。まあそれは、このCMが「あゃゃと娘。のコラボ」というスタイルではなくて、「あゃゃに従属する娘。」というスタイルをとっていることが全ての原因なわけで、ボクの中では完全にこれはナシだからなのだけど。

エプソン カラリオ新CM腐っても鯛。
たとえ以前と比べて人気が下降気味だとは言っても、やっぱりハローの頂点には娘。が君臨していなければならないのだとボクは思う。「あゃゃに従属する娘。」という構造は、あやヲタであるボクにですら、紅白で娘。(年少組)を従えながらトップバッターを堂々と飾った時のあの美貴ティを目にした時と同じような複雑な心境を抱かせた。何故か素直には喜べないのだ。

度重なる卒業・脱退。それに伴って行われる卒業後のユニット結成や、歌以外の分野への進出など。これら全ては、娘。を中心に行われていることであるわけであり、娘。だからこそ出来ることである。一見不要とも思えるほどのテコ入れを、つんく♂なり事務所なりが娘。に対して施すのは、彼ら自身が娘。を核として認めていることの確固たる証拠でもある。そういった娘。を頂点としたピラミッド型の構造を、彼ら自身が意識して確立しているにもかかわらず、それを無下に壊してしまうような行為には、ボク自身どうも納得がいかない。

ここに来て突然の頂点の入れ替えだなんて、そんなことが何も生み出すはずは無く、これはただ単にハロー全体の質の低下と、レベルの格下げを助長しているに過ぎないのだとボクは思う。(これ、勘違いしないで欲しいのは、あゃゃのレベルが低いから、レベルが下がるとか言っているんじゃないってこと。そんなに浅く読まないでネ。)

ボク個人の意見としては、確かにあゃゃと娘。とは、ソロとグループの違いさえあれど、同じハロプロに所属しているアイドルに違いは無いのだろうけど、そもそもの存在意義や、その向いている方向は全くの別物であり、同じ土俵で語られるべき対象では無いと勝手に思っているわけで、このように同じ土俵に立たせてしまうという行為自体が間違いの元凶なのだと思う。恐らくこれは、娘。を正として、あゃゃ自身の持つベクトルが、娘。のそれとは違うと捉えることの方が正しいのだと思うし、それ故に、たとえもし今回の逆である「娘。に従属するあゃゃ」という構造であったとしても、ボクにとってはやっぱりナシなのだ。

松浦亜弥とモーニング娘。は、永遠に比較されるべき存在ではないと思うし、何よりもそうする事自体がナンセンスなのだと思う。これこそが、松浦亜弥と、かつて娘。と比較された当事者である鈴木あみとの、同じ日本一の座を収めた者同士でありながら明らかに異なるその「格差」でもあり、過去から連綿と続く「アイドル像」に、松浦亜弥という存在が合致しない、その最大の理由でもあるのだとボクは思う。

そういった諸々の理由で、エプソンの新CMはボク個人としては少々いただけないものだった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

とまあ、確かに色々と考えすぎだと思うし、本音を言えば、ただ単純に「1つのCMであゃゃと娘。が見れるだなんて、一度で二度美味しいネ!」って言っている方が、この場合は正解なのだと思う。そもそも、あゃゃとえりりんとの共演だなんて、考えてみたらワクワクモノではないか。ボクにしてみたら、生唾ごっくんヨダレものの演出だぁ。

だから、カラリオの公式HP上で、たとえマコが、「退色フラゲン大使」などという、12大使中一番しょーもない後付け大使に任命されていたりだとか、「退色(退職)」というその言葉もさることながら、任命された退色フラゲン大使の使命が、「色あせた昔の写真に、かつての美しさを蘇らせること」などと、とても意味深であったことなどとか、そういった細かいことは一切気にしないでおくことにしよう!ボクはそう心に決めたのだった。
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エリザベス・ニードロップ
亀井えりりんの可愛らしい踊りと可愛らしい歌を、生のライブでじっくりと堪能してこなければいけない!そうしなければいけない!といった使命感に突如かられたボクは、さっそく横アリまで出向き、そのえりりんの一挙手一投足をしかとこの目に焼き付けてきたわけですけど、そんなミッションの傍ら、ついでにモーニング娘。さんの新曲も聴いてきたのでした。

