オリエンタル・エキスプレス道重さゆみ
勝手に都合のいい解釈をしていると、後で手痛い目に会うというのは、どんな事にも共通して言えることで、先日放送されたハロモニにおいても、ボクの勝手な都合により、実を言うと、おもくそ手痛い目に会ってしまったばかり。改めて、都合のいい勝手な解釈ってのは、時に命を奪うほどの破壊力を持っているのだなあ。気をつけないとなあ。などと、気を引き締める結果と相成ったのだった。

デパ地下グルメ争奪!ハロー!ボウリングその先日のハロモニは、「デパ地下グルメ争奪!ハロー!ボウリング」と題し、絶品グルメをかけてのボウリング対決。12枚のパネルから1枚を選び、その選んだパネルに書かれている本数以上のピンを倒すことで、そのパネルの食べ物をゲットできるという企画。辻・田中チーム、藤本・亀井・久住チーム、新垣・道重チームの3チームに分かれての対決である。

ボクの長いモーヲタ人生の中でも、娘。達がボーリングに興じる姿はあまり見かけたことは無く、あるとすれば、ボウリングが得意だという美貴ティが、MIKI@のVTRにて、えらく自慢げに自身の腕を披露している姿くらいなもの。誰がどの程度の腕なのか、さしものボクでも予想が付かないという中ゲームは始まったのだ。

5本以上倒せばクリアという条件で、辻ちゃんが投じる一球目は、真っ直ぐな軌道でピンのど真ん中を打ち抜いたものの、わずかに10番ピンのみ残り、倒した本数は9本で見事クリア。ストライクがクリア条件となった藤本チームは、助っ人に手助けしてもらうも、ポケットに入らず3ピン残しで敢え無くアウト。続く新垣さんはガターでクリアならず。

「誰がどの程度の腕なのか予想が付かない」などとは言っていたものの、一般的な女の子とさして変わらないこれらの様子は大方予想通り。若干予想に反していたのが、世界一かわいいえりりんに限りなく近づきつつある昨今のえりりんで、全く助走せずしてボールを投じるその姿には、多少なりとも驚いたものの、それはそれでかわいらしかったし、それ以上に昨今のえりりんは、スペシャルプリティーなえりりんに限りなく近づきつつあるわけで、それだけで喜びもひとしお。もうリック・ドムだなんて言わせないのだ。

プリティえりりんプリティえりりん

番組はここまで、実に穏やかに進行し、ボク自身もニコニコの笑顔のまま終わりを告げるはずだった。

ところがである。こいつはもう、全くもってボクが予想だにしていなかったのが道重さゆみんその人なわけで、彼女がボールを投じる姿を目にした途端、ボクの笑顔はみるみる間にひきつったのだ。

軟投派な道重さゆみんボクが勝手に都合よく解釈していた道重さゆみんのボウリング姿と言うのは、何だか妙に重そうにボールを持ち、ひょこひょこひょこっと助走をしながら、ボールを投げるというよりは、ほとんど下に落としたような感じで投球。そのボールは、ごろごろごろ〜っとゆ〜っくりピンに近づき、がたがたがた〜とピンをなでるように倒していく。全く力の無いボールながら、ミラクルさゆみんは、どたどたどた〜っとピンを倒して、結果を見たらストライク。キャッキャキャッキャと飛び跳ねながら、新垣さんと喜びを分かち合う。概ねこんなものである。

ボクはそんな姿を勝手に想像し、ボールを持って構えているさゆみんに、「さあ道重君。ボクを萌え転がせて見せたまえ。さあ道重君!」などと、期待に胸を膨らませ、今や遅しと、さゆみんが投じるのを待っていたのだった。

豪速球を繰り出す道重さゆみんところが、そんなボクをあざ笑うかのように当のさゆみんは、全身を大きく使った投球フォームから、7ポンドの球を軽々と放り投げた。伸びのあるフォロースルーから投じられたその球は、なんとも予想を大きく覆す程の豪速球であり、ゴォーという唸りとともに1番ピンのほぼど真ん中を見事捉え、ボウリングピンをまるでゴム鞠のように弾き飛ばしたのだった。結果こそ8ピンだったものの、当たったピンのはじけ飛ぶその様子は、まさに豪速球を物語っている。さして重そうにボールを持っていない姿が、若干気がかりではあったものの、こんな光景を目の当たりにするだなんて、さゆみんの投球前には想像すらしていなかった。もう死にそうだ。

さゆみんは軟投派と勝手に決め付けていただけに、このショックはあまりにも大きい。都合のいい勝手な解釈は、時に命を奪うほどの破壊力を持っている。「わー、さゆみんってば、星野伸之みたーい!」だなんて都合よく思っていたら、実は「オリエンタル・エキスプレス郭泰源の方でしたー!」って、そんな新発見はいらないのだ!断じていらないのだよ、さゆみん!
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2007年度への久住小春氏の意気込み in バラライカ
2007年度のヲタ活動のスタートは、昨年同様中野サンプラザハロコンだったわけで、もちろん今年のハロコンの内容そのものも、吉澤さんの卒業報告以外、これと言って特に目を見張るものがあったわけでもない。年末に、娘。のミニアルバム発売があったために、前回の娘。コンで歌われなかった数曲が入っていたことが、昨年のハロコンとは若干違ったといった程度であり、昨年同様いい按配にごちゃ混ぜの中、淡々と楽曲が流れていった感じではある。毎年のことではあるけれど、どんなコンセプトでこのセットリストに至ったのか、真剣に問いただしたい気持ちではある。