この歌、恐らく多くの人がすでに噂に聞いていると思うのですが、かなりやばい出来なわけでして、どれくらいやばいのかというと、えりりんのあのあまりの可愛らしさと同じくらいにやばい。いや、えりりんの可愛らしさと言うのは本当にやばくって、「えりりーーん!!」だなんてキュートに叫びながらステージ上まで走り出し、思わずオクラホマミキサーを一緒に踊りたくなってしまう衝動に駆られるほどに可愛らしい。公演中のボクと言えば、この心の底からこみ上げる熱い思いをグッと抑えるのに必死なのでした。

いや、そんなことよりもこの新曲。歌を担当するメンバーが、何故か美貴ティ・石川さん・紺野さん・道重さんの4人だけなんですよね。残りの8人は、単なるバックダンサーで、言うなればWに寄生するBerryz工房みたいなものなんですけど、これってあまりにもえりりんに失礼だとは思いませんか。シャボン玉ですでに田中さんはメインボーカルを担当しているわけですし、ここに来て道重さんがメインボーカル4人のうちの1人に選ばれたと言うことは、つまりこれ、依然メインで扱われたことの無いえりりんが、6期で一番の劣等生なんだって、遠まわしに言っているようなもんじゃないですか。ふざけんじゃねえつんくオスってなもんですよ。

今回の新曲のパート割を知らされた時のえりりんの気持ちを考えると、とてもいたたまれなくなってきます。自分はやっぱり娘。の中でも一番ダメなんじゃないか。今までの自分を変えたいと思い、夢にまで見たモーニング娘。入りを果たし、どんなに辛くても毎日努力をし、少しずつ少しずつ強い自分を作ってこれたと言うのに、そんな大事に育んだ小さな自信がもろくも崩れた瞬間。その日家に帰ったえりりんは、一人悔し涙で枕を濡らしたに決まっているんです。そして、憎きつんく♂のヤロウを思い浮かべては、毎夜ニードロップの練習をしているに決まっているんです!ああぁえりりんがかわいそ過ぎる!えりりんがかわいそ過ぎるぅ!

なーんてね。実はそんなのウソですよーだ。
今回の人選は、明らかにつんく♂が狙って選んでいるわけでして、その狙いとは「荒治療を施す」ってこと。歌を苦手としている3人をモロにメインに持ってくることで、ごまかしの利かない状況を作り出し、少々手荒ながらも無理矢理彼女達の歌唱力の向上を目指すと言う、至極簡単な理由があった上での人選なんですよね。つまり、彼女達と比較してもすでにしっかり歌えているえりりんは、このメンツに選ばれなくって当然ですし、夜な夜なニードロップの練習をして、そのキレを磨くなんてこともしなくたって良いってことなんですよ。だからノープロブレム。全く問題はないのでした。

ただ、この新曲自体にはありえないほど問題があるんですけどね。問題アリアリなんですけどね。むしろ問題しかないってくらいなんですけどね。その辺のお話は実際に発売になって、もう少し聴きこんでからにでも。

とまあ、とにかく、現在のモーニング娘。は、亀井えりりんの可愛らしさのみで持っているようなものなんですから、その奇跡的な可愛らしさを前面に押し出すことこそが賢明な策だと、ボクはかなり本格的にそう思います。つんく♂のヤロウさんは、本当にその辺に気が付いているんでしょうか。ボクってば、とても心配になってしまいますよ。頼みますぜ、つんく♂のヤロウさん。

あ〜、それにしてもえりりんはかわいいよなあ。れいなたんもかわいいよなあ。
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話の内容などは頭に入らない
「フレッツビデオ日記」より

こ、こいつは、

「フレッツビデオ日記」より

マジで、

「フレッツビデオ日記」より

吸い込まれちゃいそうだあ!(上のえりりんと同じ表情をしながら)
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後浦なつみに乗り気な意外な人
えらく評判の良かったMステSPを、ボクは未だに見ていないのだけれど、なにやら後浦なつみが、デカレンジャーとかって言う子供だましのスーパーヒーローと共演したらしい。「面白い!面白い!」だなんて皆が口をそろえて言うものだから、一体何があったのかと期待していたら、なんだ、そんなことか。

ボクは、今から2年前の2002年だから、小学校5年生の時になろうか。「忍風戦隊ハリケンジャー」を最後として、ヒーロー戦隊モノからはすでに卒業した大人の身だから、たとえデカレンジャーがテレビに出てきたところで、今となっては心躍るなんてことは、アリマセン!ふふん?

さて、そんな大人なボクにはどうでもいい共演なんかよりも、この「後浦なつみ」と「恋愛戦隊シツレンジャー」で最も驚くべきなのは、実はごっちんのえらいノリノリのハイテンションぶりなのである。世間的なイメージから言って、一番このうさんくさい企画に乗っかってはいけないはずのごっちんが、実は一番乗り気といったこのギャップは、驚きと同時に「恋愛戦隊シツレンジャー」最大の見所。この事実を知ったボクは、思わず「ごってぃーん!」などと奇声を発してしまいたい衝動に駆られたのであった。

「恋愛戦隊シツレンジャー」PVよりそのハイテンションぶりというのは、そのままごっちんの歌や踊りの方にも現れていて、この気合の入りようが実は半端ではなく、このキャプ画を見れば分かるように、若干異様さすら感じさせる程にまで一人だけキレにキレまくっていたのだから、あゃゃ至上主義者のボクとしては、かなりの嫉妬をしてしまった。これが経験の差なのか。才能だけでは埋めきれない経験の差だとでも言うのか。どの口がそんなことを言うのだ!

このごっちんの歌と踊りのキレのよさは、なっちのそれらと比較した場合、なっちが思いっきり手を抜いていると錯覚してしまうほどである。「なっち、ちょっとは真面目にやれよ!」みたいな。もちろんこれはとんでもない勘違いであって、なっちが手を抜いているのではなく、ごっちんの歌と踊りが半端なくキレているだけなのである。くッ…、ごっちん…さすがだ…。

ごっちん、すごいよ。こういった分野は、どちらかと言うとなっちとかあゃゃの方が得意なはずなのに、こんなに気合の入った歌と踊りを見せ付けられたら、この二人の立場がまるで無いじゃないか。すごいよ、すごすぎるよ、ごっちん。ごっちんは…、ごっちんは娘。を卒業して、こんなにまで進化していたのか…!常に進化していたのは、モーニング娘。なのではなくって、モーニング娘。から卒業した側のごっちんだったとは!ああ、なんたる皮肉!

とにかく、このごっちんの気合とテンションの高さとキレにキレまくっている踊りには、さすがのあゃゃも完敗である。然してさすがでも無いなっちだって惨敗である。3人並びながら歌い踊るだけに、この差が嫌と言うほどわかってしまい、ボクはこの「恋愛戦隊シツレンジャー」の映像を見るたびに、おもくそへこんでしまうのであった。

これは完全にごっちんの一人勝ちである。あゃゃ至上主義のボクも、こればかりは認めざるを得ない。あゃゃとなっちがごっちんに勝っていたのは、唯一、「可愛らしさ」だけだった。ここだけは、お話にならないくらい超圧勝だったけど、他は完敗。実に残念な結果であると、ボクはそう思ったのだった。

てか、あゃゃめっちゃかわいいわ〜。
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現世のメシア
で、で、で、伝説の企画が帰ってきたー!と、いつも冷静沈着なボクが、思わずテンションうなぎのぼりとなってしまうハロモニの企画と言えば、「ぶ〜らぶらゲーム」に違いないのだけれど、何が伝説かって、このゲーム、以前えりりんに「(上からぶら下がってきたのは)足かと思いました」といったミラクルキュートな不可解コメントをさせた企画そのものであって、これが伝説と言わずに何を伝説と言うのか。

今回のハロモニでは、「ハロモニ。体苦祭」と称し、のっけからこの「ぶ〜らぶらゲーム」で、娘。さん達は、思う存分「わー!」とか「きゃー!」とかってわめき散らしたりして、その光景にはボク自身思わず恍惚としてしまった。笹かまぼこでわーきゃーパニック状態に陥れるのは、日本中どこを探したって娘。さん達ぐらいなものだ。この日曜の真昼間からわーきゃー騒いでいる娘。さん達を見るのは、「本当にモーヲタで良かったなあ」などと心の底から安堵する瞬間でもある。本当にモーヲタで良かった♪