当然そんな状況であれば、テンションが上がるようなことがあるはずも無く、テンションが上がったといえば、PAにて仁王立ちしながら真剣にステージを見入るつんく♂の姿を目にしたときぐらい。生つんく♂は初めて目にしたのだけど、そのつんく♂は、えらく高そうなデニムのジャケットをバッチリと着こなし、ボクの期待を裏切らないかっこいい男だったのでとても安心した。今年一年もとりあえずこの男についていこうと、そう心に誓った瞬間でもあった。

一方ハロコンの見所といえば、前述のごとくおそらく次のツアーではもう披露しないのであろう娘。のミニアルバムの数曲程度ではあったのだけど、実は久住小春ちゃん扮する月島きらりちゃんの「バラライカ」における似非コサックダンスの、見違えるほどのスキルアップ振りにもあったのだ。

バラライカ(改良前)前ツアー「踊れ!モーニングカレー」における同曲のダンスは、左右の足を前後に出し、どちらかと言うとぴょんぴょんと飛び跳ねている感じで、その姿には多分に愛くるしい要素を含んでいたわけで、さすがは小春ちゃんと思わせるには十分すぎる踊りでもあったのだけど、いかんせん重心が上下することによる不安定感は否めなかった。ところが、今回のハロコンにおけるバラライカの踊りと言えば、以前に比べ中腰となり、ベースポジションを極力下にすることで重心を下げることに成功。より一層の安定感を手に入れたと同時に、その重心を上下させぬよう腰の位置は一定のまま、腰から下だけで両足を前後させることをも実現していたのだ。な、な、な、何たる安定感なんだ小春氏ぃぃ!しかもこの間一切笑顔は無し!

バラライカ(改良前)つい1ヶ月程前まではぴょんぴょんと飛び跳ねていたはずの小春ちゃんは、この1ヶ月で信じられないほどの進化を遂げ、ボクに「小春氏ぃぃ!」と呼ばせるに至ったわけだけども、これもひとえに初の後輩となる光井愛佳さん効果によるものなのだろうか。イントロが始まり、いつもと同じような感覚でバラライカを見ようとしていたところ、この重心が低くなったことで抜群に安定感の増した、本気オーラビンビンのダンス(真顔)を目の当たりにし、ボクは殊更驚くと同時に、小春氏ぃぃの2007年にかける本気振りを大いに受け取ったのである。今年の小春氏ぃぃは何かが違う!全ての面で見違えるほどの成長を遂げるはずだ!今年の小春氏ぃぃには目が離せない!ボクの直感がそう言って聞かなかった。

とまあ、ここまでベタ褒めコメントを連発したものの、当のボクと言えば、この安定感抜群のダンスを見て、気がつけば思わず、「かわいくねぇぇ――!!この踊りは超絶的にかわいくねぇぇ―――!!」と叫んでしまっていた。安定感抜群のダンスを手に入れる代償にかわいさを失ってしまうだなんて、まったくもって本末転倒だと思う。
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2006年楽曲大賞(備忘録)
あと2週間程で2006年も終わってしまうわだけど、年末といえば恒例の楽曲大賞なんてのを今年もやっていたみたいで、ボクも第1回目、第2回目は投票して参加していたものの、その第2回目の2003年楽曲大賞が、確か「スクランブル」などというまったっくもって理解不能な結果が出てしまったわけで、その結果を知った瞬間に、「もう二度と投票はするもんか。」と心に誓い、それ以来一度も投票はしていなく、当然今年も参加はしていない。今年の結果を見ると、「SEXY BOY 〜そよ風に寄り添って〜」が2位だったらしく、心底参加しなくて良かったと思った。残念ながらこの曲は、高橋諭一さんが残した負の遺産だと思う。

ただ、この1年間を振り返りながら、自分の中で気に入った曲なんてのを備忘録として残しておくのは、時間が経過し過去を振り返るなんて時には、割かし有効な手段であるから、投票はせずとも毎年この時期には記録としてサイトには残してきたのだけど、どうも今年はそれすらやろうという気にはなれないのは、恐らくきっと娘。の曲が、今年は軒並み期待はずれだったからなんじゃないかなあとは思う。

頭の中で上位5曲を選曲しだしたら、いつまで経っても候補の中に娘。の曲が出てこなかったものだから、やっべーてな感じでえらく贔屓目に娘。の曲をポイントアップしたところ、結果的に「Ambitious! 野心的でいいじゃん」が今年の娘。ナンバーワンということになったものだから、えらくテンションが下がってしまった。この曲、踊りがかっこいいからライブで見る分には全然構わないのだけど、楽曲として5位以内に入るか!?って感じ。

「いや、まだ他にあったはず、まだ他にあったはず。」なんて感じで根気よく選んでいたところ、「踊れ!モーニングカレー」が4位くらいに入るという血迷った結果にあわや行きかけてしまったので、この時点で選曲を断念した。ちなみに、「青空がいつまでも続くような未来であれ!」に関しては、『青空の10人』だかなんだかって言う、ヲタ世論がうざくて萎えてしまったので完全に除外。

いずれにせよ、100%つんく♂チルドレンである自分としては、2006年のハロプロ音楽シーンは、えらく物寂しいものだった。

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一応2006年度の自分的楽曲大賞は「EVERYDAY YEAH!片想い」。今年の終盤に来て湯浅公一さんに対する印象が、いい意味でえらく変わった一曲であり、来年の湯浅さんに幾ばくの期待が持てるようになった希望の一曲でもある。昨年と比較して、自分的にツボの曲が全くと言っていい程なかった今年の楽曲の中で、昨年発売であったとしても、かろうじて候補に残るのは、今年ではこの曲くらい。改めて今思うと、昨年はいい曲が沢山あったんだなあ。

2006年度は残念な結果に終わってしまったけれども、「声の質が大きなポイントとなった」といった選考理由で、新メンバーとして迎え入れた光井さん効果によって、2007年度のつんく♂が、再び精彩を放つことを是非とも期待したい。
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