はい、ウソ。ウソです。大ウソです。またいつもの如くボクってば大ウソをついてしまいました。

以前にも言った事がある通り、実はボクはこの企画は、見ているだけでイライラしてくるから非常によろしくないと思っているのです。あまりにもくだらない。くだらなさ過ぎる。何故こんなに何度もやっているのでしょうか。

そもそも、これまでのこの企画から、上からぶら下がってくるものは、それほどえげつないモノではないことは最早明確。少々触れたところで何も問題の無いものばかりなのにもかかわらず、性懲りも無く娘。さん達は「ワーワー!キャーキャー!」騒いじゃったりして、いつもいつもその姿にはどん引きすると同時に、非常にイライラしてきてしまいます。

残念ながらボクには、「足ひれ」ごときにあそこまで大げさに脅えている理由が全く理解できません。もしかしたら、「ここは女の子らしく怖がっている姿を見せちゃうぞ☆それの方が絶対に可愛いんだから♪」とかって思っちゃっているのでしょうか。もしそうなのだとしたら、「その狙いは大マチガーイ!!」って教えてあげたいです。特に矢口さんと飯田さんには。全然かわいくないですから。アホっぽいだけで、全然かわいくないですから。

まあ、かといって、ぶら下がってきたものを「当てて!」とスタッフに頼んでおきながら、いざ当たったら「いてーよ!(クソスタッフが!)」と、スタッフにマジキレ、収録後スタッフをボコ殴りする田中れいなさんの姿も、それはそれでどうかなあと思いましたけどね。

とにもかくにも、この「ぶ〜らぶらゲーム」とかっていうくだらない企画は、個人的にはこのままハロモニの伝説として永久に封印してもらいたいものですね。もう二度とやらなくていいですから。ハロモニスタッフさん、もう二度とやらなくていいですからネ。

「あーしかしくだらない。」などと、その後も番組鑑賞中ボクはなんとなくイライラしていたわけですが、なんとも実に驚いたことが番組終盤に起こったのです。ボクの萌え萌えアンテナが予期せぬ萌えオーラを感知!それは言うまでもなく、エリザベスきゃめいこと、亀井えりりん扮する「美少女戦隊キャメレンジャー」でして、この萌え萌えっぷりは、こんなにまでイライラツンツンしてしまったボクの心を和ませ、「ぶ〜らぶらゲーム」のくだらなさとイライラ感を完全に払拭してくれたのでした!イィヤッホ―――イ!!

「わっはっは!こんな萌えは久々に体験したわい!わっはっは!」などと、美少女戦隊キャメレンジャーを目にした途端、単純なるボクは大手を振り、「ぶ〜らぶらゲーム」のイライラっぷりなどはどこ吹く風、実にご満悦になってしまったのでした。番組全体を救ったのは、まさにキューティーヒーロー「美少女戦隊キャメレンジャー」というオチ。このキャメレンジャーの可愛らしさに免じて、「ぶ〜らぶらゲーム」のことも、この際もう許しちゃうゾ。

いやはやしかし、
美少女戦隊キャメレンジャー参上!
この「とぉ(は〜と)」の可愛らしさは反則だろー。可愛すぎるだろー。萌え萌えすぎるだろー。
(38)

このイライラはなぜ止まらない
見たくないんだけど、ちょー見てみたい。そんな「怖いもの見たさ」といった心情は誰にでもあるもので、無論ボクだって例外ではないわけです。

最近ハロー関連で起こった出来事の中で、この心情がモロに適用されてしまうようなドッキリトピックスと言えば、当然のことながら、新垣里沙写真集「新垣里沙」の発売に他ならないのだけれど、「いや、見たくない!絶対に見たくない!オデは絶対に見ない!」なんて口では言っておきながら、深層心理では「やべ!ちょー見てみたい!」なんて思ってしまっているあたり、どうやらボクちゃんまだまだモーヲタみたいですな!

普段は冷静に装ったところで、言わずもがな、モーヲタ心理には勝てるはずも無く、ボクとしたことが、先ほど生まれて初めて写真集「新垣里沙」を目にしてしまいました。

わーなんだろう、この複雑な心境。

言うなれば現在のボクは、いつぞやの食わず嫌いで、苦手な杏仁豆腐を一生所懸命に食しているあゃゃと全く同じような心境にいるわけでして、とどのつまり「うわー、やっぱり美味しくなーい。ボクにとっては全然おいしくなーい。でも、我慢して食べたら何とかごまかせるかもー。」というのが、この写真集を見た後の感想なわけですね。「決してうまくはない。だけど、食べられないこともない。」みたいな。

でもこれって、まさに「食わず嫌い」そのもので、ボクは今までよく食べもせずに、勝手に「これは食べられない」と決め付けていたわけですよ。その「見た目」に対するファーストインプレッションがあまりにも悪すぎたし、かなり悪い先入観にとらわれてしまっていたわけです。まあとは言え、「LOVEオーディション21」の映像を見直せば、そんな印象を抱いてしまうのも無理も無いよなあとは、正直言って今でも思うわけですが。あの容姿は新垣さんちょっと酷かったもんネ!まだ素人だったからしょうがないけど、ちょっと酷すぎたもんネ!

まあ、とにかく、「新垣さんって、実はちゃんと食べられるんだ!少し無理をすればちゃんと食べられるんだ!」ってことをボクに教えてくれたのは、他でもない「写真集新垣里沙」なわけでして、これには感謝の念に堪えません。「新垣里沙をおいしく食べられれば、正真正銘のモーヲタ」とはよく言ったもので、今まではそれなりにすんなりと超えてきたモーヲタハードルの中でも、このハードルを超えることだけは自分にとってみたらやたらと難易度が高かったものですから、「写真集新垣里沙」の功績はあまりにも偉大なわけです。

いいや、それどころか、実を言いますと「それなりに食べられる」なんて感想は最早失礼極まりないわけでして、何度も繰り返し食べているうちに「これは実はうまいんじゃないのか!?極上のうまさなんじゃないのか!?」といった隠し味にも気が付いてしまい、以前までの自分にとっては、完全にラリ坊の発言としか思えないような感情すら現在は抱いてしまっているわけでして、冷静になって考えてみればこれは、もしかしたら猛毒の類で正常なる感覚が完全に喪失されてしまった証なのかもしれないのですが、そんなことよりもなによりも、とにかく里沙ちゃんがかわいい!かわいすぎる!里沙ちゃんがおいすぃ!おいすぃすぎる!

今までボクはとんでもなくアホなことをしてきたんだなあ。こんなに極上な一品を食わず嫌いしていただなんて、恥ずかしくって世間様に顔向けできやしないよ!あーボクはなんてダメな奴なんだ!

だからきっと、
写真集「新垣里沙」より
このワンショットを目にした瞬間、ボクのこれまでの人生の中でも、ありえないくらいのムカツキが心の底から沸々と湧きあがってきたのは、ボク自身が「おいしいもの」と「まずいもの」の判別がしっかりと出来ないような未熟者であることが全ての原因なんだと思います。いや、今でもまだこのワンショットは美味しく召し上がることが出来ないんですけど、それは本当に美味しいものが分かっていないボクが全てダメなだけなんだと思うんです。

全部ボクが悪いんですよ。美味しく召し上がることの出来ない、まだまだ未熟者のボクが悪いんですよ。里沙ちゃんは悪くない。だって、里沙ちゃんはかわいいもん。だって、里沙ちゃんちょーかわいいもん。里沙ちゃんありえないくらい可愛いもん、ネ!

てか、あー。この消えない胸のイライラ感は一体なんなのかしらー。すっげームカツクよー。マジでありえないくらいムカツクよー。あ、違うよ!里沙ちゃんは悪くないんだヨ!里沙ちゃんは全然悪くないんだヨ!里沙ちゃんは、ぜーんぜん悪くなんかないんだヨー!

ボク、里沙ちゃんだーいスキ!
(39)

不正を必然と思わせる人材
これだけ毎週のようにハロモニにて告知されてしまったら、否が応でも気になってきてしまうのが「ラッキー7オーディション」。当然これは、このオーディションの一つの狙いでもあるわけで、現段階から多くの注意を引くということは、合格者発表時の注目度も自然とあがるわけですから、7期メンバーが最高の状況で好スタートを切るための必要不可欠な条件作りを、今からコツコツと行っていると考える事の方が、この場合は自然なのだと思います。

当然表立って「エース」を求めて行われたオーディション合格者であるのですから、デビュー曲からいきなりのセンターを与えられる事は想像に難しくありません。プロモーションビデオの方も、明らかにこの新メンバーのカット数だけが多めな構成となっていて、モーニング娘。には今となっては全く興味のなくなってしまっている人間にまで、「モーニング娘。の新エース」であることが伝わってしまうほどにまで、露骨な新メンバー推しが敢行されると考えられます。

実はこの手法は、何も今回だけが特別だというわけではありません。これは、今までのモーニング娘。を振り返ってみても、以前からずっと行われ続けてきた、つんく♂ならびにこの事務所の王道パターンです。各メンバーに明確なる「差」がないだけに、いわゆるこの様な「事務所推し」のメンバーが出てくるのは必然であり、こういった措置を取らなければ、モーニング娘。はただの有象無象の集団に成り下がることは自明なのですから。安倍なつみにせよ、後藤真希にせよ、娘。の中心・エースと認知されるようになったのは、全て「事務所推し」に端を発するわけです。

しかしながら、現メンバーの中でのこういった「事務所推し」であるメンバーと、安倍なつみ・後藤真希との間に、明らかなる「差」が存在するのは、ダンスや歌の能力差なのではなくて、この「事務所から推されている」という状況をうまく消化する能力に差があるからです。現状で娘。の中にエースが不在なのは、この消化する能力を有した人間が不在であるからなわけで、今回のオーディションにて本気で「エース」を求めるのであるならば、この消化能力がすでに備わった人間を見つけださなければならないことにもなります。

結局のところこの「消化する能力」っていうのは、「事務所から推されている」という状況に何ら違和感が無く、誰もを納得させてしまう能力の事でして、ただ単にダンスや歌の技術を磨いただけでは習得し得ない、いわゆる「スター性」や「カリスマ性」といったものに総称される、その人間に備わった半ば先天的な能力なわけです。恐らく、本当にこの能力を有した人間であるならば、一目見てすぐにわかるはずなのですが、そういった人間を見つけ出すのが簡単ではないのは、当然この能力を持った人間の絶対数の少なさに起因するわけです。

ただ、歌の能力や、ダンスの能力などは、長い目で成長過程を見てみなければ分からないのに対し、幸運な事にこの先天的なスター性は、備わっていさえすれば一目見てわかるのですから、言うなればその様な人間をどこかから調達してくればいいだけの話。露骨な贔屓や不正をねじ伏せてしまうだけのスター性を持った人間であるならば、たとえ正規のルートでメンバー入りしなくとも、誰も文句などは言いやしません。これまでにもあった不正疑惑に対するバッシングというのは、本質的には「不正という行為を行った」ことに対するバッシングではなかったのですから。

今のモーニング娘。にとって、まず何よりも必要なのは、「売れるための楽曲」なのではなくて、「誰もが認めるエース」というのは明白です。先ほど「モーニング娘。はただの有象無象の集団に成り下がる」と述べたところですが、現状の娘。はそれに近いものすら感じてしまいます。今のメンバーに、ここで言うところの「エース」になれるだけの人材は、残念ながらいないというのが事実。一度ソロで活動をしてしまって、ソロ色の強い藤本美貴に、本当の意味でのこの役を演じるのは無理です。言うまでもなく、ただ単に娘。のセンターに配置し、相対的なエースを捏造したところで、それは娘。の進化はもちろんのこと現状維持にすらなりえません。

これからの娘。を象徴する新時代のエース。歌でもない、ダンスでもない、誰もが納得する「存在感」を持った真のエース。何よりも今娘。にはそういった存在が必要なわけであり、彼らがこのタイミングで「エースを求む」と述べたのは、立場的には正しい処置だったと言えるのでしょう。

ただ、これを単なる純粋な希望だとか、単なる神頼みとして、指をくわえて待っているだけだなんて、そんな愚行は許されるはずもありません。すでにコツコツといやらしいほどにその土台は作り上げているわけですから、後は実際に行動に移すだけ。その辺はもちろん彼ら自身よく理解していることでしょうから、少なからず安心はしているのですが。

7期メンバー。個人的には非常に楽しみなのわけですが、果たしてどうなるのでしょうか。
(40)

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